Festival Report フェスティバル レポート 2015

心優しい手品師/紙麿呂

間近で見て楽しんでほしいと観客を手前まで寄せた紙麿呂。


物静かで控えめであるが、先日行われたドイツでのストリートマジシャンの世界大会で優勝した経験を持つ紙麿呂の、次々と繰り出されるパフォーマンスに観客はぐっと引き込まれてゆく。

赤い衣装と白いメイクが対照的で印象に残る紙麿呂が作り出す世界は独特だ。

それは一見静かで小さな世界のように見える。


しかし、小さな動きに集中して引き込まれた観客はお釈迦様の手のひらの上で飛び回った孫悟空のように紙麿呂の術中にはまる。

そんな観客を見つめる紙麿呂の表情は穏やかで優しく見えた。

パフォーマンス終了後にお話を伺ったが、雨を感じながらでも楽しんでもらえたらよかったとの言葉が印象的だった。


(うるし、宮本)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/02 05:32 PM

笑いのびっくり箱『アハハのおじさん!ジョニー フィリオン』

いきなりのハイテンション!
登場しただけで、観客が笑顔になる。
どうしてって?
それは、おじさんが笑っているから!
「ア ハハー」ただ、それだけ!

「笑顔は、伝染する」と、よく聞くけれど、それを証明するおじさんジョニー!
それもそのはず。おじさんは、子どもの頃から、兄弟たちを笑わせて、笑いのつぼを鍛えてきた。
(因みに、おじさんは、6人兄弟の5番目)。

おじさんの笑いは、何が飛び出すかわからない。
いきなり、観客の頭に水をかけたり、金槌(もちろん、偽物だけど)たたいたり。
でも、お客さんは、楽しそう。なぜか、いじられるのが嬉しくなってしまうのだ。
もちろん、水をかけた時のフォローも忘れない。ティッシュを手渡すのだけれど、
それも、笑いに変えてしまう。






おじさんは、いつも、笑いのネタを考えている。
次から次へと、笑いが飛び出してくる。
息つく暇はない!

家でも、3人のお子さんたちを笑わせているおじさん!
母国のカナダでは、ストリートではなく、劇場で、パフォーマンスをしている。
日本でも、そんな場所があったら、いつでもおじさんに会えるのに!
日本、大好き!御寿司、大好きのアハハのおじさん!
みんなを幸せにしてくれるおじさん!

あなたにも、是非、会わせたい!!
(RAN)


2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/02 05:31 PM

から揚げの極味

ここのから揚げ一番人気はガーリックマヨネーズソースです。
このソースはから揚げのために作られた自家製のソースで、から揚げがより美味しくなるように作られました。
はじめてこの味のから揚げを食べましたが、マヨネーズソースのすっぱさが丁度よく、とっても美味しかったです。

この他にも、人気№2の手羽揚風甘辛たれや、その他10種類の味があります。


店長が作る本気のから揚げを皆さんもぜひ食べてみてください!!(はる)

2015フェスティバルレポート / 2015会場の様子
2015/11/02 05:29 PM

土地に感謝 街に感謝/華千代

東日本大震災で失われた土地と街の復興を、パフォーマンスを通して見続けてきた華千代は
メッセージボードに「土地に感謝 街に感謝」と書いた。

故郷を静岡のような大道芸が盛んな街にしたい、と東北で活動する。
仙台で大道芸なんて、との冷ややかな目は、静岡の大道芸を含めたパフォーミングアートの歴史と似ている。
特に大道芸には街を作る力がある。それは人を呼び、留め、ふれあいが生まれるからだ。

小雨がぱらつく3日目最初の演技でも、そのとおりになった。

艶やかな和の衣装をまとっての舞が始まると「ほら、お姉さんが踊ってるよ」と親子連れが足を止めた。

国体出場実績のある体操に裏打ちされたアクロバットや軟体演技が決まるたびに起きる拍手はやがて大きくなり、演技の切れ間にその場を離れようとした母親の手はギュッと握られた少女の手に引き止められた。

投げ銭が始まると、子供が恥ずかしげに何人も寄って来た。

その一人ひとりと丁寧に応対した華千代は「こんなふれあいの時間がうれしい」と笑顔だった。
(うるし、宮本)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オフ部門
2015/11/02 05:26 PM

大人の分別と永遠の少年の狭間で サンキュー手塚

冒頭からマシンガントーク。
と共に矢継ぎ早に繰り出される
ブラック&ホワイトな時事ネタが
目の前で炸裂するパフォーマンス。
最初から目が離せない。笑いが止まらない。
それが今年このフェスティバル参加20年を
迎えたサンキュー手塚の演技の魅力だ。

東京オリンピックロゴ



なぜかそれによく似た富士山ロゴ



ザハ(新国立競技場)



滝川クリステル(おもてなし)



五郎丸ポーズ(ラグビー)



エトセトラ・・・

社会の矛盾をばっさりと斬る
時事ギャグが冴え渡る中、
突然正義の味方が現れる。
どこかで見たような5色の
ヒーロー戦隊。



なぜか観客席から現れる
彼らは、サンキュー手塚を中心に
どこか頼りない。
しかし彼らこそがまさにこの世知辛い
腐った社会の救世主なのだ。
(…らしい)

限られた時間の中で毎度よくも
そんなに盛りだくさんの時事ネタを
集め、それぞれにストーリーを
組み立て、風刺のスパイスを
存分に利かせた面白おかしい
パフォーマンスを瞬時のうちに
生み出すものだとただ感服し、
舌を巻くばかり。

おまけに、このパフォーマンスは
明らかにその場で観客の反応を
見極めた上で瞬時のうちに
繰り出しているアドリブだ。
元ネタはあるにせよ、事前に
周到に準備されたトークや
パフォーマンスではないのは
確かだ。

彼は明らかにリアルタイムで
それらの内容をめまぐるしく
アレンジしながら観客が一番
喜ぶ演技を目の前で披露して
くれる。

それだけではない。

彼のパフォーマンスはどこか
少年らしさを感じる。
中高生の「男子」が馬鹿笑い
しながら繰り出すくだらなくも
笑いが止まらぬギャグ。

年を重ねた人から見れば、
青春の一ページを
数十年ぶりに垣間見て
どこか懐かしさを覚える
若さへの憧憬に思えるだろう。

逆に若い人が見ればまさに
リアルで共感を覚える
ような感じがするのではないか?
少なくとも筆者にはそう思える。



時事ネタで繰り広げられる
社会風刺は、まさに分別ある
大人の目線で語られる演技だ。

しかしその反面、ピュアで
無邪気な少年の姿を垣間見せる
パフォーマンスに世俗の垢に
まみれた感じは一切ない。

そんな、大人の分別と、
永遠の少年が同居している
かのようなサンキュー手塚の
そのパフォーマンスは、
一見変わらないように見える。
少なくともそのスタイルは
20年前とほとんど変わらない。

にもかかわらず、いつ観ても
陳腐さなど何一つなく新鮮な
印象を受けるのはなぜだろう?

その理由は筆者にはわからない。
ただ言えるのは、彼の頭の中は
おそらく常人には計り知れず、
その頭脳から繰り広げられる
パフォーマンスはいつだって新鮮で、
いつだって世相に合っていて
常に観客の期待を決して裏切らない
ということだ。

20年はそんな彼にとって
「節目」ではないようだ。
彼にとって時の流れに節目などなく、
淡々と生きていく中で見つけたものを
元に淡々と「表現」し続ける為にある。

今後も彼はめまぐるしく変わる
この社会を怜悧な大人の目で
鋭く見つめ続けながら、
その半面で心は少年のままで
これからも誰もが心から楽しめる
パフォーマンスを私たち観客に
見せ続けてくれるに違いない。



追記:
冒頭写真の東京五輪ロゴネタには
どうやら「観客参加型」の続きが
あるそうです。
サンキュー手塚さんの演技をまだ
ごらんになっていない皆様は
ぜひこれからご覧くださいませ。
(by広報スタッフ)
      
   

(富士山なすび/ 日和)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/02 04:56 PM

帰ってきた摩訶不思議四次元ダンサー ミスターファンタスティック

昨年に引き続き、今年もワールドカップ部門に
エントリーしたミスターファンタスティック。
彼はステージに上がるなりいきなりシャツを
脱ぎ始めた。



・・・え?何をなさっているのですか?
・・・ダンスじゃなかったでしたっけ?

すると、軽快なミュージックに乗せて
彼自身も軽快に踊り始めた。

やがて。

・・・へ?



・・・後ろ向きに倒れているんですが。



・・・それもなんの支えもなしにですか?



・・・一体なにやってんですか?!

・・・というか。
なぜにそんなに身体が柔らかいんですかっ?!





まるで軟体動物。もはや人間業にあらず。
にもかかわらず、そのあらぬ体勢のまんま
音楽に合わせて実にリズミカルに踊っている。

なんなの?この人!!

もう驚きを通り越して唖然。
この人の身体には限界ってものが無いのか?
ただただ唖然。That's amazing!!

正直言って言葉では表現できない彼のダンス。
無理やり言葉にするならばそれは

「摩訶不思議な軟体動物のダンス」

そうとしか言いようがない。

彼はUSAを拠点として活動している。
その演技はヨガと日々のメンタルトレーニングで
日々磨いているとのことだ。
ただ、昨年この静岡に来て感じたことは、
USAの観客と日本の観客とでは若干反応する
箇所が違うと知り、改めて演ずることの難しさを
痛感したらしい。

だから今年はそれを踏まえてより日本人に
受け入れられやすいパフォーマンスのために
心身ともに鍛錬し、満を持して静岡に来た。
うれしいではないか。この大会のために
日本の、静岡の観客のためにそこまで考え、
私たちを喜ばせる演技を披露してくれるとは。
そんな彼のサービス精神に万歳!だ。

聞けばさらに新しく摩訶不思議な新たな技を
目下開発中とのこと。
どんな技となるかわからないが、多分それも
世界中の観客の期待を裏切ることはあるまい。

不思議で、超人的で、すばらしい軟体ダンス。
それはもう、あなたがご自分の目でしかと
見届けるしかない。ぜひ見届けてほしい。



(富士山なすび/ 日和)



2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト ワールドカップ部門
2015/11/02 03:57 PM

あつあつのカレーはいかが?/マハラジャダイニング

パフォーマンスをみているとおなかがすいてきますよね?
大道芸ワールドカップの会場では世界各国の料理やご当地B級グルメも味わえるんです。
今回お邪魔したのは、プレミアムステージ横の「マハラジャダイニング」さん。



ここではタンドゥーリ釜で焼いたできたてあつあつのナンとカレーが食べれるんです。



なかでもチーズナンは絶品!
そのほかにもカレーやインドのコロッケ「サモサ」やタンドゥーリチキンもあります。




ではお先にいただきまーす!!!



Y.K.Kobayashi

2015フェスティバルレポート / 2015その他
2015/11/02 03:52 PM

レトロな笑いとあたたかさをお届け  たそがれボンボン

パフォーマンス開始前から大勢の観客と楽しくコミュニケーションをとるたそがれボンボンの二人。
パフォーマンスが始まると、ドタバタした可愛らしい二人の動きに大人も子どもも大わらい。いたずらっぽく愛嬌のある笑顔の二人に、みんな心が癒される。



彼らがタッグを組んで、まだわずか3ヶ月。そんなことをまるで感じさせない息ピッタリな喜劇は、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
大道芸ワールドカップチャンピオンに輝いたこともあるちゅうサンは、
「タッグを組んで3ヶ月、道具作りやネタの構成をし、たった10日ほどの練習量で出場したこの大道芸は、いわば“チャレンジ”。お互いに勉強になることも多い」という。





チャップリンのような、サイレント映画に近づけたいとのこと。
どこか懐かしい、昭和の雰囲気を漂わせるたそがれボンボンの喜劇には、人々の共感を得る笑いとあたたかさがある。



(日和)

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/11/02 03:50 PM

おいしいお店がたくさん!①/会場レポート

今年で24回目を迎えた大道芸ワールドカップin静岡。多くの国と地域からアーティストが来るだけでなく、食べ物も見どころのひとつです!
広報スタッフが実際に食べてきた感想も交えて紹介していきます! 


・静岡プレミアムブース
駿府城公園内ポイント⑩坤 櫓(ひつじさるやぐら)近くにあるこのブースでは地元静岡のおいしいものがたくさん!

さしっとの店/カレー料理

サモサ(300円)を実食しました。揚げたてで中にジャガイモカリーが入っていてとても美味しかったです!

   
丸福製茶・あべ川もち/お茶とあべ川もち
食べ続けてはや5店舗、そろそろデザートに移りたい・・・と思っていたら見つけたのがこちらの店舗。
あべ川餅屋さんとお茶屋さんが協力してセットメニューを作ったとのことです。
あべ川餅とお茶師さんが淹れたお茶をセットでいただけます。
御餅もほどよい甘みでおいしいのですが、お茶もとても落ち着く味で、なんだか昼寝がしたくなってしまいました・・・
私はいったい何をしに来たのでしょうか・・・・美味しいからいいか・・・・・
(ちゃんと仕事もしてますよ!なが)

  
レストワン/おでん・桜海老うどんなど

 
三郎/男前餃子にんにく肉汁

   
サリーズカフェ/お茶ソースパスタ・漁師魂ミネストローネ  

 
マルカイ/しらすピザ


清沢里の駅 よもぎきんつば/よもぎ金つば・ぶっかけレモンなど


静岡おでん同好会/静岡おでん


静岡みやげきらく市企業組合/こんにゃく きらくラーメン 





静岡みやげ もえしょくプロジェクト

その②に続きます~!
(朝比奈・なが)

2015フェスティバルレポート / 2015会場の様子
2015/11/02 02:14 PM

現場の声をお届けします / ボランティアスタッフ(FM実況)

駿府城公園メイン広場、サークルKサンクスチケットブースの近くに『FM実況』の脚立があるのをご存知でしょうか?
なぜ会場内なのにわざわざラジオ放送をするの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは目の不自由な方にも大道芸ワールドカップを楽しんでいただけるよう用意した、音で会場の雰囲気やパフォーマンスを伝えるためのものです。大道芸ワールドカップは、すべての人とフェスティバルを楽しむ時間と空間を共有したいという考えから、このような音声によるガイドや障害のある方への補助・誘導などのサービスを行っております。
すばやいパフォーマンスもある中、声だけで全てを伝えきるのは大変ですが、舞台の大きさやアーティストの服装など、少しでも雰囲気を伝えられるような実況を行っているとのことです。

FMラジオ実況を行う場所は、駿府城公園南口・北口およびJR静岡駅地下イベントスペースのノーマライゼーションブースにてご案内しております。
また、数に限りがありますが、無料の貸し出しラジオもご用意しておりますので、各ノーマライゼーションブースにお問い合わせください。

(なが)

2015フェスティバルレポート / 2015スタッフ
2015/11/02 12:23 PM
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