Festival Report フェスティバル レポート 2017
情熱と悲しみのディアボロ/渡邊翼
静かな音楽とともにゆっくりと動き始め、観客がじっと見つめる中、パフォーマンスが始まります。
どこか悲しげな表現と、しなやかな動きが印象的で、躍動感のあるディアボロが、まるで美しい生き物のように見えます。
静岡市出身で、小学生のときに大道芸World Cupで見たヨーヘン・シェルに魅了されたのをきっかけに、彼みたいな人になりたいと思ったそう。
その後、矢部亮さんにあこがれ、中学生のときからディアボロを練習していくうちに、本格的にアーティストを目指していきます。
静岡出身でありながら、現在はパリを拠点に、ヨーロッパで活躍するのはなぜ?と聞くと、
単純にストリートアーティストの需要が高いからだそうです。
「日本は残念ながら、ストリートで活躍する舞台が限られているけど、今回大道芸ワールドカップに初めて呼んでくれて、とてもうれしいです。」
海外で活躍する日本人らしく、どこか和を感じさせるスタイルと、明るくて繊細な人柄にだれでも惹かれてしまいそう。
常に新しいものを求めて、ショーの完成度を高める努力をしている渡邊翼、
これからの活躍に目が離せません。
written by Marine
(2023/11/4 一部修正しました)
2017フェスティバルレポート
2017/11/04 04:46 PM
2017/11/04 04:46 PM