Festival Report フェスティバル レポート 2022

何度見ても飽きないライブ芸/三雲いおり

 夏日かと思うほどの陽気と晴天に恵まれた11/6(日)のメイン会場、トップバッターは、レジェンドフィールド部門の三雲いおり。パフォーマンス前から、ステージ上に大道芸ワールドカップin静岡の公式キャラクターを置くと、「パフォちゃんをステージに置くからレジェンドなんだよ。」と、始まりを待つ観客を笑わせる。
 待ちに待った開始時間、三雲はノリノリのダンスと音楽で会場を盛り上げる。会場は一気にお祭り気分、観客は三雲いおりワールドに引き込まれた。



「みんな、60になったら気づくから。」
「ペース配分するよー。」
「4年ぶりに新技やりました。」



三雲のユーモアあふれるトーク術に、次々披露されるボール、シガーボックス、クラブなどの曲芸の数々に、気がつくと、観客は心の中で応援し、安堵し、感嘆している。時折、三雲は失敗をもする。「ごめんなさいね!」と観客に言うことすらある。しかし、すべては巧妙に計算されたパフォーマンスなのかもしれない。観客は、三雲いおりワールドのストーリーにいざなわれ、共にステージを共有し、創り上げ、ショーを完成させているのだ。
幅広い世代が楽しめる、アドリブ満載のパフォーマンスは、笑い涙が止まらない。そう、パフォちゃんがあってもなくても、三雲いおりは「レジェンド」なのだ。

(snow)

 

2022フェスティバルレポート / アーティスト レジェンドフィールド部門
2022/11/06 03:24 PM
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