Festival Report フェスティバル レポート 2015

帰ってきた摩訶不思議四次元ダンサー ミスターファンタスティック

昨年に引き続き、今年もワールドカップ部門に
エントリーしたミスターファンタスティック。
彼はステージに上がるなりいきなりシャツを
脱ぎ始めた。



・・・え?何をなさっているのですか?
・・・ダンスじゃなかったでしたっけ?

すると、軽快なミュージックに乗せて
彼自身も軽快に踊り始めた。

やがて。

・・・へ?



・・・後ろ向きに倒れているんですが。



・・・それもなんの支えもなしにですか?



・・・一体なにやってんですか?!

・・・というか。
なぜにそんなに身体が柔らかいんですかっ?!





まるで軟体動物。もはや人間業にあらず。
にもかかわらず、そのあらぬ体勢のまんま
音楽に合わせて実にリズミカルに踊っている。

なんなの?この人!!

もう驚きを通り越して唖然。
この人の身体には限界ってものが無いのか?
ただただ唖然。That's amazing!!

正直言って言葉では表現できない彼のダンス。
無理やり言葉にするならばそれは

「摩訶不思議な軟体動物のダンス」

そうとしか言いようがない。

彼はUSAを拠点として活動している。
その演技はヨガと日々のメンタルトレーニングで
日々磨いているとのことだ。
ただ、昨年この静岡に来て感じたことは、
USAの観客と日本の観客とでは若干反応する
箇所が違うと知り、改めて演ずることの難しさを
痛感したらしい。

だから今年はそれを踏まえてより日本人に
受け入れられやすいパフォーマンスのために
心身ともに鍛錬し、満を持して静岡に来た。
うれしいではないか。この大会のために
日本の、静岡の観客のためにそこまで考え、
私たちを喜ばせる演技を披露してくれるとは。
そんな彼のサービス精神に万歳!だ。

聞けばさらに新しく摩訶不思議な新たな技を
目下開発中とのこと。
どんな技となるかわからないが、多分それも
世界中の観客の期待を裏切ることはあるまい。

不思議で、超人的で、すばらしい軟体ダンス。
それはもう、あなたがご自分の目でしかと
見届けるしかない。ぜひ見届けてほしい。



(富士山なすび/ 日和)



2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト ワールドカップ部門
2015/11/02 03:57 PM
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