Festival Report フェスティバル レポート 2019

一服の清涼剤/王子菜摘子

観客から御題をいただいて即興で作ったオムライスの歌とりんごの歌。リズムとメロディーをマシンで重ねて、開演5分前に王子菜摘子の一人合唱が始まりました。七間町通りに彼女の透き通った声が響きます。大道芸ワールドカップの喧騒の中、一服の清涼剤です。



パフォーマンスは三部構成。どの部もクラッシック、ミュージカル、歌謡曲、童謡など、誰でも聞いたことのある曲が満載で、客席からは自然に手拍子が湧き上がります。曲あてクイズの正解は、静岡市民におなじみのアノ曲。?ッ??ラララの掛け声は観客の女の子とお母さんにお願いしました。ラストは、一人で歌って、踊って、芝居する王子菜摘子の真骨頂、「一人ミュージカル」です。ハンガーに掛かったコートと彼女の愛情をパントマイム風にコミカルに、情感たっぷりに描いて見せます。 アクロバットやジャグリングでハラハラドキドキはお腹いっぱいというあなたに絶対お勧めです。





静岡は三回目という彼女。毎年応援してくれるファンが増えてきて、来るのが楽しみだそうです。最後に静岡の皆さんへのメッセージを書いてくださいました。


(Todd)

2019フェスティバルレポート / アーティスト ニューカマーズ部門
2019/11/04 03:33 PM

高度な技術で観客を魅了/吉川健斗

箱の上に乗っかっているトランクケースからひょっこりイケメンが現れた。

彼の名は吉川健斗。

プロとしてデビューして2年目となるが、所属していたサーカス学校で磨いた王道のパフォーマンスと演出で観客を魅了していく。

特に圧巻だったのは、7つの大きなボールでのジャグリングと、6mのポールを額に乗っけて、その先に取り付けている小さいアルミ缶にボールを投げ入れるという技。



見事に演技を成功させ、観客を沸かしていた。

機会があれば彼のイケメンぷりと圧巻の技を見ていただきたい。

(うるし、Todd)

2019フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2019/11/04 03:00 PM

真っ白に込められた可能性(BLANKO)

この真っ白なBLANKOが誕生したのは2013年のこと。オランダで行われているリビングスタチューのフェスティバルでは毎年新しいキャラクターを出さなければならない。2010年にCandy Manで優勝したJohnは未完成のキャラクターでいこうと考えた。BLANKOは観客が完成させるキャラクター、なので、もし誰も何もしなければ何も起こらない。そして観客みんなで自分自身のオリジナルスタチューを作り上げていく。

怖かったことはないというが、クリエイティブでいることと失礼なことの線引きができない人がいるという。JohnはBLANKOのキャラクターを崩したくないので、そのような時は周りのスタッフに手伝ってもらう。アクシデントなどで目などに入ってしまうこともあるようだが、そのようなときにすぐに謝ってもらったり、目を拭いてくれたり、というような優しさにふれることもあるので、彼から観客が描ける場所などの指定は出さないそうだ。Johnは観客全員に自分のできることの可能性をBLANKOを通して見つけていってほしいと語った。

静岡の観客はとても安心できるし、とても感謝しているとのこと。大会関係者だけではなく、市や市民からの歓迎を受けたのもとてもうれしかったようだ。もしあなたが彼に伝えたいメッセージがあれば、ぜひ筆を手に取り、自分の思うままに描いてみてほしい。






(Nana)

2019フェスティバルレポート
2019/11/04 02:58 PM

20年ぶりの静岡!(Andreas Wessels)

20年前この大道芸ワールドカップに出場したAndreas Wesselsが帰ってきた!
25年アーティストとしてジャグリングをはじめ、色々なパフォーマンスを世界中で行っている彼は、20年ぶりにこの大道芸ワールドカップへの出場が決まった。いつか帰ってきたいと思っていたが、他の公演などと重なり機会が得られらなかったが、色々なハプニングを経て、静岡の地に戻ってきた。

彼の長身ではジャグリングのボールが小さく見えてしまうため、バレーボールやサッカーボールのような大きめなサイズのボールを使っているそうだ。特にサッカーボールは幼い頃から親しみがあるため好きだという。ピンポン玉でのパフォーマンスはとてもユニークで、「エンターテイメント性もあり、誰もが楽しめる音楽、そして面白いから」と彼は教えてくれた。

静岡の観客は楽しみに観に来てくれるので、道端にシアターができるよう。20年前から変わったことを見るのが楽しみだったが、静岡の観客にはこのままいてほしいし、新たなアーティストたちを今のように温かく迎えてほしいとのこと。

かっこよさあり、面白さありのAndreas Wesselsのパフォーマンスをぜひ一度見に行ってほしい。






(Nana)

2019フェスティバルレポート
2019/11/04 02:19 PM

一生に一度のステージ(Quatuor Stomp)

カナダ出身のWilliam、フランス出身のAntoine、アメリカ出身のArne、そして世界(?)出身のVladはケベックのサーカススクールで出会い、このQuatuor Stompができた。
Antoineはトランポリンや体操、Arneはジャグラーなど、個々得意分野が違う。だからこそ、このサイコロから繰り出される多種多様なパフォーマンスができる。
観客にもサイコロを振ってもらい、アクロバットやルービックキューブなどパフォーマンスを決めていく。サイコロだけではなく、実際にパフォーマンスに観客が参加することもある。「火」のヘルプをした方は、熱さよりも緊張が、緊張よりも楽しさが勝っていた、と教えてくれた。

日本でのパフォーマンスは初めてのこの4人、でもこれが最後ではないという。日本に来れたことをとても感謝しているし、日本の観客の温かい歓迎、彼らのパフォーマンスに聞き入ってくれている姿が印象的だとWilliamは語ってくれた。

このようにサイコロを使っている理由は同じショーを毎回やりたくないから、そして、一回のショーには入れきれないパフォーマンスをできるから、だそう。過去には4回連続同じ目が出てしまったこともあるそうだ。そのような場面用のスペシャルサプライズもあるそうなので、この毎回変わる一生に一度のステージをぜひ楽しんでほしい。





(Nana)

2019フェスティバルレポート
2019/11/04 02:16 PM

より高く(Duo par Deux)

ディアボロをテンポよく操りながら、笑いを誘うパフォーマンスをするDuo par Deuxの2人が出会ったのは、Victorが出ていたフランスのサーカススクールでのショー。もともとディアボロアーティストとして活動していたAlexisがクラウンとして活動していたVictorと彼の性格をとても気に入って、4年前から活動を始めた。もともと違うタイプのアーティストの2人は常にお互いから学びながら活動している。



Alexisは5年前にソロアーティストとして、この大道芸ワールドカップに参加している。Victorは日本に来るのは初めて。日本のアニメなどの文化が好きなので、日本でパフォーマンスができることをとても嬉しく、そして光栄に思っていると言う。

彼らにとって、ストリートパフォーマンスは観客にも会え、場所により色々違うものだという。例えば、他の国では技に歓声があがることが多いことに対し、今回の日本では踊りや動きに拍手が多いことに気づいた2人は、1公演目を終えた後、ショーの内容を変えたそうだ。

見どころはどこ?という質問には、「ここというパートではなく、全体のショーとして全てを楽しんでほしい。」とのこと。常に学び、進化し続ける2人のパフォーマンスをぜひ楽しんでほしい。





(Nana)

2019フェスティバルレポート
2019/11/04 02:12 PM

11/4 最終日

大道芸ワールドカップ4日目。

最終日の本日も晴天。
会場はたくさんの方でにぎわっています。


ワールド部門
マノマノ シルコ





WALKING STREET

動くマネキン「E.M.F」




一人でバンド?! 「油井ジョージ ワンマンバンド」






オン部門

スポーツスタッキング世界大会優勝の実力者
SEOPPI





赤の衣装が印象的な
紙麻呂





ステージでは、
世界チャンピオン3人組、SPIN stAr






大道芸ワールドカップボランティアの皆さんもがんばっています。

FM中継中




インフォメーション



プレミアムステージのストア




投げ銭両替所




クラウンの皆さんの笑顔は癒されますね




2019フェスティバルレポート / 会場の様子
2019/11/04 12:53 PM

富士と紅葉の色模様

アートパフォーマー☆ファイター☆のポイントでは
スプレーアートの体験もできます。



初日から、皆さんに紅葉を描いてもらっています。


11/3の午後の様子です。





紅葉がいっぱいになったので








本日は海の生き物に変更です。




本日、終了時までに、色とりどりの紅葉を描いてください。



15時過ぎ。
ほぼ完成です。



2019フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2019/11/04 10:54 AM

11/3のチョークアート

毎日コツコツと描かれる
「松本かなこ」のチョークアート

11/3の午後にはここまで進んでいます。







子供たちもチョークアートに挑戦中






11/4の15時。ほぼ完成?!に近いチョークアートです。



2019フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2019/11/04 10:47 AM

ナイトパフォーマンス11月3日/桔梗ブラザーズ・シルブプレ・カナッピー=kana∞+SEOPPI

大道芸ワールドカップのパンフレットにはパフォーマンスのスケジュールが載っていますが、当日まで誰がパフォーマンスするかお楽しみのプログラムがあります。
それは、ナイトパフォーマンス。当日まで発表をもったいぶるだけあって、その内容もスペシャルです。今回は、広報スタッフが市民文化会館1のポイントに張り付いて取材をしてきました。

今回、登場するのは次の4組。

桔梗ブラザーズ
シルブプレ
kana∞
SEOPPI

それぞれどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか?

日が落ちてからのジャグリングは一味違った味わいがあります。明るい中ではできない照明を使ったパフォーマンスが映えるんです。その闇と光を効果的に使ったのが桔梗ブラザーズ。



超実力派ジャグラーがこの場所、この時間でしか見せない大道芸ワールドカップ2019で一度きりのパフォーマンスを行いました。その名もルミナスJ。昨年のプレミアムナイトショーで一度だけ見せたあのパフォーマンスです。静岡のお客さんなら覚えている方もいらっしゃる事かと思います。光×音楽×ジャグリングを合わせた幻想的なショー。それを静岡の地で再び見ることができました。今日、この場にいた方は本当にラッキーです。このパフォーマンスで使うクラブは普段彼らが使っているものの2倍の重さがあるそうです。な・の・に、10本のクラブを華麗に操る姿は圧巻の一言。



桔梗ブラザーズの技で盛り上がった後はシットリと。お次に控えますは、昭和の香り漂うおしどり夫婦風のコメディーマイム。桔梗ブラザーズの動に対して静。安定の芸で観客の心を鷲掴みします。



そして、この会場のトリを飾るのは kana∞とSEOPPIのコラボレーション。その名もカナッピー。宇宙初公開のスペシャルプログラムです。



今回、この夜のためにお揃いの和柄の衣装を新調したというからその気合の入れ方は折り紙つき。こんな、スペシャルコラボレーションがあるから、ナイトパフォーマンスの内容を当日まで秘密にし、温めるんです。

追記11/4 カナッピーのコラボは今回限りで次回のカナッピーの予定はまだ決まっていないそうです。今回みた方は本当にラッキーでしたね!



そして、やはり炎の灯りで見ると大道芸が誇る美男・美女。映えますね。



さて、こんなスペシャルサプライズがあるナイトパフォーマンス。実は明日もあるんです。その内容は。。。まだ秘密。大道芸最終日のお楽しみです。ナイトパフォーマンスのスケジュールは明日、ホームページで公開しますので、楽しみに待っていてください。ワールドカップチャンピオンが誰になるかも気になるところですが、静岡のみなさん、ナイトパフォーマンス、ここに注目してこその通ですよ!

(Y.K.Kobayashi)

2019フェスティバルレポート / その他
2019/11/03 11:36 PM
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