Festival Report フェスティバル レポート 2015
少女たちを魅了する芸術:フェイスペイント / カリーヌ ランティエ サンジャックさん
顔をキャンバスに見立て、鮮やかな色とデザインで彩るフェイスペイント。
カリーヌ ランティエ サンジャックさんは大道芸ワールドカップに訪れた方々を次々にペイントし、会場をより華やかにお化粧する。
細やかな筆遣いで、瞬く間に少女たちの顔を”絵本の妖精”のように変貌させる様はまるで魔法を見ているようだ。
カリーヌさんの下を訪れたアスカさんとハルカさんは双子の姉妹。
毎年、フェイスペイントを楽しみにしており、今年も姉妹で会場に訪れた。
今年はカリーヌさんに「姉妹でデザインを合わせてほしい」とお願いし、アスカさんは青、ハルカさんは赤を基調とした、対となるデザインで完成した。
ユイさんはフェイスペイントをしてもらうようになってから、今年で6年目。
アスカさん・ハルカさん姉妹とユイさんは、昨年の大道芸ワールドカップのフェイスペイントで知り合ったという。
他にも、フェイスペイントで知り合った友人がいるという彼女たち。
フェイスペイントは少女たちを魅了し、人の和を広げ、芸術の力でこの大会を大いに盛り上げている。
(ホリ)
2015/11/01 02:54 PM
まさに道具も体の一部!ダンス+ジャグリングで魅了する『ダグル』に注目!! / Daggle KOMEI
ジャグリングとダンスを融合させた「ダグル(Daggle)」というオリジナルのパフォーマンスを演じるDaggle KOMEI。
ダンスということはアクロバティックなものが多いかな?と思いきや、コンタクトジャグリングも取り入れながら静と動のメリハリのある演技と若々しさ溢れる明るい声かけでお客さんを惹きつけていました。
また、ハットやリングを使って思いもよらないような技を見せてくれるので、次はどんな技が出るのかと目が離せません。(どんな技かは、彼のステージを見てのお楽しみ!)
本日のパフォーマンスでは特別にクリスタルボールを6個も使ったコンタクトをアドリブで(!)見せてくれるなど、お客さんを沸かせるのが本当に好きなのだなということがこちらにもよく伝わってきました。
そのサービス精神からか、パフォーマンス開始前にもちょっと変わったジャグリングをしていたので、彼のステージには早めに行っておくといいことがあるかもしれません。
(なが)
2015/11/01 02:35 PM
観客を笑いの渦に/ダメじゃん小出
ダメじゃん小出のステージが始まったとたんにダメじゃんの毒舌がさえわたった。
彼が行ったマジックを横から見ていた子供に対して「うるせー」と言い放ったり、「うそつき」と言い放ったりもした。
しかし、彼はその言葉さえも笑いに変えてみせる。
また「うそつき」といったあとに「安倍晋三って学校でいわれねーか」と鋭い時事ネタも披露した。
彼のステージが盛り上がりを見せるのは、観客を巻き込んだパフォーマンスにあるだろう。
今回ダメじゃんは一人の男の子を指名した。風船を使ったパフォーマンスで、新聞をその男の子に持たせた。
そして風船で作った刀で切る動きをすると、男の子は新聞を破った。この男の子はダメじゃんのパフォーマンスに花を添えた。
最後に男の子がお礼として風船で作った犬と千円札のどちらかを選ぶときには、
「日本で三番目に愛されてるものとただの風船か」と男の子に選択を迫り、ここでも笑いを誘った。
そして千円札を選んだ男の子の母親には「しっかりしてんな」と皮肉交じりで語った。
パフォーマンスの最後には、千と千尋の神隠しのキャラクターに扮し投げ銭を求めた。
「わかりやすいように説明しましょう。」と前に登場した男の子に千円札を上げさせた。
そして男の子に千円札を帽子の中に入れさせた。
ここでも男の子は嫌がることなくダメじゃんに協力してみせた。
ダメじゃんはパフォーマンスが始まったときからこの男の子を指名しようと決めていたそうだ。
この男の子のおかげで今回のパフォーマンスは大いに盛り上がったといえるだろう。
ダメじゃんの観客の中からこの子を選ぶことのできたことには、とても驚かされた。
ダメじゃんは2日と3日にもそれぞれパフォーマンスを行う。ダメじゃんのパフォーマンスの面白さを実際に肌で感じてほしい。
次に指名される観客となるのはあなたかもしれない。
(よし)
2015/11/01 02:16 PM
魔女になりたい!/izuma
手品師として10年前から活躍し、2011年からアーティストとして活躍しているizumaさんは、和と手品を融合させた、
ミステリアスな雰囲気を感じさせます。
静岡は始めてで緊張する!と言いながらも、妖艶なパフォーマンスを見せてくれました。美しい着物がとても似合っていて、切なさやものに対する感性をしっとりと表現していました。
東京を拠点に、あらゆる場所で活躍を広げています。大島へ行ったのはとてもいい経験だったとのこと。
今後の目標は、魔女になりたい!空気を感じてそれを見ている人に伝えられる、魔女のような存在になりたいとおっしゃっていました。
パフォーマンスの後、ファンの方と丁寧に接していたのがとても印象的でした。
メッセージもいただきました!
(うるし、池端、朝比奈)
2015/11/01 02:01 PM
取材中にストリートで取った写真を登校します/POTE、パオパオ堂、フェイスペインター☆ミホウ 渡辺あきら ベル エタージュ Shiva
取材中にストリートで取った写真を掲載します(^^)
POTE
フェイスペインター☆ミホウ
パオパオ堂
市民クラウン
渡辺あきら
ベル エタージュ
Shiva
2015/11/01 01:16 PM
贅を尽くした曲技の宴/プレミアムショウ・プレミアムショーケース
道端の通行人の足を止めての大道芸とは異なり、
トップアーティストが舞台上へ集結しての、
ギュッと大道芸の魅力を詰め込んだプレミアムステージ。
16:40、開幕前から会場にわくわくとした期待感が満ちていき、
ついにはあふれそうになった頃、ジャズバンドの登場で
ナイトショウの幕開けになった。
4日間のワールドカッププレミアムステージは、
初日早々、ほぼ満席の人出。
静岡市の姉妹都市、米国ネブラスカ州の大学から
ジャズバンドが来日しての演奏。
つややかなジャズの音色に、会場全体が
心地よい一体感に包まれる。
昨年度ジャパンカップ優勝者コメディアンのファニーボーンズ(日/英)、
張海輪中国雑技王(中)、ダメじゃん小出(日)という
国籍も大道芸のジャンルも大胆に横断した一日限りの司会四人組。
今日一日の即席チームとは思えないほど、息の合った進行を見せていた。
■ラソテッラ
レトロな自転車にまたがり、クラシカルなBGMに乗せて
三人一体のバランス芸をみせた三人組。
狭い自転車の上でのサーカスアクションも優雅にこなし、
会場全体がおとぎ話の世界に迷い込んだような錯覚を受ける。
■ジョニーフィオリン
ジャグリングの技術を織り交ぜたドタバタ芸が魅力の彼。
隙あらば会場の子供たちを舞台に引き上げて主役に変えてしまい、
半ば強引に、会場のテンションを盛り上げていた。
■ジョーダンマックナイト
驚異の軟体アーティストの彼女。
背筋をピンと反らせた姿勢からどんどん背中をそらせてゆき、
ついには股関節から頭を挟むまでに。
目を疑う光景に、観客は驚きの声があがっていた
■サンズカンパニー
〆はスウェーデンからの二人組み、サンズカンパニーの二人。
普段から見慣れていたはずのシーソーが
互いの体を天井までと打ち上げる発射台と変貌した。
重力から解き放たれた空中パフォーマンスに、
会場からは鳴り止まない拍手がいつまでも響いていた。
■当日は偶然にも、ジョニーフィリオンの誕生日。
司会から差し出されたケーキの蝋燭をジョニーが吹き消すと、
和やかな雰囲気の中、ナイトショウの幕切れとなった。
(photo by K.umemoto)
2015/11/01 12:59 PM
プレミアムショーケース 11/1午前・午後の部 チケット完売
本日のプレミアムショーケース 午前・午後の部の当日券完売いたしました。
ナイトショウは会場にて、発売中です。
2015/11/01 11:22 AM
11/1パフォーマンススケジュールの変更
パフォーマンススケジュールの変更をお知らせいたします。
ポイント14 札の辻 デルレイヴ バーティカル ダンス カンパニー
11月1日(日) 17:45からの予定が、16:30に変更となります。
2015/11/01 11:17 AM
11月1日朝刊
デイリーニュースペーパー11月1日朝刊は こちら からダウンロードできます。
2015/11/01 10:00 AM
旅が磨いたパントマイム/わっしょいゆ~た
旅が磨いたパントマイム/わっしょいゆ~た
小学生の頃に大道芸ワールドカップin静岡を見て
大道芸人を志したというわっしょいゆ~た。
かつての小学生が憧れの舞台に立つようになって今年で三年目。
扱う道具はサイコロから一輪車まで幅広く、
なかでも得意なのはクラブ(棒を使ったお手玉)。
大道芸人としての転機が、ヒッチハイクの海外貧乏旅行。
およそ一年半、路上で投げ銭を稼ぎながら、
南米、ヨーロッパと、世界を旅していたという。
旅先の街角やお祭りで投げ銭を稼ぐのみならず、
ときには信号待ちの車の前に躍り出て、
曲芸で小銭をもらっていたというから
その芸人魂は筋金入りだ。
旅先では出会った旅芸人と技を学びあったり、
今でも旅の経験が、大道芸の糧となっている。
パントマイムを交えた水晶玉ジャグリング。
水晶玉は曲線を描いて滑らかに動くだけでなく、
突然に観客の予想の裏をかいて手のひらに隠れ、
観客の目には水晶玉は空に溶けたように映る。
そんな彼の巧みなパントマイムも、旅で磨かれたもの。
「言葉が通じない国で、どう気持ちを伝えるか。
そこで考え、感じたことがパントマイムにいきている。
誰かと話をするとしても、身を乗り出した姿勢で話をするか、
あるいは一歩引いて身構えて話をするか。
それで受け取られ方がまったく違ったものになってしまう。
言葉だけが意味を持つわけではない」
コミカルなパフォーマンスも彼の持ち味のひとつ。
指先の動きから表情までも駆使され、
全身からあふれるような喜怒哀楽が伝わってくる。
もともと人を楽しませることが好きで、
最近では技の練習よりもショーの演出を考えるのが好きだという。
静岡で芽生えて、世界をめぐって
再び静岡に帰り着いたパフォーマンス。
ワールドカップの会場で、旅芸人の空気に触れてみよう。
2015/11/01 08:50 AM