Festival Report フェスティバル レポート 2018

ヨーヨー世界チャンピオン、DIDOGEIワールドカップin静岡に初参加!/Shu Takada(シュウ タカダ)

わずか7歳にして父親の影響を受けてヨーヨーを始めたと語る、現役大学生のヨーヨー世界チャンピオン。
ヨーヨーを自由に操りながらダンス、アクロバットを披露し、会場からは拍手が鳴り響く。

今回、初のストリートパフォーマンス。
「風の影響を受けやすいんです。」と言いながら、持ち前のヨーヨーの腕前と高い身体能力を武器になんなく難しい技に成功!





ストリートでのパフォーマンスは観客の温かみを感じられて嬉しいと素直に話す姿が印象的。
明日(11/3)、18:30から静岡東急スクエアで光を反射させる特別なパフォーマンスを披露する予定。
是非、足を運んでみてください。(Bregier・秋・うるし)

World Champion of Yo-yo, his first entry to DAIDOGEI World Cup in Shizuoka!
At only 7 years old, Shu Takada started his career affected by his father.
He plays Yo-yo with dance and acrobats. Lots of audience are impressed with his skill.
It’s his first experience to perform outside. His performance is easily affected by wind but he successes lots of his techinique.
He is glad to meet people on streets when he performs.
3rd of November, he will do a special lighting show in front of Tokyu Square at 6:30pm.
If you have time, please come and see him!

2018フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2018/11/02 03:56 PM

不思議と惹かれる、独特な世界観!/加納真実

加納真実さんのパフォーマンスは終始独特だ。彼女は決してしゃべらず、その青いジャージから繰り出されるさまざまな小道具とパントマイムによって進行していく物語は見ている人にシュールな笑いを提供する。

そしてその世界観に最初は戸惑いながらも、知らず知らずのうちに惹かれ、巻き込まれて会場はしまいには一体感で包まれていた。
「会場のみんなを巻き込んで楽しませてくれるからいつも見に来てしまう」彼女を目当てに来るお客さんはそんな世界観を楽しみにいつも足を運ぶ。
加納真実さんがパフォーマンスで大切にしていることは「一生懸命にやること」。これだけは決して外せないという。

「レパートリーが多くて何を今日はやるのか楽しみ」彼女のパフォーマンスの種類は多様で、見に行くたび違う演目が楽しめる。

加納真実さんのパフォーマンスは11月3日がエスパルスドリームプラザにて、4日は常盤公園にて開催される。
まだ見に行ってない人も、今日見にに来たという方も会場に足を運んで、青いジャージが作り出す独創的な世界観に魅了されてみるのはいかが?(秋・うるし・Bregier)

2018フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2018/11/02 03:03 PM

Zero Gravity Stage - Thrilling Chinese Pole Act -

Adam & Benjamin, the duo from Hungary, uses Chinese pole and performs very thrilling acts.

The duo met in circus school and became good friends. Adam was searching for new apparatus when the teacher introduced him to Chinese pole, and he was captivated by it very quickly. Adam's good friend, Benjamin started Chinese pole act 1 month later. The duo has also performed with trampoline, but they decided to stick with Chinese pole and have been performing 6 years.

The trust is very essential in such thrilling Chinese pole act. Since they are good friends and have been performing for years, their trust for each other is very strong. They say the trust comes with the time by practicing everyday and spending time together. Now they know what each other is doing and how the other is going to react next during the practice and performances.

The duo wears black and white costume, but in completely opposite pattern. Even though the duo wants the audience to think what that means, their story is based on friendship. In the beggining, they are friends and messing around each other, but at the end, they stop messing around and start to work together. Many other Daidogei performers have their own story in their act even though they often don't tell verbally and let the audience interpret by themselves. This is one of the unique and fun part of Daidogei.

This is the duo's first visit in Asia, and they said it is the biggest accomplishment. They think Shizuoka audience are lovely, very kind and warm. They will be performing in World Cup and Premium Night Show on Saturday, November 3rd, as well as multiple street performances throughout the weekend. Let's make their first visit in Asia filled with warm welcome and love!

(Nana)

2018 Festival Report in English / Artist
2018/11/02 11:00 AM

11月2日朝刊

デイリーニュースペーパー11月2日朝刊は こちら からダウンロードできます。

2018 デイリーニュースペーパー
2018/11/02 10:00 AM

激しく静かなジャグリングバトルから目が離せない! マレタ カンパニー

「マレタ カンパニー」のジャグリングテクニックは実にレベルが高く、観ていて気持ちがよい。しかし、あまりにも不思議なパフォーマンスなので、言葉でどのように表現してよいのかわからない。



目の前で繰り広げられるジャグリングはとても激しく、まさにバトル。しかし一方で、とても静かでもある。

視覚においては火花散る激しさを感じる半面、聴覚においては無音の世界に入り込んだかのよう。なぜか、観ているうちに目が離せなくなるのだ。

その不思議なパフォーマンスの秘密は、2人の価値観の違いにある。



ブラジルの都市部出身のデヴィと、アイルランドの山間地出身のアレックスは、国民性はもちろん、性格も行動パターンも正反対。もちろん価値観も正反対だから、私生活でもパフォーマンスでも衝突してばかりだ。

しかし、それこそが彼らの新しいパフォーマンスの原動力。激しい価値観のぶつかり合いがある種の化学変化を起こし、普通では思いつかないようなすばらしいアイデアがひらめくのだそうだ。

彼らのパフォーマンスがかもし出す独特の雰囲気は、おそらくそのような背景から来ているのだろう。



そんな不思議な雰囲気をまとった、激しく静かなジャグリングバトルは圧巻。観る人はきっとその虜になるに違いない。

なお、彼らは言葉によるコミュニケーションも大切にしており、パフォーマンスの最後に心のこもったスピーチを行う。そのスピーチもぜひ最後まで聴いてほしい。


2018フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2018/11/02 12:09 AM

The Battle/ Maleta Company

Alex is from Ireland. He was borne in a rural area, which is full of nature, full of living things. In other world, he was borne in a beauty of chaos. That's why he has a playful personality.

Davi is from Brazil. He was borne in an urban area, which is full of artificial structure, full of people. In other word, he was borne in a beauty of order. That's why he has a strict personality.



There show is the battle of two different personality, the battle between chaos and order, playful and strict, Apollo and Dionysus.



Using balls, they express the battle of two opposite personality. On the table, 7 balls are on it. Once Alex throw up a ball, immediately Davi fix it to make an order.



Their battle getting harder and harder, but in one point, you will notice that it's make an harmony. Both of them compliment each other. They believe that even though personalities are opposite, it doesn't mean that they are fight each other, but it could be co-exits to compliment each other. They might look different but, in humanity they are heading the same direction.



Their performance is not just only a technique to fun, but it has a story to rethink about our life. How we can live with respecting the others? How we can live in the world, which is full of strangers? How we can co-exist?



Two jugglers, or I could say philosophers are asking you a question.

Written by Y.K.Kobayashi and photos are taken by Atsumi

2018 Festival Report in English / Artist
2018/11/01 09:54 PM

台湾からのお客様

バラダストリートの取材中に偶然アーティストにお土産を渡しているお客様にお会いしました。「どうしてだろう?」と思って、お話を伺ってみると、なんと台湾から来静したお客様で、台湾街頭文化芸術発展協会の理事さんでした。静岡の大道芸は世界でも有数のイベントということで、視察にいらしているとのことです。

「質が高いアーティストを100以上も呼ぶ静岡の大道芸はほんとに最高で、視察に来て今年で4年目。今回は50人以上のアーティストを連れて視察に来ているんだ。お土産を気に入ったアーティストに渡しているのは僕らのことを覚えてほしくて、彼らにいつか台湾にも来てほしいからなんだ。」

とのことです。大道芸がつなぐ国際交流。大道芸の輪が静岡から世界に広がっていってほしいです。

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Y.K.Kobayashi

2018フェスティバルレポート
2018/11/01 08:12 PM

迫力の中国雑技王!

昨年の大道芸ワールドカップ・チャンピオン、中国雑技王の張海輪。チャンピオンになってからの1年は、韓国・タイなどの海外公演も増え、まさに多忙の毎日。その一方で、新しい芸やポーズにも挑戦。今回は、お得意の「椅子倒立芸」に加え、磨きがかかった「変面芸」「鞭芸」「古老中幡芸」、更には新しい「自転車芸」も披露。

10近くある持ち芸の中で、特に椅子倒立芸を観て欲しい。6歳から13歳までいた河北省芸術学校では、椅子倒立芸に特化して練習。そのお陰で、本番では今まで一回も失敗したことがない。屋内でも屋内でもパフォーマンスするが、強風と太陽光の影響がなければどちらでも同じ。しかも年々、決めのポーズが進化しつつあるとのこと。


1979年、中国河北省生まれの39歳。雑技俳優一家の四代目。2000年の来日後、本拠地を日本に移し、北海道から沖縄まで日本各地の小中学校を積極的に訪問、子供たちに中国雑技を披露。在校生2名の小学校で公演したこともある。

最後に一言お願いしたところ、「昨年来、皆さんからワールドカップ優勝を祝うメッセージを沢山もらい感激しています。これからも、新しい芸やポーズを開発し、もっともっと頑張りますので、どうぞ宜しくお願いします!」とのこと。

皆さん、是非、張海輪のパフォーマンスを観に行きましょう!


(福)

2018フェスティバルレポート
2018/11/01 07:33 PM

真剣勝負のジャグリング!

ブラディックのジャグリングはいつも真剣勝負。意図的なミスで観客を沸かすことなど考えず、常に芸術性あふれる完璧なパフォーマンスを目指す。一回のステージで、ボールやクラブをキャッチすること、約700回。少しでも位置が狂えば、タイミングがずれ、落としてしまう。正確なジャグリング技術は勿論のこと、全身の動きや顔の表情も巧みに観客を魅了する。


1984年、ウクライナ生まれの34歳。幼少期に米国に移住。父親がモスクワ・サーカスにいたことから、6歳からジャグリングをはじめる。最初はテニスボールで練習したが、ボールが弾みすぎて苦労の連続。フィット感のあるジャグリング・ボールを探求し、今では自分でボールを作っている。ジャグリングは自分の人生、そして自分の情熱とのこと。

初来日は2007年。シルク・ド・ソレイユの一員として様々な都市を巡演したが、静岡に来たのは今回が初めて。ブラディック曰く、「これほど盛大で、且つ、魅力的なフェスティバルに参加できて、とても光栄。静岡の皆さんには、是非、自分の真剣なジャグリングを見て欲しい」とのこと。

8分間で汗だくになるブラディックのアクティブなパフォーマンスにご注目ください!


(福)

2018フェスティバルレポート
2018/11/01 06:57 PM

音楽×アクロバット=ドラマティック/バラダ ストリート

「音楽とアクロバットが融合していてドラマティックなパフォーマンスでした。」とは、バラダストリートのパフォーマンスを見たお客様の感想です。ウクレレの軽快な音楽とともにストーリー仕立てのコメディーがアクロバットを交えて繰り広げられます。




アクロバティックな体勢でウクレレを引く姿は必見。


途中でカンフーコメディーを交えて観客を飽きさせません。

バラダストリートはイギリス人のリチャードとキルギス人のユーリのコンビ。彼らは6年前、ドイツからロシアを自転車に乗って旅をしながらサーカスを披露するプログラムの中で出会ったそうです。彼らがウクレレを使うのは自転車で旅をしながらパフォーマンスをしていたときに、簡単に持ち運べる楽器で演奏をはじめたのがきっかけ。また、彼らのパフォーマンス全編を通して演奏をする「ナンテス」という曲は偶然2人が知っていた曲を演奏し始めたのがはじめだそうです。まさに偶然から生まれたパフォーマンスです。彼らが演奏する独特な「バーラッダダバーラッダッダ」というメロディーは一度聞いたらきっと忘れられません。見ていたお客様も最後はみんなで大合唱していました。

バラダストリートの2人は今回が初来日。日本でのはじめてのパフォーマンスを終えた後感想を聞くと、「お客さんがとっても集中してみてくれるので本当に楽しかったよ!日本大好きさ!」とコメントをいただきました。


日本でパフォーマンスをするのは今回がはじめて!!私たちと一緒にこの素敵な時間をすごしてくれてありがとう! バラダストリート

ちなみに彼らのパフォーマンスを見て彼らが演奏している曲「ナンテス」が気になったら。「Nantes Beirut」で検索を!

Y.K.Kobayashi

2018フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2018/11/01 06:37 PM
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