Festival Report フェスティバル レポート 2017

全身銀色機械人間ウンパ

どこからともなく現れ、観客そして通行人までもそのパフォーマンスに巻き込んでいく。銀色のカバンに銀色のスーツ、持ち物までもすべてが銀色。そして、観客が銀のバケツにお金を入れると始まる無言のパフォーマンス。理解、予測不能な動きによって私たちの想像力をかきたてる。そのパフォーマンスは多種多様。お金を入れると繰り返されるお辞儀、突然動き出したかと思うと、通行人たちを追いかける。ジャケットから出されるのは数々のアイテム、どれも銀色のアイテムだ。突然どこかで子供の風船が割れれば、驚きで地面に倒れだす。そんな姿を見て、子供たちは大喜びだ。パフォーマンスが続くにつれて、観客の笑顔が増えていく。そんな時でも、ウンパはクールに立ち振る舞う。そのギャップを見るのも一つの楽しみだ。パフォーマンスの終わりには蛍の光を自分で演奏し去っていく。もしも町で会えたなら、どこまでも予測不能、奇想天外なパフォーマンスをぜひお楽しみください。(大庭)

2017フェスティバルレポート / アーティスト ウォーキングストリート部門
2017/11/05 02:38 PM
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