Festival Report フェスティバル レポート 2017
ジャグリングとマジック、奇跡の化学反応/まわりみち
ジャグラーぱわぁとマジシャンTOKYO TOMO、異色のユニット「まわりみち」。ワールドカップには今年、初めて参加してくれた。
二人のショーを見ていても、驚きが途切れることがない。ステッキがスカーフに変わったと思えば、ハンドバッグが宙を舞い幾何学軌道を描き出す。最後には、ダンボールに箱詰めしたTOKYO TOMOを、四方八方から傘でぱわぁが串刺しにしてしまう。箱の中のTOKYO TOMOは大丈夫だろうか?
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大学で出会った二人は、2010年にユニットを結成したという。
一瞬一瞬で成否が決まるジャグリングに対して、小さな技術の積み重ねで最後に観客を驚かせるマジック。異なるフィールドの二人が演目を組み立てるときには、意見をぶつけ合うこともあるようだ。
マジックの常識ではタブーだったような構成を思いついたとき、なぜ今までタブーだったのか、なぜできなかったのか。そんな理由を突き詰めて、構成を練り上げていくという。そんなこだわりが、彼らの演技を見たときの斬新な驚きにつながっているのかもしれない。TOKYO TOMOは今でも大学院で奇術史を研究して、ステージでの古典マジックの実演に役立てているという。
最後に、二人からもらったメッセージ。
レトロモダンスペクタクル!二人の生の姿を、現場でぜひ!
2017フェスティバルレポート / アーティスト フリンジ部門
2017/11/03 05:58 PM
2017/11/03 05:58 PM