Festival Report フェスティバル レポート 2014

bad woman and super woman! / リズ・スモール(フェイスペイント)



静岡の町に現れたスタイル抜群のバッドウーマン&スーパーウーマン。
リズ・スモールのフェイスペイントによって大変身を遂げた。

最初美しい2人を見て、友達?姉妹???と思っていたら、実は母娘。

岐阜県からほぼ毎年来て早10年というこのお2人。
それこそ娘さんがベビーカーに乗ってる頃からだそうだ。

テーマを決めていなくても、
その時の服装などに合わせてささっとペイントがなされ
毎年変身を楽しんでいるそうだ。
大道芸カメラマンたちにも大人気。



いつも大人気のフェイスペイントは今年もお昼には
受付が終了してしまった。
来年フェイスペイントを考えているそこのあなた。
来年はちょっと早めに静岡の街にくりだし、
変身してみませんか?

(tsun)

2014フェスティバルレポート / 2014アーティスト ウォーキングストリート部門
2014/11/03 02:05 PM

常に進化し続ける独特の世界観/シバ

白いサラリーマン。略して『白リーマン』。
彼は文字通り頭のてっぺんから足の先まで
どこもかしこも真っ白な姿をしている。
誰が見ても「目立つ」と感じるいでたちだ。
神出鬼没。いつ、どこに現れ、どこで消えるか
まったくわからないという噂の彼である。
スタップすらどこで出会えるかわからない。

ところが。
こちらから見える場所にいても最初は見えず、
至近距離まで近づいた瞬間、初めてその姿に
気づき、仰天させられる。
まるで彼が気配を「消して」いるかのように。
すると彼はしたり顔でこちらにVサインする。
全く食えない男である。



白リーマンは一介のビジネスマンだ。
時には忙しい仕事の合間を縫って
食事もするしおやつも食べる。
しかし彼の場合はそんな何気ない動作、
ごく普通の動作自体がものすごく目立つ。
多分彼が白くなくても目立つだろう。
その理由を知りたくて彼の動作をよく
観察した。ちなみにおやつの時間である。











美しい。動作というよりはこれは「所作」だ。
例えるならば茶道で決められたお作法の様だ。
おやつを食べるという行動をこれほどまでに
美しく芸術的に行う人間を私は他に知らない。
そこには日本の伝統芸能芸術同様に型がある。
それを元に計算されつくされた伝統が持つ
「型のある作法に基づく所作」というべきか。

その一連の動作、所作を見ていて思った。
彼は「礼儀正しく行動も美しい日本人像」を
少なくとも完璧に身に着けようとしている。
彼は模範的なニッポンの白リーマンなのだ。
パントマイムの心得があると聞いていたが、
それらの一連の動作はマイムというよりは
やはり日本的所作と言う方がふさわしい。

しかし、それは彼の「静」の一面でしかない。
彼の中には静と動のスイッチがあるらしく、
それは予告もなくいきなり切り替わり、
またこちらは仰天させられてしまう。

「動」の彼は外国発祥のパントマイムに
落語や狂言のような躍動感ある楽しい伝統芸を
織り交ぜてその場にいる人の目をくぎ付けにし、
人の心を和ませる。そんな彼のパントマイムは
もはやオリジナルの『白リーマイム』とでも
呼びたくなるような独特な世界観となっている。



しかし本人はおそらくそこで満足していない。
どこまでも高い理想を描き、所作と芸を磨き、
それは日々変化と進化をしていくに違いない。
秒刻みで進化し続ける白リーマンの世界を
出来るだけ多くの人々がその目で見て確かめ、
彼の世界にどっぷりと浸かって欲しい。

(富士山なすび)


追記(業務連絡???)
というわけで。白リーマンさん。
このレポを読んで「ちゃうわ!」と
突っ込みたい箇所があればスタッフへ
ご連絡をお願いします。


2014フェスティバルレポート / 2014アーティスト ウォーキングストリート部門
2014/11/03 10:14 AM

いつもの日常に楽しみを!/モア ザン マイム シアター

伊勢丹地下のワイン店に現れたのはモア ザン マイム シアター



一見ただの古びた銅像かと思いきや、彼はワイン店を訪れるお客さんに試飲用のワインを配り始めましたワイン
通りかかる人々は足を止め、物珍しげに彼を見回した後、ワインを受け取り、笑顔で帰って行きます。
近くに来るまで彼のことを銅像だと思い込んでいるお客さん。少し驚いた表情を見せながらも、
最後には一緒に写真撮影をし、「ありがとう」と声をかけていきます。とても和やかな雰囲気でした太陽



彼はお客さんがおいしそうな表情を見せるたびにワインボトルごと自分の口元に持っていき、
飲みたいという欲に駆られながらも、なんとか抑え、来てくれるお客さんにワインを配り続けました。
表情が柔らかいためか、訪れる子供たちは警戒しながらも、笑顔で手を振ったり、
顔を近づけたりして、始めて見たであろう変わった銅像を楽しんでいましたよ音符

たまたま伊勢丹を訪れたご夫妻は「普通に試飲するよりも、面白い!楽しみがある」と話してくれました。
たしかに、いつもはできない試飲体験なので、新鮮です。道具も音楽も言葉さえないけれど、
彼のエンターテイメントはお客さんを幸せにする力があるようです。



楽しいひと時をありがとう! モア ザン タイム シアター!

(molly)

2014フェスティバルレポート / 2014アーティスト ウォーキングストリート部門
2014/11/02 04:09 PM

謙虚な死神/フェイスペインター☆ミホウ

呉服町通りを歩いていると、「怖ーい!」「なにあれ?!」と声がする。
その先にいるのは、黒い羽飾り、黒マントという死神をイメージした衣装に
身を包んだフェイスペインター☆ミホウがいた。
声をかけるのも勇気がいる。
怖いもの知らずの人がフェイスペイントをお願いすると意外や意外、快く誰でも引き受ける優しい死神だ。
そして、これも意外フェイスぺイントも可愛いらしいデザイン。ギャップがありすぎるではないか!




ミホウは今回初めて大道芸ワールドカップにオン部門で参加。
運試しで応募したのが、幸運にも選ばれてしまった!
死神なのに...。
  
もともとは漫画やイラストを描いていたが、「一人で描くのはさみしいなあ」と
思っていたところに大道芸と出会った。
たまたま、イラストが描けるからとフェイスペイントをやってみないかと言われ今日に至っている。

死神を選んだのは、珍しいからと老いても出来るからと、現実的な理由だそうだ。
衣装も手作り。某大手の既製品も利用していたり、見た目の姿との違いが多い。




静岡のイメージは、TVも街もすべてが大道芸一色になっている。そんな街は珍しいし、お客さんも
好意的だし、試したいことがたくさん出来ると。

「今日で終わりなので、雨が降る中に来て下さった人に一人でも多くフェイスペイントを楽しんで欲しい!」
と謙虚に語ってくれる死神は、また静岡に来ます!!と約束してくれました。

来年も、静岡でたくさんの人を怖がらせることを期待したい!  
(みゅげ)


2014フェスティバルレポート / 2014アーティスト ウォーキングストリート部門
2014/11/01 04:31 PM

雨の日を彩る鮮やかなメイク/カンパニー プラフ!

あいにくの雨の中、ひときわ目を引くパフォーマンス。
指名されたオーディエンスが座ったいすの周りには、見ているだけでも心躍るような色とりどりのメイク用具がぎっしり。
瞬く間に、髪が、唇が鮮やかに彩られていく。


富士市在住という女性は、「化粧をしてもらっている間もとても楽しかった。これから電車で帰ります」と笑う。
ママの変身に、一緒に来ていた子どももびっくり。


駿河区から家族と一緒に来た少年は、自分の変身ぶりに呆然としていた。
しかし、大人になって思い返した時に、きっとわくわくするような思い出になっているはずだ。



カンパニー プラフ!のみなさんに、どうしてこのパフォーマンスをしているのですか?とお聞きしたところ、
「人々の外見を変えて色をつけたいの。この大会を明るくしたいし、鮮やかな色を残して帰りたいわ」と答えてくれた。
メイクに使う鳥や蝶、虹など色鮮やかな飾りは、自然からインスピレーションを受け、すべて自分たちで手作りしているとのこと。
眺めているだけで、こちらまでわくわくしてくる。
自身も頭に鳥の飾りを着けていて、
「スペイン語で、恋をするというのを頭に鳥が飛んでいる、と表現することもあるの。
私たちもみなさんに恋をした時のようなときめきを感じてほしくて、このパフォーマンスをしているわ」
と教えてくれた。

最近おもしろいことがない…という方は、ぜひ彼女たちのパフォーマンスをご覧あれ。
きっと、ありふれた日常さえも素敵に鮮やかに色づいていくはずだ。

(いと)

2014フェスティバルレポート / 2014アーティスト ウォーキングストリート部門
2014/11/01 02:48 PM

フェイスペインティング体験!/ルーシー ブラウラード

みなさんハッピーハロウィン!
今日は生憎の雨ですが、大道芸ワールドカップ、楽しんでいらっしゃいますか?

休日は3時間待ち!なんてこともある大人気のフェイスペインティング。
今日は雨でお客さんも少なめです・・・
これはチャンス!ということで、初めてフェイスペインティングをしてもらいました。

ペインティングをお願いしたのはカナダからきたフェイスペインティング・アーティスト、ルーシー。
「何を描こうかしら?」とルーシー。
「じゃあ、魚が好きなので海の生物をお願いします!」
ということでイルカを描いてもらうことになりました。
(ちなみにこのやりとり、すべて通訳のスタッフさんが間に入ってくれたので英語を話せない私も安心です)

「目を閉じて・・・」と優しくルーシーが日本語で話しかけてくれます。
さあ、目を閉じたら何が起こっているのかわかりません。
ルーシーの筆が顔の上をいったりきたりしている感覚だけが伝わります。
いったい私の顔はどうなっているのでしょう・・・

そして、数分後・・・



じゃーん!
あっという間に顔半面が大変身です!
水しぶきをあげたイルカがキラキラしています!すてき!

同じく広報のミーコさんも・・・



自分の変身にびっくり!




せっかくのハロウィン、いつもと違う自分になって、会場を歩いてみるのも楽しいのではないでしょうか?
呉服町フェイスポイントではルーシー ブラウラードが、青葉フェイスポイントではリザ スモールがフェイスペイントをしていますよ!




(るぽん)

2014フェスティバルレポート / 2014アーティスト ウォーキングストリート部門
2014/10/31 04:19 PM