Festival Report フェスティバル レポート 2017
「空間VRライブアート」をご存知ですか?/ロボットのぞみ
今年も昼間のパフォーマンスで意表をつく新しい世界を楽しませてくれているロボットのぞみが、文化の日の夜新たなパフォーマンスをこっそり披露してくれた。これは、公式HPに告知されていない超・スペシャルライブの潜入レポートである。
「空間VRライブアート」。多くの(特に年配の)日本人にとってあまりなじみのない名称だが、これは仮想現実(Virtual Reality)を体験できるVR機器によるテクノアートだ。
VRゴーグルを装着すると自分の手元は見えない。また機器の操作もみるからに複雑そうだ。(少なくとも筆者には到底操作できそうにない)
けれども、ロボットのぞみはいともたやすくその新しい機器を自在に駆使し、やすやすと絵を描き文字をつづっていく。完全に体とコントローラーが一体化しているかのように。また、目の前の絵や文字はまるで生き物のように、躍動感あふれる動きで観客の目を釘付けにする。
それは既存の芸術作品の枠を超えた「新感覚アート」。そんな陳腐な言葉では片付けたくないが、この斬新な映像アートを他にどう表現すればよいのかわからない。到底言葉では説明できない。
次々と新たなパフォーマンスを生み出すロボットのぞみ。その目は常にはるか先の未来を見据えている。そしていつかパフォーマンス界の流れを大きく変えていくに違いない。
【インフォメーション】
この記事を読み、「だから『VRライブアート』ってなんだよ?」と思われた方は、11月25日に開演される『ロボットのぞみテクノアートLIVE in 静岡』に足を運んでみて下さい。そして、ロボットのぞみがつむぎだす不思議な映像アートの世界を楽しんでいただければ幸いです。
場所:MIRAIEリアン コミュニティホール七間町
日時:11月25日(土) 13:00~14:30 18:00~19:30
お問い合わせ先:never.ending.nyd@gmail.com
Written by 富士山なすび
2017/11/03 10:19 PM
みんなで笑おう!/ファニーボーンズ
大道芸ワールドカップin静岡おなじみのけーぼーとクリス、前回3年前のジャパンカップチャンピオンが今年も静岡にやってきました!
国境を越え幼児から80代までもれなく楽しめる普遍的アミューズメント、
体のキレや表情の動きも普遍(不変)なのか?と思ってしまう、
月日が経ち年を重ねても変わらない、少年の心とパフォーマンスの勢いに感激です。
ジャグリングあり、手品あり、コメディあり、ですが、印象的なのは顔の表情。
あの表情を真似すれば、疲れた心が元気になり、美顔効果もあるかもしれません。
ファニーボーンズを見て、たくさん笑って若返りたいですね。
明日4日は清水でのパフォーマンスになります。
海王丸も寄航中の清水港、海風に吹かれながらみんなで楽しい時間を過ごしましょう!
(yyukke)
今後の予定
11月4日(土)
40 エスパルスドリームプラザ 12:00 14:00 16:00
11月5日(日)
9 富士見芝生広場 14:00 16:00 18:00
2017/11/03 09:47 PM
日が暮れてからも大道芸はあつい!/ナイトパフォーマンス
日が沈んでからもまだまだ大道芸をやっています。
夜のパフォーマンスのスケジュールは夕方に配られるデイリーニュースペーパ夕刊号でお知らせしています。
無料で配布していますので、インフォメーションブースで手に入れて、夜も大道芸を楽しんじゃってください!
ナイトパフォーマンスでは昼間は見られないパフォーマンスも行っています。
コミュニティーホール七間町で毎晩開催さているXTRAPは指で作る万華鏡、フィンガーカレイドスコープや指で作る花火が有名。
このパフォーマンスは夜しか見れません。
そして、3日の夜はロボットのぞみくんがVRを使ったパフォーマンスを披露!
これは、ガイドブックにもデイリーニュースペーパにも載っておらず、ツイッターで告知されただけだったので、見れた方はラッキーでした。
そのほかにもファイアーパフォーマンスなど夜にみてこそのパフォーマンスが盛りだくさん!
ナイトパフォーマンスにも注目してみてください。
Y.K.Kobayashi
2017/11/03 09:30 PM
ワールドチャンピオン狙ってます!/コミック トリオ エクイヴォキー
ウクライナ出身の男性3人組…ということは筋骨隆々のアクロバットか?
と考えたあなたは大道芸ワールドカップにお詳しい方ですね!
でも、エクイヴォキーはちょっと違うんです。
コミックトリオエクイヴォキー、直訳すると「喜劇三人衆駄洒落組」といったところでしょうか。
エクイヴォーク equivoke ちょっと複雑なジョークという意味の言葉を名前に使い、
一瞬考えてワーッと笑える、そんなパフォーマンスを見せてくれます。
背の高いジョージ(Georgii)、髪の毛くしゃくしゃのディミマ(Dmyma)、キューピー髪型ユーリ(Yuriy)の三人は、
2001年にサーカス学校で出会い、それから16年以上一緒に芸を磨いてきました。
リーダー等の役割分担は特になく、常に3人で共に考え共に鍛えているとのこと。
そして、練習するというよりも、現場での実践とお客様の反応を大切にし、新たなパフォーマンスを創っていっているのだそうです。
昨年のブロンズ賞から、今年はチャンピオン目指して気合入れてきました。
息の合った3人から繰り広げられる笑い、ときどき、筋肉、お見逃しなく!
なお、日本・静岡を訪れるのは去年以来2回目のこと、去年食べた焼き鳥と餃子の味を楽しみにやってきたそうです。
屋台で出会えるかもしれませんので、焼き鳥屋さん、餃子屋さんではエクイヴォキーいないかなーと注意してみてくださいね。
(yyukke)
今後の予定
11月4日(土)
13 静岡市民文化会館 12:30 15:00
プレミアムステージ 15:00開演
11月5日(日)
2 メイン広場2 11:30 13:30 15:30
2017/11/03 09:22 PM
Sweet Blues Puppet Show / La Malette
La Malette (Italy) is a solo street performer, but he has many musical animal friends! An owl joins La Malette first, and he starts to play the Blues.
No, wait! Is that a little frog that can play the harmonica? A racoon joins in, adding a steady beat to the tune and the music is so infectious that a little mouse wants to join in and dance!
La Malette's street performance only lasts as long as the music plays, but during that time both adults and children will be transported into his charming little music world.
Lisa
2017/11/03 06:34 PM
観客と結婚!!?/ミスター・マスタッシュ
観客から一人の女性を誘い出し、一緒にワインを飲んだり、バラをプレゼントしたりし始める。
その光景は、まるで映画のワンシーンを観ているよう。
多くの日本女性は、そのような扱いに慣れておらず戸惑ってしまうものの、
それでも一度は憧れてしまうようなロマンチック(かつコミカルな)パフォーマンスだ。
たとえそれがステージ上の虚構の世界と分かっていたとしても。
日本の観客の印象を、「ヨーロッパとは凄く違って、基本的にシャイだね。」と彼自身も感じているが、
それでもその女性のみならず、ステージ全体が彼の世界に引き込まれてゆく。
「前はジャグリングをやっていて、テクニックを披露していたんだけど、観客とのつながり、一体感を得たいと思って、
今のスタイルのパフォーマンスに変えたんだ。”愛”をテーマにパフォーマンスをすることにしたんだ。
普遍的なテーマで、どこの国でも通用するからね。」ミスター・マスタッシュは、世界中の観客と愛でつながっている。
「日本に来るのは初めてで、来る前にイメージしていたのと全然違う。思っていた以上に物事の段取りがちゃんとしている。
次にまた日本でパフォーマンスをする機会があったら、きっと今回の経験を踏まえてパフォーマンスの構成を少し変えるだろうね。」
新しく日本向けにチューニングした彼のパフォーマンスを見られる日が今から楽しみだ。(おはつ,わほーい)
2017/11/03 06:29 PM
キュートなモンスターと不思議な世界へ
独特の世界観を持ちながら素敵な人形劇を披露させてくれたアニータ。
真っ黒なドレスで現れてきたアニータはとても小柄で笑顔がキュートだ。
しかし、パフォーマンスが始った途端その素顔を隠し、キュートなモンスターが現れてきた。
少しの小道具と自分の体でカワイイモンスターを構成させているのだ。
そして、そのモンスターたちはアニータによって生き生きとした動きを魅せてくれて
自分の手を見ずに何かを動かすことは、とても技がいることだ。だがアニータのモンスターたちは、なめらかな動きをしていて
、夢中にさせてくれた。手使いがとても器用で、私も含め観客は驚きの連続だった。
パフォーマンス後、気さくにインタビューさせていただいだ。
魅力的なモンスターたちのキャラクターは、どこから発想したかとても疑問だったので質問してみた。
身近なもので表現したいと言う、例えば私たちは髪の毛がある、胃があるといった、生きているようで生きてない身体を使って
、その全てのキャラクターは、自身の人生を表現しながら魅せてくれているのだ。アニータはスイス人だが非言語的な領域だと
感じた。
最後に、なんとアニータは日本が初めてだったのだ。日本はLOVELYと言ってくれた。
これから大道芸を含め、5日間の日本観光をするということだ。日本を十分楽しんで、また大道芸で私たちをアニータワールド
の素晴らしい世界に連れてってほしい。
ゆうこ
2017/11/03 06:13 PM
半空中の王者/リ・ウェイ
昨年チャンピョンに輝いたリ・ウェイが、スペシャルゲストとして再び静岡に。陽射しが照りつける中、大勢の観客が彼の素晴らしいパフォーマンスを求めて集まった。
大きく左右に揺れる一本の細いロープの上で、鍛え抜かれた肉体を持つリ・ウェイによって繰り広げられる技は、15年もの歳月をかけて作りあげられたもので、誰にでもできるものではない。
まずは地上。四点杖のような器具の上で、逆立ちをする。片手を離したり、体を横に傾けたり。場が温まったところで、いよいよ空中へとパフォーマンスの場を移す。ロープに手を掛け、体を持ち上げる。安定した足取りで、ロープの端から端へと歩き、地上と同じように逆立ちを。途中からは、杖のようなものをロープの上におき、その上で逆立ちをしたり、ペダルを手で漕ぎながら、一輪車でロープを渡ったりと、リ・ウェイは安定感のあるパフォーマンスで、最後まで観客を魅了し続けた。
リ・ウェイは世界中のフェスに出演しているが、すべてのパフォーマンスにおいて、試合のように思いながらパフォーマンスをしている。
自らのパフォーマンスに対して真摯に取り組む彼だが、そのストイックさと裏腹に、その衣装と髪型には、遊び心が垣間見られる。
人目を引く特徴的な衣装と髪型は、リ・ウェイの、好きなものを好きなように、という精神によるものだ。大道芸では、全日程異なる衣装を着るという。
パフォーマンスだけでなく、服装にも注意して観るとより楽しめるのではないか。(くるみ)
2017/11/03 06:11 PM
壁で繰り広げられる世界/インセンソ
インセンソはフランスから来た男女2人組です。
ワイヤーで体をつるして壁を舞台に演技をします。
演技が始まる前、既に大勢の人が今か今かと待ちながらにぎわっていました。
音楽がかかり始め、演技が始まると辺りは不思議な雰囲気に包まれます。
ゆったりと落ち着いた雰囲気の音楽が演技と結びつき、観客を魅了します。
ついつい彼らの世界に引き込まれてしまいます。
1人はタンゴダンス、もう1人はクライミングをしていた経験を混ぜ合わせ、他のアーティストには真似できないパフォーマンスを見せてくれます。
2人は2005年にワークショップで出会い、それから一緒に活動をし始め、様々な場所で活躍をしてきました。
今回の舞台、静岡はとても暖かく天気も快晴でとてもやりやすいですと言っていました。
パフォーマンスをするときに、雨が降っていて壁がガラスや鉄でできていると足が滑ってやりずらい、ですが、今回はもともと小学校として利用されていた施設だったので、全く滑らずにいい演技ができたそうです。
また、見に来てくれたお客さんも温かい拍手で迎えてくれてとてもやりやすかっと言っていました。
毎回パフォーマンスをする壁が異なるため、パフォーマンスごとに異なる楽しみがあるそうです。
いつもどのような気持ちで練習しているのかと聞くと、「strong desire(強い欲望)を持っている。」と答えて下さいました。
常に上を目指して努力している2人は、パフォーマンスには、「Yes,we can!(私たちは出来る!)」という気持ちで望んでいるそうです。
パフォーマンス中は幻想的な雰囲気の2人だが、話を伺うと気さくで楽しく話をしてくださいました。
観客の方々のサインや写真にも丁寧に対応してくださる素敵なアーティストでした。
高いところでのパフォーマンスなので多くの方が楽しめると思います。
幻想的な世界に連れて行ってくれる2人のパフォーマンスを、ぜひご覧ください!
(Ryon)
2017/11/03 06:09 PM
会場とともに作る暖かい空気と笑いの渦/山本光洋
大道芸ワールドカップin静岡の会場であるパルシェ屋上が、暖かい空気と笑いに包まれた。
チャーミングな笑顔が特徴なパントマイム師、山本光洋。
彼は、ニューヨークで偶然パントマイムに出会った事をきっかけにこの道を進み始めた。
現在ではダンス・オペラまで活動の幅を広げる注目の的だ。
そんな山本光洋の創り出すユニークな世界観に、観客は魅了されていく。
独特な視点から考え抜かれたギャグ。体の細部まで行き届いた動き。
小さな人形やブルーシートを加工した簡素な小道具や自身の声の使い方。
親近感が沸くコミカルな音楽と動き、ネタと顔の表情の豊かさが観客の笑いを誘う。
アイディアの源は?と聞くと、「こもって考えて、パッとあるとき思いついたら稽古場で試してみる」を繰り返しているそうだ。
ショーでは常に動きの緩急をつけること、また、自分が楽しむことを大切にしている。
講演前後に、ファンから「がんばってね」という温かい声援をもらうと、それがショーを勇気づけるものにしてくれるとのこと。
普段のギャグの練習はしないが、新ネタは熟考し、どうすれば観客を喜ばせられるか、
この難題に常に正面からぶつかって挑戦している。
そんな彼の新ネタである「浦島のカベ」が今年は披露されている。
観客を巻き込んだショー構成はどこまでがアイディアでどこまでがアドリブなのだろうか?
ライブでしか味わえない山本光洋の笑いに溢れたショーをぜひご覧あれ!
(Chiiton)
2017/11/03 06:08 PM