Festival Report フェスティバル レポート 2017

世界に広がる楽しさと驚きの輪/Mr.Dyvinetz

南米チリ出身で、現在はバルセロナを拠点に活動しているMr.Dyvinetz。大きさの違う2種類のリング(cyr wheelといいます)を使った
アクロバティックで美しいパフォーマンスに、クラウンコメディーのようなにぎやかさ、ドタバタ感を織り交ぜた、
感情の振れ幅の大きい印象的なショーを見せてくれます。



「連続性のある要素を使ってパフォーマンスをするのが好き。それにcrywheelはアクロバティックで初めて使った日からとても
気に入ったよ。」と、このリングを使ったパフォーマンスを始めたきっかけを話してくれました。「特に小さいリングを使うのは
面白いね。自分には小さすぎるから。」



「大道芸ワールドカップは世界中のアーティストの間で有名で、ここに来られることはとても光栄なことだよ!」
日本に来るのはこれが初めてということですが、1回目のパフォーマンスを終えた時点で早くもこの会場の雰囲気を
大変気に入ってくれています。「観客と一緒にステージを作り上げている感じ。笑ったり、拍手してくれたりして、エネルギーを感じる。」
「自分のパフォーマンスはきっと回を重ねるごとにどんどん良くなる。なぜなら既に見た人たちが話題にしてくれて
もっと多くの人が見てくれて、盛り上げてくれるから。」と話してくれましたが、きっと彼も他の優れたアーティストに
大道芸ワールドカップのことを話してくれて、世界中に広めてくれるはずです。



とても気さくな人柄で、パフォーマンス後のサインや写真撮影に快く応じてくれるのはもちろん、パフォーマンス中の撮影もOKなので、
ご覧になった方は是非このステージをお知り合いの方にも広めてください。英語はあまり得意ではないようですが、
"Hola,Francisco!(オラ、フランシスコ[本名]!)"と話しかけるときっと楽しいコミュニケーションが取れるはずです!
(スペイン語とドイツ語が話せるそうなので、どちらか話せる方は是非いろいろ話してみてください!)

(リンク)Mr.Dyvinetz 公式Facebook



(わほーい)

2017フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2017/11/02 04:54 PM

2つの分野を融合させ、穏やかな想像の世界へ/うつしおみ

地上で行うボールジャグリング・空中を舞うエアリアル。
2つの全く違うジャンルが融合した新しい組み合わせのショー!



コンビ名の「うつしおみ」とは、うつせみ(空蝉;現世に生きている人)の語源となった言葉で、ボールを空に投げるところから空をイメージしてつけた名前だそうです。

また、個人的にひらがなが好きだということで、漢字を使わず「うつしおみ」となったとのこと。

見ている人にハラハラではなく、心地よく穏やかな気持ちになって見てもらいたい。

そんな想いで二人が魅せる息の合ったボールジャグリングやフープと布で空中を舞う演技は、見ている人を新しい表現の世界へ連れて行きます。



二人の出会いは、サーカスでの公演。当時、演出家として活躍していた目黒陽介さんが出演者だった長谷川愛美さんと出会い、そこからの流れでコンビを組んでスタートをしました。

明日出場するジャパンカップについて聞くと、中と外では、エアリアルの技術に多少違いが出るため、安全に配慮をしながらも、気張らずとにかく楽しみたいとおっしゃっていました。



見ている人を心地のよい想像の世界へと連れて行く「うつしおみ」のショーを是非お楽しみ下さい!

(Andy)

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/02 04:47 PM

変幻自在のシュールなワールド/ホワイトアスパラガス

ホワイトアスパラガスの演技は、クネクネと体をよじらせるダンスからはじまる。まずは園児と小学生の子供の心をがっちりとキャッチした。



ベタな笑いを誘う漫才のようなやり取りから始まったパフォーマンスは、やがてひとつも動きに無駄がないハイレベルのジャグリングやアクロバットに変わり、大人の目も次第に彼らに釘付けになっていく。

ジャグリングはとめどなく流れる清流のイメージ。力強く美しいアクロバット演技が絶妙に絡み合い、息をぴたりとあわせた演技が途切れることなく繰り広げられる。





ふと気がつくと、先ほどまでのベタなギャグはどこに行ったのだろう? と思うほど、いつの間にかガラリと雰囲気が変わっていて驚かされる。

彼らの周りだけ、まるで音のない世界が広がっているかのように見えるのはどうしてだろう? 

そんな変幻自在なパフォーマンスにはブラックユーモアのエッセンスがちりばめられ、シーンが変わるたびに驚きを隠せない。知らず知らずのうちに観客はその独特でシュールな世界に引きずり込まれてしまうのだ。



大道芸ワールドカップ初出場の「ホワイトアスパラガス」は、2015年に結成したばかりのパフォーマンスユニットである。

サーカス学校こそ同窓だが卒業後はそれぞれの道を歩み、舞台芸術や各種パフォーマンスを学びながら国内外で活躍してきた。

その彼らが再び出会いユニットを組んだわけだが、それは全くの偶然の出来事がきっかけであった。

それぞれが単独で訪れていたパリで宿泊場所に困った時、二人揃って日本人とフランス人ご夫妻の家に泊めていただいた。そのお礼に二人でパフォーマンスショーを披露した際に意気投合し、ユニットが結成されたのだ。

ひょんなことから生まれた急ごしらえのユニットが、いまや国内のみならず世界で高い評価を得ている。また、同業者であるアーティスト達も彼らには一目おいているという話も聞く。

けれども彼らはまだ若い。おそらくこれからも大きく進化を遂げるに違いない。

そんなホワイトアスパラガスの演技は必見。子どもも大人もこぞって彼らのステージに足を運んでほしい。



今後の予定

11月3日
しずマチ
①11:30〜②14:00〜③16:30〜

4日
静岡駅ビル パルシェ屋上
①12:15〜②14:15〜③16:15〜

5日
メイン広場2
①12:30〜②14:30〜③17:30〜


Written by 富士山なすび/Marine /Kamome

2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/02 04:12 PM

想像を超えた新ジャンルのパフォーマンス!/ケロル



どこからともなく音楽が聞こえると、観客の後ろからケロルが登場し、みんなをあっと驚かせました。

ヒューマンビートボックスとジャグリングのみならず、彼の独特の笑いと音楽、新ジャンルのパフォーマンスが観客を巻き込んでいきます。
みんなで歌ったり、叫んだり、30分ほどのショーの間ずっと観客の笑顔が絶えません。





スペイン・バルセロナ出身のケロルは、静岡に来たのは今回が初めて。

「とてもHappyだね。静岡のお客さんは礼儀正しいし、みんな僕のことを見て、素直に反応してくれるのが嬉しいね。」
と満足そうに語ってくれました。

普段はヨーロッパを中心に活動していますが、現在はワールドツアー中で、静岡の後はオーストラリアに行くそう。

日本で行きたい場所は、と聞くと、
「富士山と京都。富士山は神聖な場所だし、僕は自然や植物が大好きなんだ。京都の庭園にも興味があるよ。
もし時間があれば、日本の生け花や禅も学びたいんだ。」

時にはサイレントや詩的なパフォーマンスも行うそうで、物事をシンプルに考えるのが好きなんだそう。

楽しくて活動的なイメージとは違い、話してみると落ち着いた人だな、と感じました。




「静岡のみなさん、こんなに素晴らしいショーをたくさん、しかも近くで見られて、あなたたちはとてもラッキーです。とにかく楽しんで!」

ケロルより

written by 富士山なすび、Marine、Kamome

2017フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2017/11/02 03:44 PM

FM実況

取材のため撮影ポジションを探してメインステージ付近をうろうろしていたら、不意に後ろから声が聞こえてきました。
「取材のスタッフの人が来ました、取材してもらえるんでしょうか」
振り向くと脚立の上で話す女性たち。FM実況ブースを担当している松下さんと清水さんです。各ステージがパフォーマンスの合間だったので、会場の様子を伝えていたようです。
メインステージ1と2を見ながら的確に状況説明をしているこちらのブースですが、パフォーマンスは一つ一つの動きが細かく、わかりやすく伝えることの難しさは想像に難くありません。
彼女らは普段福祉の専門学校で目の不自由な方の手助けをしているそうで、その経験をこの場で活かし、またこの経験を普段に活かしていくそうです。
スタッフの皆さんの実況を、ぜひご活用ください。


FM実況は今年二箇所で放送をしており、ひとつは主に駿府城公園内メインステージ1と2(80.0MHz)、もうひとつは市民文化会館前ブースを中心に放送(88.2MHz)の実況をしています。
※実況ポイントは、変更となる場合もあります。会場内各ノーマライゼーションブースにてご案内しております。
また、数に限りがありますが、無料の貸出ラジオもご用意しております。こちらも各ノーマライゼーションブースにお問い合わせください。(ながぽん)

2017フェスティバルレポート / スタッフ
2017/11/02 01:09 PM

絶好のお出かけ日和です!

会場の様子

大道芸ワールドカップ一日目。

普段は静かな駿府城公園ですが、屋台が続々と開き始めて、
平日ながら、会場がすこしづつにぎわってきました。

こちらは早朝からいらしていたお客様。
お母様によると、週末の混雑を避けて平日に来たそうです。


女の子たちは今年がはじめてみたいですが、
赤い鼻がよく似合って、とてもかわいいですね!


屋台村でもパフォーマンスがはじまり、会場に熱気が満ちてきました。

今日は快晴で気温も心地よく、絶好のお出かけ日和。
平日は比較的に混雑がなく、並ばなくても間近で
アーティストのパフォーマンスがごらんいただけます。

今のうちに、ぜひご来場ください。


(don)

2017フェスティバルレポート
2017/11/02 12:40 PM
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