Festival Report フェスティバル レポート 2019

不思議なカーチェイス!?/アノニマ テアトロ

ロイック(仏)とヤコボ(伊)のデコボコ・コンビ。そこに、紅一点、音楽担当ドリーヌ(仏)の3人組が繰り出す不思議な人形劇パフォーマンス。


どういう訳か、大きな象が急に路上を爆走。通報を受けたパトカー42号がそれを追う。そこに自転車に乗った犬も飛び出し、もうひっちゃかめっちゃか。何が何だか判らないうちに、警察の発砲許可が出て、飛行機から象に向かってバキューン!一度は倒れたものの、また暴走する象。ついには、近付いてきた大型ジェット機の尾翼に飛び乗り、遊覧飛行を楽しみながら大空に消えていく…。

ロイックとヤコボが出会ったのは11年前、パリの演劇学校でのこと。最初、ヤコボが爆走映画を撮影したいと思って製作した手作りのセットが、いつの間にか人形劇に発展。

知らず知らずに引き込まれ、大人も子供も楽しめる人形劇。コミカルな人形の動きとともに、二人の豊かな表情にも注目。

一番大変なのは、最初に登場する際に被っている象と豚のフェイスマスク。暑くて暑くて息をするのも一苦労とのこと。

今回が初来日。そしてこのパフォーマンスが初演で、静岡の皆さんの反応に興味深々。将来は人形に歌を歌わせ、更に楽しいショーにしていきたいと夢を語ってくれました!

(福)

2019フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2019/11/01 05:34 PM
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