Festival Report フェスティバル レポート 2017

ハートフルジャグラー/わっしょいゆ~た


「大道芸は好きだけれども、人ごみや喧騒が苦手。」という人はいるかもしれない。
そんな人にお勧めしたいのが、伊勢丹東側のポイントだ。

そこに現れたのが、縦縞スーツにハット姿のわっしょいゆ~たである。
お客さんに一礼をすると、ゆったりとした雰囲気の中でパフォーマンスは始まった。

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最初はパントマイム。ロボットの動きでお客さんの視線を徐々に引き付けていく。
続いてジャグリング。スティックやボールや色とりどりのクラブがを次々と空中で回りだす。

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この時になると、道行人も足をとめ、彼のパフォーマンスに吸い寄せられて行く。
勢いがついてくると今度は高さ1.5メートル程の一輪車にまたがり、ハットを肩の上で転がしていく。
さらにヒートアップしてくると、今度はナイフとりんごを同時に回しながらりんごをかじるという妙芸が飛び出した。
彼の周りには多くの人が集まり、パフォーマンスが終了するころになると、スタッフは通路を確保するのに必死だった。

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「静岡は地元なので、特別な思いを込めてパフォーマンスしているんです。」
終演後のインタビューで彼はそう語ってくれた。
演技を終えてからインタビュー直前までの間、彼は息つく間もなくファンのサインや写真に丁寧に応えていた。
特に、年配の女性からの投げ銭を満面の笑みで受け取っていた姿は印象的である。

これだけ見る人に愛されている彼の魅力は、演技の実力だけなく、お客さんや地元に対する誠実な心なのかもしれない。


現在は沼津市や三島市での活動がが増えてきているようなので、もしかしたらこの大会の外でも出会えるかもしれない。
(おはつ、うるし)

2017フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2017/11/05 03:26 PM

世界チャンピオンの実力!!!

今年で大道芸ワールドカップは5回目となるセオッピさんは、
なんとスポーツスタッキングの世界チャンピオン!



中学生のときに同級生と共にジャグリング、スタッキングを始めました。
ちなみにその同級生の友人というのは今大会にも出場している
桔梗ブラザーズのお兄さんです。

スタッキングを始めたのは、道具が売っていた店に偶然それがあったからだそうです。
運命的ですね!

パフォーマンスではスタッキングだけでなくけん玉、ジャグリングなど
様々な技を見ることが出来ます。
しかもすべての技が完璧!
後半に進んでいくにしたがってどんどん技が難しくなっていき、観客もどきどき。



今後はもっと知名度を広げて多くのお客さんに生でパフォーマンスを見てもらうことで
さらにスポーツスタッキングを広めていくことが目標なんだそうです。
目を見張る華麗なパフォーマンスを、ぜひ目の前でご覧ください!

ツイッター ⇒ @performerseoppi

2017フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2017/11/05 02:39 PM

6度目の正直!!/ジョー次

ジョー次は14年前の大道芸ワールドカップで、ナランハの体験ブースでディアボロに出会い、仲間と一緒に活動してきた。
時間が経って、一度は就職したりして、チームがばらばらになってそれぞれ個人で活動するなか、
自らも退職しパフォーマンスの道で生きていくことを決意。



「難しいけど、その難しさが一般的に伝わりにくい技もあり、それらを敬遠するディアボロプレーヤーが少なくない中、
自分のステージはそれらを積極的に取り入れていくので自分のパフォーマンスの特徴。
目標はオン部門。世界大会への出場も目指したい。」と力強く語ってくれた。



さらに「6年間応募し続けてようやく今回初めてこのワールドカップの舞台に立つことができてすごくうれしい。
これまでは見る側で、本当に自分がこの場に立てるとは思ってなかった。ディアボロのプレーヤーが多すぎて
一度は諦めたこともあったけど、ようやく結果が出てきた。」ここまでの努力が実を結び始めており、
話を聞いているだけで今後の更なる活躍が楽しみになってくる。


(わほーい)


twitter: @performerjoji
ブログ ジョー次の崖っぷち人生
Facebook https://ja-jp.facebook.com/jojimusclejug

2017フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2017/11/05 02:32 PM

未来のスター発掘/しまる会(天下一芸)

県内のアマチュアアーティストのために開催されるコンテスト形式の舞台!
午前中に予選を行い、午後に決勝戦、優勝者は3回目の公演でソロパフォーマンスができる。

そんなシステムの天下一芸コンテスト!
5日(日)の決勝は 「かみゅ」vs「J-PAS」のバトル!

先攻の「かみゅ」は女性アーティストでローラーボーラーというバランス芸を披露!
後攻の「J-PAS」は8歳から16歳の子供たち10人組によるジャグリングショー!

どちらも素晴らしいショーを見せてくれたが、結果は「J-PAS」の勝利!
ちなみに、MCや音響は前日と前々日の優勝者が行っていた。

ショーの合間にはジャグリング体験も行っているそう。
ジャグリングに興味がある方は、来年も是非!

(Andy / ちるちる)

2017フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2017/11/05 02:06 PM

Kisserの不思議なカード/Kisser(キッサー)

フリンジ部門ではパフォーマンスの枠にとらわれずいろんなアーティストが出場しています。
大道芸というとジャグリングやコメディー、アクロバットといったイメージが強いと思いますが、
今回はクローズアップマジックのマジシャンも登場!
クローズアップマジックとはお客さんの目の前で行うマジックのこと。



Kisser(キッサー)のパフォーマンスはトランプを使ったマジックで、
お客さんとの距離がどこよりも近いんです。
クローズアップマジックというと普通は室内で行うイメージが強いのに、
なんで大道芸に参戦したのですか?と聞くと。

「大道芸への参加は、2年前にタイで参加したのが始めてです。やらない?と声をかけられたのでご縁だと思って参加しました。海外ではマジックをする人をマジシャンとは言わずにアーティストといって意識がぜんぜん違うんです。日本だとまだまだマジックは趣味という感じですが、目が肥えた静岡のお客さんに新しいスタイルのパフォーマンスをみてもらってマジックの地位をもっと上げたいですねー。」

と言うKisser。マジックをはじめたのは15歳のときで、ふじいあきら さんにあこがれてクローズアップマジックをはじめられたそうです。



Kisserがカードを扱うと魔法のようにカードが消えたとおもったら意外なところから出てくるんです。ほんとに不思議でお客さんも「えー?!」「なんでー?!」の連続。ほんとに不思議なんです。Kisserの不思議なカードみにきてくださいねー。



みなさん来てくれてありがとうございました。来年も楽しみましょう!!Kisser

written by Y.K.Kobayashi

2017フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2017/11/05 01:24 PM

スプレーアートの魔術師/アートパフォーマー☆ファイター☆

今年もスプレーアートの名手・アートパフォーマー☆ファイター☆が静岡にやってきた。

ストリートの一角に立てたイーゼルには1枚の画用紙。彼はそこにカラースプレーを重ねていく。そして雑誌の切れ端やガムテープの芯などの、ごく身近な廃材やヘラを使って絵に変化をつけていく。



一見無造作に見える動作の繰り返しだが、そこからみるみるうちに惑星などの絵が浮かび上がり、5分程度で美しく幻想的な風景画が完成する。その様子を目にした通行人が次々と立ち止まり、彼のスプレーアートに目を奪われる人がどんどん増えていくのもうなずける。



通常、スプレーアートというと、大きな壁一面のダイナミックなスプレー画を思い浮かべる方も多いだろう。しかし彼の作品は実に繊細なタッチで描かれており、それらのスプレー画とは一線を画している。制作過程を知らない人が見れば、それがスプレーだけで描かれているとはわからないかもしれない。

その手に神が宿ったかのような、人間離れした業を繰り出す彼は、まさに「スプレーアートの魔術師」。そんな彼のライブアートは観る人を魅了すること間違いない。

今年の大道芸ワールドカップも残すところあと1日。アートパフォーマー☆ファイター☆のスプレーアートをまだ見ていない方は、ぜひ新静岡セノバそばにある「ペガサート(35ポイント)」に行こう!

また、今年のプレミアムステージの会場となっている静岡市民文化会館前(13ポイント)には、彼の描いた大きな翼が飾られている。その前で撮ったポートレートは大変インスタ映えすると評判なので、興味がある方はそちらにもぜひ足を運んでいただきたい。




Written by 富士山なすび

2017フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2017/11/05 07:00 AM

来年は”イケメン枠”でオン部門に!?/ Hiroki

世界各国から来るイケメンアーティストを観るのが楽しみ、という女性の大道芸ファンは少なくないかと思います。
その中でイケメン枠・地元代表とも呼ぶべき存在がHiroki。ディアボロの全国大会を連覇した経験を持つ実力派。
長身で華奢な彼が巧みにディアボロを操る姿は、遠くからでもよく映えます。
「大会期間中以外にパフォーマンスをするのと比べると10倍、20倍のお客さんが来てくれている。」ということで、
「普段だったら絶対やらないようなコンディション(強風)」の中、その技を見せてくれました。



巧みなのはディアボロの技術だけでなく、普段ストリートなどで培った話術でも楽しませてくれます。
今年の大道芸ワールドカップは彼を含め8組と、ディアボロのアーティストが多いですが、
その中でもトークで楽しませること、見た目に印象に残るパフォーマンスと技の難易度を両立することを
意識しており、彼のステージの特長とも言える部分です。
自作したバケツを2つ買って作ったという巨大ディアボロは、紛れもなく彼独自のもの。



オン部門のような、スタッフにお膳立てしてもらうステージではなく、
フリンジ部門のようにステージも自主運営で、より大道芸らしいステージのほうが好みということで、
これまでオン部門には応募してこなかったHirokiですが、来年以降はステップアップの意味も込めて
オン部門への応募も検討しているようです。オン部門ではパフォーマンス後にスタッフの会場整理のもと
サインや写真撮影に応じてもらえるのが通例ですが、きっとそこには長蛇の列ができるはずです。





(わほーい)

2017フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2017/11/04 06:59 PM

連続テーブルクロス引きは必見!/エキセントリック吉田

芸王グランプリ2015全国大会優勝のエキセントリック吉田のショーを見させていただいた



 エキセントリック吉田はとてもモダンであった。小道具また自身もお洒落な雰囲気が漂っていた


とてもトリッキーなパフォーマンスが多く、細かい動きが多い
と思いきや、クライマックスでの大技テーブルクロス引きはとても大胆だ



 マジックでお客様のハートを掴んだあとは、お客様も参加しながら、笑いも絶えないショーとなった
お客様を映画のワンシーンへ飛び込んだような、最後の手作りエンドロール含めモダンなショーだ
 


 非言語的な領域で、お子様からお年寄りから海外の方も楽しく見られるステージショーである
一つ一つの動きが上品でありながらエキセントリック!
 また大道芸で私たちをエキセントリック吉田さんの世界に連れてってほしい。

(ゆうこ⊿うるし)

2017フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2017/11/04 04:22 PM

静岡市街地に現れた、楽しいパフォーマンスグループ

大道芸ワールドカップ in 静岡も3日目。天気は快晴!! 私たちは市街地の方に飛び出して、取材を行いました!
会場は市街地エリア22番、北ワシントンホテルプラザ前。この会場でパフォーマンスを披露するのは、チーム劇街ジャンクション。何やら不思議なセットが....。


パフォーマンスが始まりました。何でしょう....自然と彼らの不思議な世界感に引き込まれていく!!ステージに登場するのは、個性豊かなキャラクター達。駆け回ったり、踊ったり..,また、パフォーマンス全体は物語性があり、次々と展開されていき、一瞬も目が離せない!観ていくうちに、ここは劇場かと思ってしまうでしょう。

チーム劇街ジャンクションは、メンバー全員が様々なジャンルで活動しているユニットです。メンバーには、劇団を運営している人もいます。メッセージは、「大道芸はもっと色々な可能性があります!」と答えてくださいました。今回のパフォーマンスとインタビューから、チーム劇街ジャンクションは、常に新しい事に挑戦しているグループと言えるでしょう!今後も彼らの活躍から目が離せません!!


明日の5日の日曜日では、今日行った内容とは違った内容が行われます!私たち広報も、また観にいってみたいです!

チーム劇街ジャンクションによる楽しいパフォーマンスにご期待ください。


 (Naoki Sugiyama)

2017フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2017/11/04 04:17 PM

ジャグリングとマジック、奇跡の化学反応/まわりみち

ジャグラーぱわぁとマジシャンTOKYO TOMO、異色のユニット「まわりみち」。ワールドカップには今年、初めて参加してくれた。


二人のショーを見ていても、驚きが途切れることがない。ステッキがスカーフに変わったと思えば、ハンドバッグが宙を舞い幾何学軌道を描き出す。最後には、ダンボールに箱詰めしたTOKYO TOMOを、四方八方から傘でぱわぁが串刺しにしてしまう。箱の中のTOKYO TOMOは大丈夫だろうか?





大学で出会った二人は、2010年にユニットを結成したという。

一瞬一瞬で成否が決まるジャグリングに対して、小さな技術の積み重ねで最後に観客を驚かせるマジック。異なるフィールドの二人が演目を組み立てるときには、意見をぶつけ合うこともあるようだ。

マジックの常識ではタブーだったような構成を思いついたとき、なぜ今までタブーだったのか、なぜできなかったのか。そんな理由を突き詰めて、構成を練り上げていくという。そんなこだわりが、彼らの演技を見たときの斬新な驚きにつながっているのかもしれない。TOKYO TOMOは今でも大学院で奇術史を研究して、ステージでの古典マジックの実演に役立てているという。


最後に、二人からもらったメッセージ。
レトロモダンスペクタクル!二人の生の姿を、現場でぜひ!

2017フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2017/11/03 05:58 PM
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