Festival Report フェスティバル レポート 2022

11/5のパフォーマンスは全て終了いたしました

コロナ禍により3年ぶりの開催となった第29回大会「大道芸ワールドカップin静岡2022」の初日のパフォーマンスは全て終了いたしました。

本日は天候にも恵まれ、32万人ものお客様にご来場いただくことができました。
会場にお越しくださった皆様、出場アーティストの皆様、ボランティアスタッフの皆様、そして関係者の皆様、ありがとうございます!

明日は最終日です。明日も多くのお客様のご来場をお待ちしております!!

2022 当日変更情報
2022/11/05 08:30 PM

静岡市で一番手軽な宇宙旅行はいかが?/アストロノーツMark2

 静岡市は呉服町。その”おまち”のど真ん中に宇宙空間を持ち込む、とんでもない英雄がいる。その名も”アストロノーツMark2”。

 彼の能力は自分の全身の皮膚から(恐らく)5mm~1cmほどの範囲で宇宙空間を呼び寄せること。その証拠にこの力を使うとき、彼の身体は地球の重力から切り離され、不自然に宙を泳ぎはじめる。そう。彼はその瞬間、静岡の街に居ながら同時に宇宙空間を漂っているのだ!

 この不思議な現象を自分の目で確かめようとする人々が、大道芸ワールドカップが開催されている静岡の街に続々と押し寄せる。

 だが、目の前でたくさんの人に囲まれているにもかかわらず、彼は悠然(ゆうぜん)と膝を組み、細い金属製の柱につかまったままこれといった動きを見せない。なぜだろう?

 その不遜(ふそん)とも思える態度が、小さな子どもが握りしめた投げ銭を彼の足元にある、長方形の金属製の筒に入れた途端に崩れた。彼の体は再び空中をゆらり、ふわり、と泳ぎはじめたのだ!



 目の前に広がる異空間に「おお!」と歓声を上げる人々。だが、その宇宙遊泳はわずか10秒前後で終わってしまった。

 程なく、2人目の子どもが同じように金属の筒に投げ銭を入れた。するとまた、彼の体はゆったりと宇宙遊泳を始めた。が、これもまた10秒ほどで終了してしまう。

 その謎は彼の足元に置かれている金属製の箱のせいだと、人々は気付きはじめる。

 よく見れば、その箱の上には「月面探査費」という札がつけられている。

 そうなのだ。彼はその能力を使って月面探査費を自力で稼いでいたのだ!



 月面探査費の箱に投げ銭が入る度、にんまりとした満面の笑みを浮かべてアストロノーツMark2は数秒間だけ宇宙空間を呼び寄せてくれる。機嫌がよければ隣のお立ち台に善意の寄付をした者を手招きし、記念写真も撮らせてくれる。

 あなたも彼の月面探査に協力して、彼と一緒に宇宙空間を漂う気分になれる、数秒の宇宙ランデブーを楽しんでみてはいかが?

(晴)

2022フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2022/11/05 07:46 PM

大道芸WCと同時開催!2022年駿府本山秋のお茶まつり

11月5・6日、駿府城公園および静岡市歴史博物館で、「2022年駿府本山(すんぷほんやま)秋のお茶まつり」が開催されています。




大道芸ワールドカップと同時開催のこのイベントは、静岡市内外のお茶好きさんが集うイベントとして知られています。

<イベントの詳細は以下の写真をご覧ください>




ここで本山茶についてちょっとだけ説明します♪


800年の歴史と伝統を今に受け継ぐ本山茶は、静岡茶発祥の地・足久保地区で誕生しました。

また、本山茶は徳川家康公が愛飲したことでも知られており、今や日本屈指の銘茶としての地位を確立しています。

このイベントはそのような銘茶を気軽にいただける貴重な機会です。お茶好きさんはもちろん、大道芸ワールドカップにおいでのみなさまも、ぜひ会場に足をお運びください。

Written by 楓

2022フェスティバルレポート / その他
2022/11/05 07:30 PM

3年ぶりの開催!2022年大道芸ワールドカップ現地の様子(駿府城公園エリア)

3年ぶりの開催が実現した大道芸ワールドカップ。初日となる11月5日は気持ちのよい秋晴れの中、大勢のお客様が静岡市中心部の会場を訪れました。

では、スタッフが撮影した駿府城公園エリアの様子をご覧ください。

※写真は午前10時台~12時台前半に撮影






今年は感染症対策の消毒・検温所を各出入口に開設しております。





長蛇の列になりやすい駿府城公園の常設トイレにうんざりしている方に朗報。

各出入口付近に待ち時間が少ない仮設トイレを設置しております。また、今年は感染症対策のハンドソープ(泡タイプ)も用意しておりますのでご使用ください。



午前11時ごろからフードコートの利用者がぽつぽつと。



通行人も増えてきました。

パフォーマンスポイントでアーティストのパフォーマンスが始まると……







あっというまにこの人だかり!!

午後にパフォーマンスポイントを訪れたスタッフによれば、さらに観客が増えてすごいことになっていたそうです。( ゚Д゚)!!


正午までの筆者の感覚では、「例年より少し人出が少ないかな?」という感じでしたが、午後に駿府城公園エリアを回ったら一気に人が増えた感じがします。


さて、明日も晴れの予定です。3年ぶりの開催なのでぜひ明日も多くの方がおいでくださるとうれしいです!


心よりご来訪をお待ちしております♪


Written by 楓

2022フェスティバルレポート / 会場の様子
2022/11/05 07:01 PM

コロナも悩みも吹っ飛ばせ!!/しょぎょーむじょーブラザーズ

 はじめて大道芸のパフォーマンスを見る人の中には、最初のしんとした雰囲気に呑まれて、ひょっとしたら「どこで拍手をしたらいいんだろう?」なんて思ってしまう人がいるかもしれない。でも、この2人の舞台ならだいじょーぶ!

 ここ数年のコロナ禍なんか何のその。元気印のブレイクダンスとアクロバットについつい引き込まれ、拍手を送ってしまうから。

 Toshi-RockとHIRONAGAのダンスには、体中から「踊れることの嬉しさ」がほとばしっている。それが見ている方にも伝わってきて、だんだん自分の体の中からもあったかい血がワクワクと沸いてきて、最後には楽しくなってしまうんだ。



 相棒のToshi-Rockに「あの勢いはすごいと思う」と言わしめるほどの、パワーと熱量にあふれるHIRONAGAのブレイクダンスとアクロバットは、最初は遠巻きに眺めていた観客の目をどんどん自分たちのもとに吸い寄せていく。

 一方、「演技全般のパフォーマンスを安心して任せられる」とHIRONAGAが信頼を置くToshi-Rock。変顔を駆使するだけでなく、全身を使ったリアクションも楽しいトークとアクロバットは、そのみんなの注目をあっという間に笑い声に変えてしまう。観ている人との距離がグッと近い大道芸なら、変顔をしても遠過ぎて見えない、なんてことはないからね。

 パフォーマンスの間中、ドキドキのアクロバットと爽快なスピード感のあるブレイクダンスと、観客の反応を拾いまくって笑わせてくれるトークが無限に続いていくから、2人のパフォーマンスを観た後は、ちっちゃな悲しみやモヤモヤなんてどこかに吹っ飛んでしまう。

 ちなみにToshi-Rockの相棒への悩みは「2人の笑いのセンスがズレていること」なんだそう(え?大丈夫かな?)。続けて”しょぎょーむじょー”の名前の由来を聞いたら「毎回、同じことをやっているのに実は少しづつ違うパフォーマンスが生まれる。つまり諸行無常だから」って答てくれたけど、その横からHIRONAGAがすかさず「後付けだけどね!」って突っ込んでいたよ。でも、そんな小さなことなんてものともしないのがこの2人。

 3年ぶりの大道芸W杯、元気をもらいたい、と思い立ったらしょぎょーむじょーブラザーズの所においで!




(晴)

2022フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2022/11/05 06:41 PM

あなたの心に火をつける!?/めりこ

今年もやってきた、老若男女の憧れの的…
高いポールに美しい衣装を身に纏った情熱的なアーティストといえば?!

もちろんこの人!!



ポールアクロバットダンスアーティストめりこが、今年も静岡の人々の心に火をつける!
彼女の静岡2日間は、文楽や歌舞伎で人気の演目「八百屋お七」で参戦。
彼女が中学2年生の時に出場した創作ダンスの大会で他チームがやっていた「八百屋お七」という題材が忘れられず、
大人になってポールダンスを始めた時、なんとか表現したいという思いで作った作品だと物語への強い思い入れを語った。
圧倒的な表現力と、引き込まれていることにすら気づけない美しい世界観。
そんな力強く情熱的な彼女の美しさの秘訣は「自分が信じたことを貫くこと」だという。
彼女の揺るがない信念と努力は彼女の肉体を見れば一目瞭然である。
自分らしく生きるためにパフォーマンスは欠かせないものだと語る彼女の瞳には
沢山の観覧者の笑顔と彼女自身の情熱が輝いていた。
めりこが創り上げる和の世界観をぜひあなたにも体感してほしい。
きっとあなたも、この世界観に魅了される。



(のーす。)

2022フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2022/11/05 06:40 PM

面白?おかしい?/サンキュー手塚

パントマイムのネタの宝庫、サンキュー手塚。有名歌手?のネタからスマホ、ネタまで
幅広く、なぜか面白い?おかしい?。
「少女A」ではなく「少女エイ」だったり。
ネタの中には静岡地元産が登場。なぜか、くすっと笑ってしまう。
スマホネタは基本機能ネタからアプリケーションネタと引き出しの多さに
びっくり。アプリケーションネタはいくつかるようで1回の公演で
限られたネタを披露。毎回観ても飽きないかも。

本人曰く、ウケないネタもあるようで外れを観た皆さんは残念がらず次回、楽しみにしてください。
多くのネタの引き出しをもつサンキュー手塚、この道が楽しかったから続けられスタイルは変えずに
ネタを時代に合わせてきた。そうだ。
舞台正面から観たほうがパントマイムがよくわかります。

11.5 しのさん

2022フェスティバルレポート / アーティスト レジェンドフィールド部門
2022/11/05 06:18 PM

驚異のアクロバット芸/張海輪・中国雑技王

11月5日(土)のお昼時、すでにメイン広場は、2017年大道芸ワールドカップin静岡のワールドチャンピオンを待ちわびる人々で埋め尽くされていた。アーティストの名は、張海輪。河北省出身、河北省雑技団で修業を積んだ中国雑技王だ。



京劇を思わせるカラフルな衣装で登場した張海輪。大きな拍手を受けながら、驚異の早業で変面を繰り出した。一瞬で変わるマスクに、拍手が止まらない。しかし、パフォーマンスはまだ始まったばかり。猛獣に扱うような鞭があらわれると、床を叩くピシリという音に、「ほぅ。」と、思わず観客から溜息にも似た驚きの声が漏れる。間違って当たりでもしたら、とんでもないことになることは誰の目にも明らかだ。張は、勇敢にもボランティアをかって出た観客二人に新聞紙を持たせると、その長い鞭で新聞紙を半分に割いていった。まさに、正確無比の鞭芸だ。



その後も、重たく大きな陶器の壺をまるでボールを扱うように操る壺芸など、次から次へと驚異の技が披露される。圧巻は、四つのガラス瓶の上に六脚の椅子を積み重ねての倒立芸だ。太陽に照らされ、この時、メイン会場で一番汗をかいていたにちがいない状況にもかかわらず、抜けるような青空にその神技的バランス感覚が輝いていた。
パフォーマンスを終え、張は壺芸で使った壺を置いて、観客に呼びかけた。



「私の壺は重くて運ぶのが大変なので、皆さん、ぜひ軽いほうの(お金)で入れてください。」 観客との微笑ましいやりとりも魅力の張海輪。ぜひ、笑いあり、緊張感ありの神技の数々を自分の目で見てほしい。




(snow)

2022フェスティバルレポート / アーティスト レジェンドフィールド部門
2022/11/05 06:11 PM

スーパーテクニック!/渡辺あきら

見事に音楽を奏でるバウンドするボール達……
鮮やかなジャグリング、引き付けて離さないユーモアにあふれたトーク。



大学生のころから始めた大道芸は23年となる。バランスジャグリングと音との融合はとてもチャレンジングなアイデアだが、とても皆さんが喜んでくれると、現在もほぼ毎日練習に明け暮れている。アルティエのパフォーマンスでは、大人は彼の演技にくぎ付けとなり、ふわふわドームの上に陣取って見ている子供たちも夢中になって見ていた。
テクニックだけではなく、観客との楽しいやり取りや、ユーモアたっぷりのトークはとても心を和ませてくれる。
是非、一度彼を見ていただきたい。

文:フミさん 写真:みゅげ

2022フェスティバルレポート / アーティスト レジェンドフィールド部門
2022/11/05 06:05 PM

マルチで、楽しいエンターテイナー/デビットラムゼイ

デビットラムゼイは、アメリカ・ニューヨーク出身のアーティストだ。
年齢を聞いたところ、秘密だと言う。120歳かと聞いたところ、笑ってうなづいてくれた。
また、現在は横浜に住んでいるとのこと。



彼はマジックやジャグリング、シャボン玉から一輪車など、なんでもござれのユーモアセンスたっぷりのエンターテイナーである。

大道芸ワールドカップには初回から2015まで参加し、今回7年ぶりのパフォーマンスを見せてくれた。子供のころ見た、父のマジックを足掛かりに、本場ブロードウェイで磨きをかけてきた。
練習や、楽しい会話のアイデアは、とにかく人を楽しませるための、チャレンジが基本になっている、とのこと。

久しぶりの静岡は、暖かく迎えてくれていて、とてもうれしい、と話してくれた。



 11.5 フミさん

2022フェスティバルレポート / アーティスト レジェンドフィールド部門
2022/11/05 05:59 PM