Festival Report フェスティバル レポート 2023

まるで魔法!?大迫力な火の精霊の世界へようこそ / 火の精霊

 カラッとした青空が広がる秋晴れのもと、始まった大道芸ワールドカップ2日目。三連休初日の青葉ポイント最初のステージは、韓国から来日した火の精霊が彩った。2019年大道芸ワールドカップに参加してから実に4年ぶりの登場だ。

 真っ黒な衣装を身にまとい、軽快な音楽とともに登場した火の精霊。今か今かとステージを待ち望んだ何百人もの観客が盛大な拍手で出迎える。目の前で繰り広げられるマジックと炎のパフォーマンスはまさに圧巻!

 実は炎ではないのでは?と思わせるほど、涼しい顔で観客に笑顔を振りまきながらエキサイティングでスリリングなステージを見せてくれる火の精霊だが、最前列まで届くほどの熱気が本物の炎であることを証明している。



 もともとマジシャンである彼がここまで自在に炎を操ることができるようになるまでに、約一年の月日を要したとのこと。

 炎の熱気と全身を使った全力のパフォーマンスは体力を奪うため、実は静岡にきて2日で2キロも瘦せてしまったという。それでも観客の笑顔や驚く表情、楽しかったという声が何よりもうれしいからこそ、いつでも最高のステージができるよう全力を尽くしている、と笑顔で語る。

 「2019年のステージに感動して今年も見に来たというファンの声がとても嬉しかった」と語る彼の柔らかい笑顔がとても印象的だった。「残り2日間も観客みんなに楽しんでもらえることを楽しみに最高のステージを作りたい」と意気込みも語ってくれた。

 一瞬も目を離すことのできない、エキサイティングでスリリングなステージ。自由自在に炎を操る、力強く、妖しく、美しいその姿はその名の通り、まさに「火の精霊」。彼の感動的なパフォーマンスの数々を、ぜひともその目に焼き付けてほしい。



(文:まり/写真:フミさん)

2023フェスティバルレポート / アーティスト フェスティバル交流アーティスト
2023/11/03 04:35 PM
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