Festival Report フェスティバル レポート 2019

ゆうれいのディアボロ/めぐみ梨華

額縁が開き、中から幽霊登場。


白いドレスに身にまとっためぐみ梨華。



華麗なステップでディアボロを巧みに操り、お客様をその演技で魅了していく。



彼女は大学のサークルで大道芸に出会い、ディアボロが一番自分にあっていたそう。

今回のテーマである『おばけ』は「自由のように見えてどこか不自由なところが自分とつながった」と話す。

パフォーマンス中技が決まり、お客様のほうをチラッと見たとき、お客様が笑顔だと幸せだという。

さいごに、「静岡大好き!」とメッセージをいただいた。



(いも、うるし)

2019フェスティバルレポート / アーティスト ニューカマーズ部門
2019/11/03 03:59 PM

和×手品の化学反応/izuma

美しい風鈴の音とともにパフォーマンスはスタートする。



着物に身を包んだ彼女はizuma。行動の一つ一つは、葉っぱが枯れ、この秋に舞うよう。



彼女が愛する枯葉のような日本らしい切なさ、儚さと彼女のオリジナリティ(手品)は化学反応を起こした。不思議に満ちた手品で観客を魅了する。

滴る水に、舞う葉っぱ。この秋らしい演目は初出しのものなので、見逃せない。「よい秋の日をお過ごしください!!」と話す。





夜には灯篭を使ったパフォーマンスもあるそうで、これもまた気になるところだ。(いも,うるし)

2019フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2019/11/03 03:41 PM

「葵舟」秋の陣  ~外から楽しむ大道芸~

島根県松江市の松江城からお嫁入りした2隻の船が初お目見え。



大道芸ワールドカップ開催期間の11月2日から4日まで「葵船」として駿府城のお堀にて運行しています。


乗船場所は東御門前。




門内のブースでチケットを希望の時間を購入します。

初日の2日は、ほぼ完売状態という人気です。



これまで大道芸ワールドカップで3回堀めぐりは行われていましたが、
今回の目玉は、駿府城内堀を1周というところだそうです。




駿府城の北門の橋はかなり低いのですが、舟の屋根が低くなり通れる設計で可能となりました。
スーッと橋の下を通り抜ける様子を見る人でいっぱい。











来年度中には、事業化を目指しているそうで、
静岡の大きなイベントに関係なくお堀めぐりができる様になる事を期待します。

時間は11時から17時まで。

乗船希望の方はお早めに。







2019フェスティバルレポート / 会場の様子
2019/11/03 03:37 PM

旅の途中/ロレンツォ マストロピエトロ

スーツ姿のイタリア人。手にはトランクを引き、その姿はあたかも出張にでるビジネスマンのよう。しかし、彼はビジネスマンではなく、アーティスト。大道芸人だ。おしゃれなスーツ姿から想像する彼の芸はパントマイムだろうか、コメディーだろうか。残念ながら、いずれも正しくない。 彼はジャグラー。それもその粋な帽子を使ってジャグリングをするハットジャグラーだ。 「ジャグリングと言えば、ボールやクラブを思い浮かべる人が多いよね。でも、そういった特別な道具じゃなくて、身近な道具を使ってジャグリングをしたかったんだ。」 というロレンツォ。実は彼はハットジャグリングと言えばロレンツォというほどのハットジャグラー。帽子は風を受けやすいため他の道具以上に繊細で難しいそうだ。そんな帽子を5つ使ってジャグリングをするロレンツォは正にハットジャグラーの名手と呼ぶのに相応しい。 ところで、彼の魅力はその技術だけではない。彼のコミカルな人柄だ。彼の演技を見るときは音楽が無いことにも注目してほしい。普通のジャグラーは音楽をかけながら演技をすることが普通だが、ロレンツォはお客さんやその場の雰囲気に合わせるため音楽をかけない。それでも見入ってしまうのは彼の人柄の力だろう。だから、たとえ仮に失敗をしても応援したくなる。失敗について彼が話していたことが印象的だ。 「ジャグリングをやっていれば失敗することもあるよ。でも、そんな時に大事なのは深刻になりすぎないこと。失敗とは言うなれば旅の途中なんだ。その経験は次に生きるし続けていればきっと成功する。」 旅を続け、変化し続ける彼の演技をぜひみてほしい。 (Y.K.Kobayashi)

2019フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2019/11/03 03:14 PM

日に日に進化する絵(追記11/2情報)/松本かなこ

松本かなこさんのチョークアート続報!

人が一人増えてました。(絵の中に)11/2現在


<


ついに本日(11/3)観客の皆さんが活躍する時が来ました!!!!!!!!
松本さんの絵の一部に、自分の絵を描けるチャンス。
市民文化会館3(ポイント12)へ急げーーーーーーーーーーーーー。


2019フェスティバルレポート
2019/11/03 10:21 AM

絵を見られるのも明日まで!!(追記11/3)(松本かなこ)

松本さんのチョークアートを見に行ってきました。
今日は、猫が一匹増えてました。


そして、

今日は、観客のみんなが活躍する日。思い思いの絵を描こう!
カラフルなチョーク。手が汚れるのも気にしない!



明日はついに16:00頃、消すタイムがやってきます。
消えるまでがパフォーマンス。


明日がほんとのほんとにラストチャンス!市民文化会館3(ポイント12)へ!


2019フェスティバルレポート
2019/11/03 09:47 AM

静岡茶を世界に

大道芸ワールドカップの会場の駿府城公園内はたくさんの人で賑わっていますが
北門近くの紅葉山庭園の茶室で静かに静岡茶を楽しむことができます。

11/2,3の2日間「駿府本山秋のお茶祭りin 紅葉山庭園」が開催されています。


入り口前では、素敵な静岡茶っきり娘がご案内中。






お外席では手もみ茶体験と抹茶挽き体験が行われていて、子供たちが楽しんでいました。











外国人の方にも英語の案内の看板もあります。






紅葉山庭園茶室「雲海」は普段入ることができないのでとても貴重な機会。
同じ駿府城公園内とは思えないほど静かさ。










中ではブースによって自分の好きな静岡市内のさまざまな地域のお茶を一席300円で楽しめます。
お菓子も6種類の中から選べます。





静岡の緑茶とひとくくりにまとめがちですが、
品種の違い、同じ品種でも生産される場所によって味わいが変わる驚き。
また生産者の方のお茶つくりへの想いが直接聞け、お茶に対しての見方が変わりました。











なかなか味わえない高級茶を堪能できるチャンスです。








時間は10時から16時まで(受付は15時半まで)になりますが、
癒しの非日常空間を是非体験してください。

2019フェスティバルレポート
2019/11/03 09:43 AM

ほっこりイケメン/clownものまる

「がんばれー!」「元気出せー!」。子供たちの黄色い声が飛び交う。

最初は腕組みして見ていたお父さんたちもしまいには腕を振り上げて声援を送る。子供たちは風船や帽子や皿回しを使ったパフォーマンスに大喜び。

大人は次々に繰り出される、めまぐるしくも切れのよい芸に目を見張る。 老若男女が楽しめる構成はclownものまる独特で、会場にはなんともいえないホンワカとした雰囲気が漂っている。





プロとしての活動を開始してからまだ一年半。しかし、その技にはしっかりとした裏打ちがある。中学生のときにはじめたタップダンスをベースに、マジックやジャグリングの技を磨いてきた。

静岡は初お目見え。「静岡のお客様は目が肥えているけどみんな優しい」、でも「多少緊張しました」とのこと。いえいえ、お客様はみんな最高の笑顔で見ていましたよ。



21歳の長身・イケメンに今後の抱負をうかがうと、「来年も静岡に来ること、いいえ、毎年静岡に来ること」と答えてくれました。



子供連れで、何を見ようか迷ったらclownものまる! (Todd)

2019フェスティバルレポート / アーティスト ニューカマーズ部門
2019/11/03 08:55 AM

【ダイヤモンドの輝き、DemaNToid(デマントイド)】

逆立ち日本一の「タク」とバランス・スペシャリストの「ナルミ」が繰り広げるアクロバティック・パフォーマンス。マッスルミュージカルで出会った二人が、DemaNToid(デマントイド)のデュオを組む。


デマントイドとは、1850年代にロシアで見つかったガーネットの一種。ダイヤモンドのように美しく輝いていたことから、デマントイド(オランダ語で「ダイヤモンドに似た」)と名付けられた。自分たちのパフォーマンスもダイヤモンドのように美しく輝くようにと、デュオの名前をDemaNToid(デマントイド)にしたとのこと。

タクの得意技は「バランシング・オブ・デス」。体操で鍛えた体脂肪率3%の肉体を極限まで駆使し、7メートルの高所で揺れるポール上での逆立ちパフォーマンス。特に、地面・風・太陽など自然の影響を受ける屋外でのパフォーマンスは、見てる方がはらはらドキドキ。


ナルミの得意技は「ハンド・ツー・ハンド」。身体と身体で支え合うバランス技は、二人の信頼関係がなければ成り立たない。


技が決まったときの二人の笑顔はそれこそ最高。是非とも、二人の緊張感あふれるパフォーマンスと素敵な笑顔を見に来てください!


(福)

2019フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2019/11/02 06:59 PM

刀に込める魂の姿は?/SAMURAI PERFORMERS syn

 まず、舞台に踊り出るのは、何とも情けない侍・YAMATO。縮れ頭をひっつめにし、やたらに低姿勢なしゃべり方が笑いを誘う。後から出てきたイケメンの後輩侍・SHINICHIの、たすきのかけ方一つに「カッコつけちゃってぇ。」と嫉妬をむき出しにし、勝負に負けそうになれば、5歳前後の”伝説の勇者”を恥じらいもなく担ぎ出し、「悪い侍を倒してください。」と懇願(こんがん)する。そんな姿を見たら、”侍”と呼ばれる人たちのハードルがグイグイと下がっていって、それまでは何気なくパフォーマンスを見ていた人たちだって、ついつい笑わずにはいられなくなってしまう。
 
 一方、そんな笑い中に差し挟まれるYAMATOの殺陣の解説は、常にそれとは真逆のベクトルを示す。「映像作品とは違い、編集が一切利かず、実際に刀を当てる殺陣の迫力は、大道芸だけが見せられるものです。」と重ねて語る通り、一対一の殺陣に臨むYAMATOとSHINICHIの眼には、笑顔の中にも”ガチの勝負”に挑む者だけに宿る、強い光が灯る。そうなったらもう、今度、観客は早鐘を打ち始めた心臓を押さえながら、その真剣勝負をただただ見守ることしかできないではないか。

 SAMURAI PERFORMERS synのパフォーマンスは、見る者をそんな上を下へのエンターテインメントに、問答無用で引きずり込む。ウィットの利いた、キレのあるYAMATOのトークと、口よりは刀で語るSHINICHIのキレのいい体捌きが、それを更にふくらませてゆく。



 遥か昔から日本人は、世界の国々の中でも抜きん出て、”刀”に祈りを込め、その魂を宿らせる民族だという。だが、彼らが刀に宿らせる魂は、通常の刀とは違い、決して人を傷つけない。そこにあるのは降りかかる苦しみに立ち向かう勇気、生き辛ささえ跳ね返す笑顔、自分のカッコよさも情けなさも引き受けて生きる強さ。つまりは生命力そのものだ。
 そんな力と魂を込めたメッセージを、最も強烈に伝えられるパフォーマンスは大道芸をおいて他にない、と二人は声を揃える。SAMURAI PERFORMERS synの、”syn”はシン、と読む。シンは『神』なり、『身』なり、『信』なり。『新』であり、 『真』であり、 『進』でもある。そしてその全ては最後には『心』のもとに統べられる―。
 
 約束しよう。

 二人のパフォーマンスに大笑いして、殺陣のカッコよさに気持ちがアガったその後には、また、明日が笑って迎えられそうな明るい気持ちが、胸のどこかに芽生え始めているはずだ。

(晴)

2019フェスティバルレポート / アーティスト ニューカマーズ部門
2019/11/02 06:57 PM
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