Festival Report フェスティバル レポート 2019

加納ワールド/加納 真実

演技開始の2時間前から、たくさんの人がステージ前に並んでいる。
彼らが待つのは加納真実だ。

どこか聞き覚えのあるレトロなミュージックと共に、独特な世界観を展開する。
くたびれた青いジャージ姿で現れた彼女を前に、1分と経たずして自然と手拍子が始まった。


パントマイムを始めた彼女は、2003年から大道芸ワールドカップに10回以上出演しているという。
クセになるファンも多く、まさに”加納真実中毒”状態だ。
小道具が壊れてしまうハプニングさえも笑いに変えてしまうほど、気づけば観客は彼女に虜になっている。

時にシュールなマイムを、時に観客を巻き込んで一緒にダンスを。
指の先から顔の表情まで全身全霊で表現される、加納真実の自然体を見逃すな。


(まり)

2019フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2019/11/02 05:14 PM
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