Festival Report フェスティバル レポート 2022

大道芸ワールドカップin静岡2022は無事に終了いたしました

コロナ禍により3年ぶりの開催となった第29回大会「大道芸ワールドカップin静岡2022」の全てのパフォーマンスが終了いたしました。

昨日に引き続き、本日も天候に恵まれ、37万人ものお客様にご来場いただき、来場者数は2日間で69万人となりました。
会場にお越しくださった皆様、出場アーティストの皆様、ボランティアスタッフの皆様、そして関係者の皆様、本当にありがとうございました!

2022 当日変更情報
2022/11/06 09:30 PM

「誰でも何にでもなれる」/Ray

黄色、オレンジ、水色、紫、ピンク・・・
色鮮やかなひとつひとつのバルーンが
大輪の花やうさぎ、犬、花束など、様々な形に姿を変えていきます。



大道芸ワールドカップin静岡2022 オン部門ステージ。
真っ青な秋晴れの空の下、着物をモチーフにしたドレスを纏い、
幻想的な音楽とともにパフォーマンスするのは、バルーンパフォーマーRayさんです。

5年前の大道芸ワールドカップin静岡2017では、オフステージに出演。今回は2度目の出演となりました。
偶然にも今回のステージと同じ場所で、
「当時は、今日のようにステージは設営されておらず、ただの芝生の上でパフォーマンスしていました。
その時のことを考えると今日の気持ちは言葉にできません。」と振り返るRayさん。

2018年にはバルーンアート全米大会パフォーマンス部門で優勝。
数々のコンテストで受賞を果たし、国内だけでなく海外でも活動し、
国内屈指のバルーンアーティストとして活躍されています。

「最初は、ただのお客さんだったんですよ。」
ショッピングセンターでたまたま見かけたバルーンアートを観て感動し、
とあるバルーンアーティストのおっかけとなったことがきっかけで、
自身もバルーンアートを習い始めたといいます。



そして、大道芸ワールドカップin静岡2010を鑑賞し、「大道芸もいいな。」と思うように。
それでも、「当時は人前でパフォーマンスをするなんて恥ずかしくて、とてもできないと思っていました。」
そんなRayさんの背中を押したのは、バルーンアートの師匠からの言葉。
「逃げるのか?」
その言葉に一念発起し、バルーンアーティストへの道を歩み始めました。

33歳でバルーンアートに出会い、専業主婦ながら家族のサポートを受けて世界で活躍するまでに。
「少しの一歩でも踏み出すことが大事。踏み出さなければ何も始まらないですよね。」
これまでの経験から、誰でも何にでもなれる、ということをパフォーマンスを通して伝えたいといいます。

ステージも終盤。バルーンアート全米大会で優勝した時のパフォーマンスが始まります。
琴や三味線などの和楽器をモチーフにした音楽の中、Rayさんの手の中で、大作・鳳凰がみるみると作り上げられていきます。
今日のステージで唯一マイクパフォーマンスなしの演目でしたが、それでも存在感のある圧巻のステージでした。

ステージ上で作られた作品たちは、観客たちに手渡されます。
子どもも大人も手渡された瞬間、にっこり笑顔に。



「今日作った作品たちはすべて風船です。いつかしぼんで割れて壊れてこの世からなくなってしまう
儚いものです。二度とこないこの瞬間を楽しんでいただけると嬉しいです。」

力強く華やかなステージと儚さを感じるバルーンパフォーマンス。
私も世界中の多くの方と同じようにすっかりRayさんのパフォーマンスの虜になりました。(沙綾)

2022フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2022/11/06 04:36 PM

儚くも美しい和の世界へようこそ/izuma

可愛らしい笑顔に美しい着物を身に纏った彼女は、和風手品師izuma。
彼女が最初に取り出したのは袱紗(ふくさ)に風鈴…

なんだなんだ?!
「手品って帽子とか鳩とか使うんじゃないの?」
そう思っているあなたにこそ見てほしい。
彼女の表現する世界には派手さも、騒がしさもない。
彼女が持つのは、ほかの誰にも表現できない静かでしなやかな世界。
幼いころからずっと好きだったという和風の雰囲気を手品で表現したいという思いではじめた彼女のパフォーマンスは、誰もが想像する手品とはひと味違う和風手品ショー。

着物を着てお客さんと時間を共有することが、彼女自身の楽しみであり可愛らしさの秘訣だという彼女の静かで優しい笑顔には誰もが癒されることだろう。
あなたも、気づいた時にはizumaの世界観の虜になっているかもしれない。(のーす。)

2022フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2022/11/06 04:17 PM

青葉通りが美術館に/中村友美

昨日に引き続き青葉通りでは素敵な作品が製作中です。

描いているのはマドンナーラの中村友美さん。
チョークを使って歩道に向き合う姿は真剣そのもの。



中村1

マドンナーロは、ヨーロッパで盛んなアートパフォーマンスで、
チョーク(パステルも)を使用して描かれます。
使っているメインのチョークは意外にも子供の落書き用(外国製)のもの。
細かいところはパステルを使用しています。




10代のころからパステルを使用していたこともあり、興味を持っていたところ
イタリアで活躍している「TOMO」の講習があると知り直接指示を受ける機会を得たそうです。

毎回、地面に畳2枚分の絵を仕上げるそうですが、今回の大道芸は少し大きめの絵になります。
(残念ながら夜には昨日・今日のパフォーマンスの絵は消されてしまいます。)




一番多く描いたのは、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』
『ビーナスの誕生』の顔部分やラファエロの『小椅子の聖母子』などもよく描くそうです。


これからの目標はまだ描けていない名画に挑戦との事。

中村友美さんの素敵な名画のパフォーマンスに出会えることを楽しみにしています。



2022フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2022/11/06 03:58 PM

大道芸の『わ』/Mr.アパッチ

拍手と笑い声にあふれるMr.アパッチのパフォーマンス。
自分のパフォーマンスはアートというよりもコンセプトはお笑いというだけあってあっと驚く技の合間にもトークでお客さんを盛り上げ、
観客を喝采と大爆笑の渦に巻き込みます。



磨き上げた技を披露する時間は短くてもそこに10年以上の想いがこもっているというだけあって
ジャグリングもディアボロの腕は天下一品。
3年ぶりの静岡では、静岡で思いついたという新しい技も披露してくれました。



「新型コロナウイルスの流行に戦争とこの3年いろんなことがあったが、大道芸が作る人の『わ』をコツコツと続け平『わ』を作っていきたい」
と語るMr.アパッチだけあって、パフォーマンスが終わった後はたくさんのお客様の笑顔にの『わ』に囲まれていました。



ちなみに今日が誕生日だというMr.アパッチ。実家に帰ってきたように多くの方に祝福されていました。

Y.K.Kobayahsi

2022フェスティバルレポート / アーティスト レジェンドフィールド部門
2022/11/06 03:29 PM

コラボレーション?/ジェンガ金次郎

動く銅像「ジェンガ金次郎」。銅像はしゃべりませんのでジェンガ金次郎も。
手に持っている本とジェスチャーでコミュニケーション。

ジェンガ対戦は路上でも。いつもは、できないことができてしまう静岡大道芸W杯。
さらに他のアーティストさんとのコラボ。

相手が普通レベルならジェンガ金次郎の勝ち。結果はいかに?

11.6 しのさん

2022フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2022/11/06 03:28 PM

何度見ても飽きないライブ芸/三雲いおり

 夏日かと思うほどの陽気と晴天に恵まれた11/6(日)のメイン会場、トップバッターは、レジェンドフィールド部門の三雲いおり。パフォーマンス前から、ステージ上に大道芸ワールドカップin静岡の公式キャラクターを置くと、「パフォちゃんをステージに置くからレジェンドなんだよ。」と、始まりを待つ観客を笑わせる。
 待ちに待った開始時間、三雲はノリノリのダンスと音楽で会場を盛り上げる。会場は一気にお祭り気分、観客は三雲いおりワールドに引き込まれた。



「みんな、60になったら気づくから。」
「ペース配分するよー。」
「4年ぶりに新技やりました。」



三雲のユーモアあふれるトーク術に、次々披露されるボール、シガーボックス、クラブなどの曲芸の数々に、気がつくと、観客は心の中で応援し、安堵し、感嘆している。時折、三雲は失敗をもする。「ごめんなさいね!」と観客に言うことすらある。しかし、すべては巧妙に計算されたパフォーマンスなのかもしれない。観客は、三雲いおりワールドのストーリーにいざなわれ、共にステージを共有し、創り上げ、ショーを完成させているのだ。
幅広い世代が楽しめる、アドリブ満載のパフォーマンスは、笑い涙が止まらない。そう、パフォちゃんがあってもなくても、三雲いおりは「レジェンド」なのだ。

(snow)

 

2022フェスティバルレポート / アーティスト レジェンドフィールド部門
2022/11/06 03:24 PM

パントマイムと♪の融合/TEN-SHO

20回目の参加となりましたTEN-SHO。
パントマイムとしゃべり?のアーティスト。
あのパントマイムってテレビでみたことがあるような・・・

手話を交え、音楽に合わせてパントマイムのパフォーマス。
ちょっと涙を誘う。だけど最後はハッピーエンド(笑い?)。

是非とも正面からの観覧をお勧め。
11.6 しのさん

2022フェスティバルレポート / アーティスト レジェンドフィールド部門
2022/11/06 02:38 PM

かけこまち七間町

市街地エリア⑧ARTIEの近くにある「かけこまち七間町」






「ここはどんなところなの?」
と気になっていた方いませんか。


静岡市認知症ケア推進センターの名前の通り、認知症の相談窓口ではありますが、
実は、いろいろな人が利用できる施設なんです。

小さいお子さんがいる方の離乳食を食べる場所として、
おまちでの買い物の途中の立ち寄り、お手洗い利用など気軽に利用していただけます。






もちろん、認知症に関する相談(事前予約)で受けています。
もしかして?と思う家族の方からのご相談も気兼ねなく聞いてほしいとおっしゃっていました。

認知症になってからだけでなく予防のためのイベントも行ってます。
毎月様々な講座(参加無料)が開催されています。

また、脳年齢チェックや体内チェックも行えます。(私も体験しました。実年齢よりマイナス!)




まさに0歳から100歳まで利用可能。

困ったときにはいつでも、かけこんで下さい。

2022フェスティバルレポート / その他
2022/11/06 02:33 PM

12年ぶりにかえってジャグラー/まろ

ヨーロッパのステージで鍛えたジャグリングを
静岡に届けたいと12年ぶりに静岡に戻ってきてくれました。
12歳で演劇の道に入り、舞台役者を目指すうちに
パフォーマンスの世界にどんどん引き込まれ、
海外のパントマイム劇団に入門。
様々な技を身に着け、海外サーカスを拠点に活動するようになったそうです。

サーカスでは4分程度と凝縮された芸を披露してこられたそうですが
静岡では、ボールや水晶球、日本刀によるジャグリングと
巧みなパフォーマンスに観客からは拍手が鳴りやまないほど。

多くの方にジャグリングの魅力を知ってもらい、
子どもたちの技磨きの参考になればと、SNSに動画を600本以上UPして
くださっています。
今後も精力的に活動していく「まろ」に目が離せませんね。

https://maro.tv/


2022フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2022/11/06 01:53 PM
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