Festival Report フェスティバル レポート 2010
オペラ+道化=?/青い卵
オペラ歌手と道化師の融合した「青い卵」。どんなパフォーマンスをするのか気になって、今回取材をさせて頂きました。
静岡は今回がはじめてとのことですが、お客様の質の高さに驚いていました。お客様から「もっとこうしたほうがいいよ!」とアドバイスも受けたそう。 この二人の出会いはとあるテーマパーク。YAMAさん(男性の方です)が宮城さん(女性の方です)の歌声に惚れ込んで話を持ちかけ、意気投合。そしてユニット結成ということですから、世の中には本当に面白い出会いがあるものです。
音大出身の宮城さんが、パフォーマンスの途中で朗々とした声で歌う様子は、まさに「コンサート会場」のよう。ついつい取材のシャッターを止めて聞き入ってしまいました。青葉通りのポイントがその時だけコンサートホールになったかのようでした。ですが、その次の一瞬にはまた楽しいパフォーマンス。今までの大道芸では見たことがないユニットです。
そんなお二人が大事にしているのは「共感」。大きなアクションよりも、心の中を映すかのようなちょっとした表情の変化。そんな「場の様子」をぜひ感じて欲しい、と話されていました。
これからの成長が楽しみなユニットです。
(な)
2010/11/06 04:01 PM
これだから小出さんは(褒め言葉)/ダメじゃん小出
静岡は常連さんの「ダメじゃん小出」さん。この記事を書いている私も実は毎回毎回見にいっておりました。そんな小出さん、「来るたびごとにお客さんのレベルが上がってます。分かっているお客さんが増えたのかなぁ」とおはなしをしておりました。
毎回ギリギリなネタで会場を沸かせてくれますが、今回もつい数日前にあった、とある事件のネタを盛りこんで会場を笑いに巻き込みました。なぜか「(とある動画サイトに)動画を上げてくれ!」という発言も飛び出すなど、やっぱり小出さんは小出さん。期待を裏切ってくれません(笑)。
そんなネタはいったいどこで思いつくのかな?と思って伺ってみましたが、「移動中のふとした一瞬に思いつく」とのこと。考え込んでも煮詰まってしまうだけ、これは仕事を問わず何でも同じなのかもしれません。
そして、パフォーマンスをされるときにいつも気を配っていることは?と伺ってみました。それは、お客様みなさんが楽しめるパフォーマンスをしよう!ということでした。真っ黒いようで真っ黒くない、だけど、真っ白くない、色々と知っていると笑ってしまうような展開、それが小出さんの人気の理由かもしれません。
最後に、今回の取材をさせて頂く前に拝見させていただいたBlogには、なんか鉄道好きなのかなぁ?と思わせる記事がありましたので、「ひょっとしたら・・・鉄ちゃんですか?」と伺ってみました。「いやぁ、ユルい鉄ですよ。」と。でも、普通東京から大分に行くのに、高松行きの寝台特急と四国の特急列車を乗り継いで、そこからフェリーで大分に渡る、そんなことをするのは立派に「鉄ちゃん」ですから(笑)。
そんな小出さんの静岡ライブ「葵のご紋に握りっ屁 Vol.8」は来年2月6日に静岡で、そして、「緩テツ芸人」としてのライブ「新春18きっぷ」は来年1月22日に横浜で開催されます。興味のある方はぜひどうぞ!
(な)
2010/11/06 03:56 PM
大笑いで観るクラシック!/シュテンツェル、キヴィツ&メンデルス
今回、初登場のこのトリオ(アジアでも初!)、クラシック音楽のコメディ・パフォーマンスは、この長い歴史ある大道芸ワールドカップでも初めてではないでしょうか?!
日本は初めてとのことなので、観客の印象を聞いてみました。
「日本人ってシャイですよね?」
「そんなことないよ。人それぞれだね。ヨーロッパでもシャイな人はいるからね。
今日で3日目だから、お客さんの反応も見ながらやっているよ。
静岡のお客さんは、とっても慣れていると思う。毎年このイヴェントを楽しみにしているように見えたよ」
「遠いヨーロッパからの来日、大変でしたね」
「こちらのスタッフはとても親切で、荷物の手配など、とてもスムースに、ストレスなくうまく行っているよ」
又、10年以上のキャリアを持つ彼らですが、演奏家としても音楽の専門家です。クラシックの他にも新しい音楽ジャンルも考えているとのことでした。
最後に、メダル受賞を期待しています!と伝えたら、
「もちろん取るよ!でも、メダルがあってもなくても、楽しんでパフォーマンスすることができれば満足だよ」
とのことでした。
この日は天気もよく、観客のノリも良く、「僕たちはラッキーだよ」と終始笑顔で答えてくれました。
(Eri)
(Photo:Hiromichi.S)
2010/11/06 03:52 PM
二度と見られない?!/フレイザー フーパー
彼のショーは一つとして同じものはない。なぜなら、観客を見てショーを作り上げているから。本番のステージの上から観客を観察し、その場で即座にどんな人か見抜き、ショーに迎え入れる。20年の経験がものをいうのだ。決して楽しい感じの人だけを選んでるのではなく、沈んだ人なんかもステージに上がらせちゃうらしい。そしてその人の個性に合ったパフォーマンスを作る。
言葉の通じない日本でのショーは難しいかと思えば、そうでもないらしい。シャイな静岡人さえも笑わせる。彼はヨーロッパを中心に世界中で人々を笑わせているのだ。ユーモアは万国共通?!
来日は3度目。席を立たずに最後までショー全部を楽しんで!とのこと。
(uluru)
2010/11/06 03:45 PM