Festival Report フェスティバル レポート 2019

果てしなく未知数な22歳(Mizuki Shinagawa)

今年で22歳になった、品川ミズキさん。
パンフレットには「Mizuki Shinagawa」と記載されているが、「品川ミズキと呼んでほしい」と本人たっての希望だ。



東京都錦糸町にあるエアリアル教室で、エアリアルティシューに出会う。
そして、高校生の時、学校での勉強に違和感を感じ、思い切って中退。カナダにある国立のサーカス大学に入学する。
(※その大学に入学するには、全世界の入学希望者の中で上位30人に入らなければならない。超絶倍率の高い難関大学。また、ビデオ審査があり、その審査だけで入学するのは難しいが、品川さんはビデオ審査のみで見事合格!)
そこで技術や演技を磨き、一年早く卒業。卒業後は、フリーで色々な国のサーカスカンパニーと仕事をしているそう。今年は、あの「シルク・ド・ソレイユ」の公演にも参加!
アーティストとしてでなく、ワークショップの講師として来て欲しい、という依頼もあるそうだ。



エアリアルと聞くと、優雅なパフォーマンスを思い浮かべる。しかし、彼女のエアリアルはまったく違う。真っ赤な布に、黒い衣装。鋭い視線で、布と共に空中で激しく舞う。
次々と展開が進み、人生で一番長い7分間を過ごしたように思う。時間以上の満足感だ。空中での演技のため、360度全方位から楽しめる。
もっともっとこの感動とすごさを伝えたい…が……ここで終わろうと思う。この気持ちは、生で見た人しか感じられないものだからだ。
投げ銭タイムでは、笑顔の素敵な品川さんにも注目してほしい!


最後に品川ミズキさんから、メッセージをいただいた。
「日本でもっと活躍したい。あるプロジェクトに参加していて、今、日本のサーカス界に変化が起きています。2020年か2021年あたりから、日本での活動も増える予定です。こういう人がいるよってことを知ってもらいたい。」



(自分のやりたいことを貫く姿勢に感銘を受け、今後の進路を考え直そうと思った)味

***************お知らせ***************
①サラリーマン現代サーカス「CLONES」@大阪  2020年2月7日~2月11日 
 世界屈指のサーカスアクロバット×日本漫画アニメーション×テクノ
 これまでの概念を覆す、新感覚ジャパニーズサーカスが誕生!(CLONESチラシより引用)

②公式HP、facebook、Instagram、Youtubeチャンネルあり!


!!!!!要チェック!!!!!
 

2019フェスティバルレポート
2019/11/02 04:06 PM

会場の様子(11月1日)

ボランティアスタッフが、会場を回って撮った写真をご紹介します。

<チャーリー ケーパー>







<デマントイド>







<松本かなこ>



<アートパフォーマー☆ファイター☆>※作品&体験コーナー





<アノニマ テアトロ>





<アニ クーパー>





大道芸ワールドカップは残りあと2日!大会期間中にぜひその目で一流のパフォーマンスをご覧ください!

(楓)

2019フェスティバルレポート
2019/11/02 03:29 PM

世界で唯一! フット・ジャグリング/Juggler Kentaro

大道芸ワールドカップin静岡 初登場 地元、静岡県三島市出身のジャグラー。




空のワイングラスから突然赤ワインが湧き出てくる・・・
布から鳩が飛び出てくる・・・
ティポットに入れた水が午後の紅茶に入れ替わる・・・ 白い紙が、次の瞬間千円札に変わってしまう・・・

緑色のボールを器用に扱い全身でボールをコントロールする姿・・・

数々のマジック、7つのブラティックボールを使ったフット・ジャグリングが目の前で繰る広げられる度に観客から「おっーーーー」と歓声が沸きあがる。

ケンタロウは子供の頃、この静岡で行われる大道芸ワールドカップin静岡の観客であり、幼少期から大道芸に馴染みがあった。
昨年ワールドカップ部門にも出場したブラティック(ジャグラー)の影響を大きく受けたケンタロウは、彼の演技を見るうちに、足でボールをキャッチ出来るのであれば、足も使ったジャグリングも出来るのでは・・・・
と思った事がきっかけで、世界初 アート・オブ・フット・ジャグリングを始めたと言う。

国内、海外ともにジャグリング大会に出場しており、アメリカ大会4位などの受賞歴がある。
ジャグリング大会、過去最多出場、最多ファイナリスト。
その他、爬虫類や淡水魚などの知識も深く、多彩な才能の持ち主。

是非、会場に足を運び、生のフット・ジャグリングを見て欲しい。

(永)

2019フェスティバルレポート / アーティスト ニューカマーズ部門
2019/11/02 02:50 PM

ベストを尽くして/アダム & ベンジャミン

昨年シルバーに輝いたハンガリーからのデュオ、アダム&ベンジャミンが今年も帰ってきた!

昨年初のアジア進出をこの大道芸ワールドカップで果たし、この1年韓国などでもパフォーマンスを重ね、またこの静岡の地に戻ってきてくれた。日本にまた来られて嬉しいと語る。

今年もワールドカップ部門での出場となり、プレミアムステージでのパフォーマンスと、昨年同様ポイント9 二の丸でのパフォーマンスをこの4日間見せてくれる。
普段シアターやサーカスなど屋内でのパフォーマンスが多い2人だが、リスクは高いが観客との距離感が近い外でのパフォーマンスが好きだとアダムは語ってくれた。観客が180度にわたっていて、距離も近く、観客からのエナジーをたくさん感じられるという。実際11月1日のパフォーマンスでも、パフォーマンス中にふと子供に微笑みかける姿も見られた。

今年は昨年のリベンジでゴールドを?という質問には、意外な答えが返ってきた。昨年はすべてが新しく、賞を取れるとは思っていなかったが、今年は賞を取りたいという欲がより薄れたという。賞を取りたい、1位になりたい、という気持ちがストレスになってしまうので、ただ自分たちのベストを尽くすことに専念しているという。

新しい技も取り入れたというパワーアップした彼らのパフォーマンスをぜひ見てほしい。



(Nana)

2019フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2019/11/02 10:53 AM

ネクストジェネレーション系男子のおしゃべり会(パフォーマンス付き)/11月1日プレミアムナイトショー

「静岡では大道芸ワールドカップがはじまったらしい。」

とパフォーマンスを終え、部屋でくつろぐホワイトアスパラガスとリズムライス。彼らは近年の大道芸で注目されている若手有望株、言うなれば大道芸ネクストジェネレーション系男子。舞台はそんな彼らのおしゃべり会から始まります。
KIRINで乾杯をしてくつろいでいるとテレビでプレミアムナイトショウの中継をしているらしいとの話に。



では、テレビをつけてみましょう!

司会はSEOPPI。イケメン男子のシュールなギャグを交えての進行。
今日のラインアップは

Les Moldaves
チャーリー ケイパー
吉川健斗
デュオ ユニティー
ケロル

Les Moldavesのコメディーとアクロバットを交えたパフォーマンスで場が温まると、



チャーリー ケーパーのマジックで不思議な魔法の世界へ。蝶ネクタイが消える消える。観客を魅了する魅惑の魔術師。



お次に控えますは、正統派ジャグラー吉川健斗。大きなボールでの6ボール。彼はホワイトアスパラガスの後輩で、ホワイトアスパラガスも絶賛する実力派!ストリートでの演技にも期待です。



次はロマンティックな世界へ、デュオ ユニティー のシルホイールを使ったパフォーマンスはまるでアポロンとビーナスが織りなす天空のダンス。愛とは2人が織りなす物語。一つの輪を中心に2人の運命が周ります。



そして、最後は昨年のワールドカップチャンピオンKerol。ヒューマンビートボックスで会場を巻き込んで盛り上げてくれました。





プレミアムナイトショーの醍醐味は司会のアーティストが織りなすコラボレーション。

今回はネクストジェネレーション系男子のおしゃべり会(パフォーマンス付き)ということで、リズムライスとホワイトアスパラガスがプレミアムナイトショーの中継を観ている形で舞台が進行しました。ストリートでは見れないアーティストたちの掛け合いはここでしか見れません。

明日は
ダメじゃん小出とIzuma、kana∞、めりこが司会 を務めます。美女と野獣はどのような掛け合いをしてくれるのでしょうか?
プレミアムナイトショーでしか見れないスペシャルコラボレーションをぜひ見てください!
(Y.K.Kobayashi)

2019フェスティバルレポート / その他
2019/11/01 11:44 PM

静岡から被災地を応援!「復興支援カフェ by SAVE IWATE しずおか」

大道芸ワールドカップ期間中、駿府城公園ゾーンで営業している「復興支援カフェ by SAVE IWATE しずおか」。静岡市に拠点を置く「SAVE IWATE しずおか」が、東日本大震災や熊本地震の被災地から、直接品物を仕入れて販売しています。



代表の伊藤さんによれば、東日本大震災が起こった2011年、「静岡から被災地を復興支援したい」という強い思いから出店を始めたとのことです。

そんな「復興支援カフェ」では、東北や熊本のグルメが盛りだくさん!





静岡では入手困難な銘菓も購入できます。



期間中に駿府城公園ゾーンにお越しの際は、ぜひ「復興支援カフェ by SAVE IWATE しずおか」にお立ち寄りください。

※お店の場所:駿府城公園二の丸橋より入って左、インフォメーションブース向かい


(楓)

2019フェスティバルレポート / 会場の様子
2019/11/01 07:23 PM

日に日に進化する絵/松本かなこ

「4日間」かけてパフォーマンスをする人がいる?!



ということで、やってきました市民文化会3(ポイント12)~~~~~!!


そこには色彩豊かな絵&もくもくと絵を描く一人の女性。
彼女の名前は、松本かなこさん。
元々は、インテリアデザインを学びにイタリアへ行き、そこで運命の出会いを果たします。それは、マドンラーナ。(チョークで地面に絵を描く人)
イタリアで1年間過ごし、現在は日本で活動しています。
過去に数々の大会で受賞歴があり、今年の夏もイタリアの大会でメダルを獲得したそうです!
この大道芸ワールドカップには、初応募の初出場。



・・・・・・・・・。



という話も知っておいてほしい情報ですが、
それはさておき、
もっと皆さんに知っておいてほしいことが!!!


大会3日目(11/3)に、観客参加型のパフォーマンスがあります!
松本さんの絵に自分も絵が描けるチャンス。

そして・・・

大会最終日(11/4)は、なんとなんと16:00頃に描いた作品を消してしまうそうです。
絵が消えてしまう前に見に行くもよし。絵が消える瞬間に立ち会うもよし。


あなたのお好きなタイミングに市民文化会館3(ポイント12)へレッツゴー



2019フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2019/11/01 06:35 PM

おとぎの世界を楽しもう!/エンチャンティッド フラワーグローブ

「すごくかわいい!」
「とってもきれい!」

 幸運にも、花の妖精に会えた人々が言葉を漏らす。
これは、「ショー・グローブ」のメンバーであるニッキーとティムによって創られたスノードームならぬ、
動くフラワードームの幻想的な世界だ。
 このフラワードームを静岡で実現するために、二人は英国から10個のスーツケースを持ち込んだ。
すべての部品を組み立てるのに費やした時間は、なんと8時間!

 花の妖精(ニッキー)に手を振ると、彼女は微笑み、蝶が舞う。
キスと共に、すべての人に(犬にも!)魔法の時間を届けてくれる。

 「一体、どうやって動いているんだろう?」と首を傾げる人もいるかもしれない。
ティムによれば、一生懸命、ネズミたちが下に隠れて働いているらしい。もしかしたら、一匹見つけることができるかも!?

 今回が、二人にとって初めての訪日だ。今のところ、静岡の滞在を楽しんでいるという。
ぜひ、この動くフラワードームを見つけてみてほしい。きっと、自分だけの素敵なおとぎの時間に浸れるに違いない。(Snowy)
 


2019フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2019/11/01 06:05 PM

彼女のチャレンジ精神・独創性が生んだユニークなジャグリングに注目!/アニ クーパー

ドイツ出身のジャグリングアーティスト、アニ クーパーさん。
アーティストとしての来日は2回目、静岡でのパフォーマンスは今回が初めてだという彼女。

彼女のパフォーマンスは女性的でしなやかなものとなっており、そのゆったりとした雰囲気に会場全体が魅了されていた。
そのパフォーマンスの中でもとりわけ注目すべきは、両腕を縄でくくってジャグリングを行うパフォーマンスである。持ち前の足先の器用さと体の柔らかさを活かし、
うまくピンを持ち上げて体全体をめぐらせていく。特に、「そんなとこを腕が通るのか」と体の柔らかさに驚かされるばかりである。

そのような唯一無二のパフォーマンスが生まれた背景には、彼女の人間性にある。
彼女は、14歳のころにジャグリングと出会った。その出会いは、憧れの男の子がジャグリングクラブでジャグリングをしている姿を見て、
彼女自身もそのクラブに所属したというまさにドラマのようなものだったようだ。
彼女は、その後サーカス学校に入学したところ、そこではジャグリングはみんなができるということに気づいた。
そこで、ジャグリングに他のアーティストとの差異を求めるという「チャレンジ」に出たという。
そこでひらめいたのがこのパフォーマンスだ。

他に類を見ない体の柔らかさと足先の器用さに加え、他者との違いを生み出そうとするチャレンジ精神や独創性、
さらには彼女とジャグリングとの出会いが生み出した彼女ならではのパフォーマンスは、まさに奇跡的なものだといえる。

また、彼女は静岡に好印象を抱いていおり、「街は美しいし、食べ物もおいしい。」と語っていた。
T.T

2019フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2019/11/01 06:02 PM

不思議なカーチェイス!?/アノニマ テアトロ

ロイック(仏)とヤコボ(伊)のデコボコ・コンビ。そこに、紅一点、音楽担当ドリーヌ(仏)の3人組が繰り出す不思議な人形劇パフォーマンス。


どういう訳か、大きな象が急に路上を爆走。通報を受けたパトカー42号がそれを追う。そこに自転車に乗った犬も飛び出し、もうひっちゃかめっちゃか。何が何だか判らないうちに、警察の発砲許可が出て、飛行機から象に向かってバキューン!一度は倒れたものの、また暴走する象。ついには、近付いてきた大型ジェット機の尾翼に飛び乗り、遊覧飛行を楽しみながら大空に消えていく…。

ロイックとヤコボが出会ったのは11年前、パリの演劇学校でのこと。最初、ヤコボが爆走映画を撮影したいと思って製作した手作りのセットが、いつの間にか人形劇に発展。

知らず知らずに引き込まれ、大人も子供も楽しめる人形劇。コミカルな人形の動きとともに、二人の豊かな表情にも注目。

一番大変なのは、最初に登場する際に被っている象と豚のフェイスマスク。暑くて暑くて息をするのも一苦労とのこと。

今回が初来日。そしてこのパフォーマンスが初演で、静岡の皆さんの反応に興味深々。将来は人形に歌を歌わせ、更に楽しいショーにしていきたいと夢を語ってくれました!

(福)

2019フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2019/11/01 05:34 PM
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