Festival Report フェスティバル レポート 2017
「0」そのままの私/KANA∞
「ただいま!」って言うと
「おかえり!」と返事をする観客にとびっきりの笑顔で答える。
そんな言葉が似合うのは、
静岡でずっと彼女を見守り続ける人が多いからなのだろう。
写真やサインを求める人たちは、男性よりも意外に女性が多い。
飾らない素直な言葉と、
一人ひとりへの対応の丁寧なところや彼女の演技の細部に
ほのかな色っぽさを感じる女性ファンが多いのではないかと思う。
コスチュームも曲に合わせて変わるが、
全部自分で作るかリメイクしているそうだ。
ハットでのジャグリングはキャバレーのイメージ、
シンプルなレオタード姿、お花のドレスと
ファッションショーと思えるほど素敵な衣装にもほれぼれする。
大道芸人になりたいと思ったのは小学生の時。
中学卒業の時に大道芸の道に進もうと思っていたときに
父親からこんなのがあるよ!と渡されたチラシが、
大道芸ワールドカップだった。
昨年、スイスのフェスティバルのコンテストで優勝したのが
ちょうど15周年。
節目、節目に彼女にはチャンスが巡って来る。
運も彼女に味方しているようだ。
そして、新しい試みとして、
あえてフラフープやハットなど道具を使わないで
1分間ほど踊るシーンに挑戦している。
道具もなく自分だけ。
そのままの自分、
「0」の私を見せたい。
それを見てもらえると嬉しい…と。
静岡は特別な場所と言ってくれるKAMA∞。
いつでもみんなが「おかえり!」て迎えるよ。
2017/11/03 04:04 PM
子どもにも大人にも大人気!可愛く楽しいクロワッサンサーカス
クロワッサンサーカスは、世界を股にかける13人のサーカスアーティスト集団です。
軽快な生演奏に、アーティストたちが繰り広げる可愛く迫力満点のショーを見せてくれます。
始まる前から、テントの中はたくさんの人がひきめし合い、
始まれば立ち見の方までいて大盛況。
軽快な生演奏が始まり、お客さんの手拍子が鳴り響く中、カラフルな衣装に包まれたクロワッサンサーカスの登場です。
椅子倒立から始まり、ポールダンス、綱渡り、空中ブランコ、高足、玉乗りなど、終始目が離せません。
可愛くアクロバティックなポールダンス
時に一人で、時に二人で歩く綱渡り
大きく弧を描いて揺れる空中ブランコなど
ショーが進むほどに
皆、固唾を呑んで見守ります。
20分の間に、こんなにも見所満載なパフォーマンスに驚きながらも
息のあった生演奏とともに
どんどんクロワッサンサーカスの世界へと引き込まれていきます。
演奏者やアーティストの表情一つ一つにも注目です。
パフォーマンスや生演奏ももちろんですが
20年前にミシンで作ったというテントや
照明から衣装、デザインにいたるまで、その全てがアートであり、
自分達の世界観を創り上げることを大切にしているそうです。
一人ではなく、皆でやることによって
よりクオリティを高く
より楽しいものをお客さんにプレゼントしたい。
もっともっと楽しくしていきたい。
と、言っていたサーカス団長の言葉がとても印象的でした。
昼と夜では、まったく違う姿を見せるクロワッサンサーカス。
ショー終了後の写真撮影も大人気です。
あなたも、可愛く楽しい!
クロワッサンサーカスの世界へようこそ。(舞子)
今後の予定
11月4日(土)
8 沈床園2 12:30 15:00 17:30
11月5日(日)
8 沈床園2 11:30 13:30 15:30
※ナイトパフォーマンスの予定は、当日のデイリーニュースペーパーをご覧ください。
☆ソロ公演情報☆
CROISSANT CIRCUS SHOW
平成29年12月10日(日)開場14:30 開演15:00
駒ヶ根市文化会館大ホール(長野県)
主催・お問い合わせ
伊南子ども劇場 0265-83-4130
前売り券 3000円 ペア券 5000円
2017/11/03 01:40 PM
異次元ダンスで観客を魅了!/ZANGE
ZANGEは、アニメーションダンスをメインにコンタクトジャグリングを融合させ、迫力のある演技を観客に届けるアーティストです。
午前中にもかかわらず会場は30分以上前から多くの人でにぎわっていました。
パフォーマンスが始まると、軟体技と組み合わせながら水晶玉を操ったり白いエイトリングを用いて不思議な世界に観客を引き込んでいました。
アーティストが大技を披露するたびに観客たちは大きな拍手や歓声が飛び交っていました。
この技術を身につけるのもさまざまな苦労があってのもので、練習はたくさん行っているそうですが、
そのなかでもストレッチは毎日欠かさずしているそうです。
テレビに出ているアーティストに憧れ小学校からダンス教室に通っていたZANGE。
パフォーマンスのやりがいは観客が笑ってくれることだそうです。
ZANGEは接しやすい明るい人でした。
静岡のお客さんはとても温かい方が多く、盛り上がってくださるので楽しくパフォーマンスが出来るとおっしゃっていました。
本日11月3日がお誕生日だそうなので、残りの2日間もお祝いコメントをお待ちしていますとのことでした。
みなさんもZANGEの演技を見てお祝いしましょう!
細かい動きが多いので、前の方で見るのをおすすめします!
彼の繰り出すスゴ技の数々をぜひ、ご覧ください!
(kamome /大道芸太郎/ちるちる)
2017/11/03 01:38 PM
ディアボロ 台湾からの超新星/チーハン・チャオ
わ!わ!わ!演技が始まった瞬間、観客はチーハン・チャオの華麗な動きに目を奪われた。
チャオが操るのはディアボロと呼ばれる独楽の一種で、空中に浮かべたディアボロを紐で操る曲芸。しかしチャオのスタイルは他のアーティストと似るところがなく、あくまでcoolかつstylish。豪快なダンストラックに合わせて竜巻のように身をよじり、振り回したワイヤーで空中のディアボロを次々と捕まえていく。
両手に持った二つのワイヤーがそれぞれディアボロを捉えると、観客席からは一斉にどよめきの声があがった。
…
チーハン・チャオは台湾出身の25歳。といっても、小学校の部活動としてディアボロを始めてから、すでに18年ものキャリアを重ねている。
チャオは暮らしの中のあらゆる物事からディアボロ新技の着想を得て、その習得に打ち込んできたという。チャオの高度な技は、どれもが不断の練習を重ねてやっと習得できるもの。時には挫折して諦めたいと思うことがあっても、ディアボロを仕事にしたいという一念で困難を乗り越えてきた。
ソロでの日本のパフォーマンスは今回が初めてで、特に今回は静岡のワールドカップのために新しい技を準備してきたという。静岡で初披露となる新技で、チャオのディアボロはどんな動きを見せるだろう?あなたのその目でぜひ確かめてほしい。
Written by Kamome
2017/11/03 09:03 AM
韓国からやってきた不思議なクラウン。その名は「クロキキィブラザーズ」。
日時は11月2日、場所は駿府城公園エリアにある、どき!どき!ランドSBS。ステージ上には何やらキャンパスが...。
絵を描くパフォーマンスを魅せてくれるのでしょうか?
すると突然、陽気な音楽に乗り、踊りだしたではありませんか!次はなんと、
キャンバスを立てるのに用いる台を....!?そして次にはバルーンを....。
おっと、これ以上は言えませんね。ガイドブックには『誰にも言わないでください。』とありますから!
ここで書いてしまうとネタバレになってしまいますので、それはクラウン、
「クロキキィブラザーズ」のステージを訪れてからのお楽しみ!
ここでクロキキィブラザーズの紹介をします!
クロキキィブラザーズの2人は、元々は別々に活動をしていました。活動している中で偶然会いました。
結成して活動していたある時...、なんと大道芸ワールドカップin静岡のプロデューサー、古賀 雅章プロデューサーとお会いし、
スカウトを受け、出場を決意されたのです!なんとも凄い出会いですね!!お会いしていなければ、
今大会に出場をしていなかったかもしれません。
クロキキィブラザーズのパフォーマンスは、スペイン、台湾、オーストラリアなどで行われており、
来年はニュージーランドでの公演を予定されているなど、世界での活躍を広げています。
目標は、「来年のこの大会で、ワールドカップ部門最後のステージに上がりたい。」と答えてくれました。来年がとても楽しみなアーティストですね!!
最後に、『公演を楽しんでくれて、本当に嬉しい。招待してくれてありがとうございます。』とメッセージを頂きました。
今後の活躍から目が離せないアーティスト、クロキキィブラザーズ。2人のパフォーマンスを皆さんの目で確かめてください!!
《今後のスケジュール》
11月3日 (金・祝) ①12:30~ ②14:30~ ③16:30~ 会場;アピタ静岡店
11月4日 (土) ①11:00~ ②13:30~ ③16:00~ 会場;札の辻
11月5日 (日) ①10:45~ ②12:45~ ③14:45~ 会場;二の丸
(Naoki Sugiyama)
2017/11/02 07:31 PM
国技「マラカンブ」を見応えあるエンターテインメントに変えた、インドの神秘
皆さんは、インドの国技である「マラカンブ」をご存知でしょうか?マラカンブとは、元々はインドの武術の基礎トレーニングから始まり、
戦士の体作りのエクササイズとして行われていました。「マラ」とは戦士で、「カンブ」とは柱を意味します。
そんな伝統競技でエンターテインメントに変えたのは、マラカンブ発祥の地であるインドからやってきた3人組、
「インクレディブル マラカンブ (英記)Incredible Mallakhamb」です。彼等は5~7歳の頃からパフォーマンスの勉強をしており、
自らのパフォーマンスを国際イベントなどで披露して回っています。実際にインドでは、日本では小学生にあたる年代からパフォーマンスの勉強をしているようです。
パフォーマンスが行われたのは11月2日の木曜日。場所はメイン広場3。この日の天気は晴れており、行うには絶好の機会とも言えたでしょう。
そんな天気の中で行われた彼らのパフォーマンスは圧巻でした!ポールに登るときにみせる身軽さ。
重力に負けない体から繰り出される様々なポーズ。そして、パフォーマンスから感じさせられるのは、インドの神秘を思わせる文化でしょう。
なんだかインドの文化に興味がわいてきました!皆さんも感じませんか?
パフォーマンスの始まりに、観客の皆さんにも体験させてもらいました。彼らが「できる人はいませんか?」と観客の皆さんに尋ねてみたところ、
なんと!元気な子供達が元気良く手を上げていました!子供達も彼らのパフォーマンスに大変興味を持ったでしょう。裸足になり、ポールに登りました。
ところが簡単には登ることが出来ませんでした。大人でも難しいでしょう。パフォーマンスが本格的に始まる前から、
インクレディブル マラカンブが難しいテクニックを持っていると感じられます。
パフォーマンスの後のインタビューで、『自分たちのパフォーマンスをもっと広げたい。静岡だけでなく、世界中に。』と答えてくれました。
プレミアムステージのワールドカップ部門でも披露されるインクレディブル マラカンブのパフォーマンスと、今後の活躍にに乞うご期待!!
《今後のスケジュール》
11月3日 (金・祝) ①11:45~ ②13:45~ ③15:45~ 会場;常磐公園
11月4日 (土) ①11:00~ ②18:00~ 会場;富士見芝生広場
*15:00からプレミアムステージにて、ワールドカップ部門に出場。
11月5日 (日) ①11:45~ ②13:45~ ③15:45~ 会場;札の辻
(Naoki Sugiyama)
2017/11/02 07:22 PM
いつかはあなたもアーティスト/体験コーナー
駿府城公園の芝生広場では、今年もジャグリング体験コーナーが出展しています。
ブースではお手玉、サイコロ、皿回し、デビルスティックといった道具が
無料で誰でも体験できるようになっていて、
今日のお昼に立ち寄ると、キッズが大挙して遊んでいました。
一番人気は皿回しです。
この皿回し、見た目に反して意外と簡単で、
小学生でもすぐにまわせるようになったりします。
きっと、あなたにもできるはず。
体験コーナーの隣ではジャグリンググッズの販売店も併設されていて、
会場ならではのお値打ち品、掘り出し品も販売されています。
駿府城公園の南側入り口と、アクセスも非常によい場所にあるので、
会場移動のついでにでも立ち寄って、ぜひジャグリンググッズを
さわってみてください。
(don)
2017/11/02 06:01 PM
空に描く物語/Duo eMotion
PierreとMorganeからなる男女二人組のユニットDuo eMotion。
巨人像のように筋肉質なpierreと妖精のように華奢なMorgane。
今回はブランコを利用したパフォーマンスを披露してくれた。
ひとたび演技が始まると、小さなブランコに身をまかせ、
木の葉のように優雅にひらひらと舞台を舞い上がっていく。
ブランコを利用して舞台上の三次元空間を余すところなく使いきり、
鍛え上げられた体躯を通して伝える表現はまさに舞台芸術!
命綱もなく空中でただただ自然になめらかに絡み合う二人を見ていると、
二人のまわりにはまるで重力が存在しないよう錯覚してしまいそう。
開幕からひと時も途切れない流れるような演技で、
その舞台はまさに一瞬のようだった。
世界最大のサーカス学校で学んだという二人。
二人が描く物語を、ぜひ会場で体験してほしい。
(don)
2017/11/02 05:36 PM
DemaNToid(デマントイド)はダイヤモンドみたいなという意味!/デマントイド
たまたま会場で会った大道芸に詳しい知り合いに「どこかお勧めのアーティストいますか?」と聞いて教えてもらったのがこちらのアーティスト。
時間前から「サービスとしてウォーミングアップがてら小技をお見せします。この技は日本で僕しかできません」と積み重ねたローラーの上に柱を置いて倒立する超絶パフォーマンスを見せてくれました。
それを成り立たせているのが体脂肪率3%ながらしなやかに曲がる、剛性と弾性を極限まで追究したTakuの肉体です。
パートナーのNarumiも小柄ながら信じられないような力強さで見事にバランスを取ります。
これだけでも十分すごいのですが、そんな二人が送る究極の技、バランシング・オブ・デスは、最初に試したときに思わず「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ……!」と連呼したという実話に由来する、緊張感極まるパフォーマンスです。
……一応写真載せますが!
写真だけでは伝わらない!生で、できるだけ近くで見てほしいと思います。
この器械は専用に作ってもらったもので、「死ぬからやめておけ」という反対を押し切ったそうです。
ただ高いというだけではなく、継ぎ目の数だけ微妙な揺らぎが生まれ、それが毎回少しずつ違うので調整しながら一段ずつ登っていく姿はとても正視していられません。
Narumiも本気で心配してます。私も長いこと大道芸を見ていますが、ここまではらはらするのは稀なことです。めっちゃ怖い。
ぜひ見に行ってほしいです!!(ながぽん)
2017/11/02 05:35 PM
期待を越える新世代アーティスト Performer SYO!
晴天に恵まれた大道芸日和の初日、Performer SYO!によるパフォーマンスショーが始まる。
自分も大道芸を見て感動して練習を始めたというのは8歳の頃、そして静岡の地に降り立ってパフォーマンスを始めたのはなんと14歳の頃だという。2015年にはバンコクで行われた大道芸の世界大会でチャンピオンにも輝いている。
支えのないポールを使ったポールショー、電動チェーンソーを使用したジャグリングなどは日本では彼のパフォーマンスによってしか見ることができないので必見だ。
『より多くの観客に、より多くの感動を届けたい』
このような彼の想いから、日本人では誰もやっていない技や時には命懸けにもなるパフォーマンスが生まれるのだろう。
また、彼の魅力はパフォーマンスだけではなく巧みな話術にもある。ジョークも交え、その場所その時に会った観客をイジりながらSYO!を作っていく。その為、二回として同じSYO!を見ることは出来ない。毎回観客と一緒に作っていくオリジナルなSYO!なのである。意外にも小さい頃は、人見知りだったと彼は言う。きっと、パフォーマンスを通して色々な人と出会い心を通い合わせることのできる魔法の力まで身についたのであろう。
この静岡で大道芸ワールドカップのあとには韓国、バンコクなどでのパフォーマンスも控えており、まさに世界を駆け巡るPerformer SYO!、
日々チャレンジャーであり、危険を顧みない彼のパフォーマンスに今後も期待するとともにこの機会に是非皆様にもご覧いただきたい。
【静岡大道芸ワールドカップのPerformer SYO!の予定】
11月2日(木) 12:30~、15:30~、18:30~トコチャン広場(駿府城公園)
11月3日(金) 14:15~、16:15~ 旧クリエーター支援センター
11月4日(土) 12:00~、14:30~、16:30~ 青葉通り
11月5日(日) 11:15~、13:15~、15:15~ 二の丸(駿府城公園)
(yuri)
2017/11/02 05:20 PM