Festival Report フェスティバル レポート 2009

金色の超人トリオ/Golden Pyramid

筋肉隆々、全身を黄金色に彩ったこの3人組、只者ではない。
太陽をきらきらとその体に反射させながら、重厚な音楽に合わせてダイナミックな大技を次々と披露していく。初めて彼らのパフォーマンスを目にした人は、その重力を感じさせない演技に目を見張ることだろう。



そして、その重々しいパフォーマンスとは対照的に、舞台裏の彼らはとてもフレンドリー。最年長のラスロは男性メンバーのジュラの義理の父に当たるという。「いやな舅さ」と冗談も飛び出す。

わざわざドイツで手に入れるという金の塗料は、メイクアップとメイク落としにそれぞれ1時間もかかるそう。
エジプトでは本物のピラミッド登頂を果たしたという彼ら。進化し続ける神秘の世界からこれからも目が離せない。

(Karu)

2009フェスティバルレポート / 2009アーティスト ワールドカップ部門
2009/11/03 03:05 PM

勝手に、今年の優勝候補/デュオ・ポスペロフ

はるばるウクライナから静岡に来てくれた2人、デュオ・ポスペロフ。

エアリアルという空中でのパフォーマンスを見せてくれるのですが、

すばらしいのがその高い芸術性です。2人の愛がテーマと
なっており、一度聞いたら忘れられないような特徴的な音楽と
ストーリー性のあるパフォーマンスはまさに感動ものです。


パフォーマンス前は緊張感を持った表情をしていましたが、演技が
終了するとサインや写真撮影にも笑顔で対応してくれる2人。

高い技術と身体能力、そして猛練習があの演技を
可能にするのでしょう。




個人的な感想ですが、ズバリ、今年のワールドカップ優勝候補の
うちの一組と言えるでしょう。

もう一組、デュオ・イウヴィロフという似た名前のアーティストがいます。
そちらもすごいのですが、こちらはデュオ・ポスペロフ
くれぐれもお間違えのないように。

(キムキム)

2009フェスティバルレポート / 2009アーティスト ワールドカップ部門
2009/11/02 07:09 PM

たかい! /カナコフ

ロシアンバーという長い棒を使って空高く飛び上がるパフォーマンスで昨年度ワールド部門チャンピオンに輝いたカナコフ。
まるで広いトランポリンに立っているかのように、自由自在に飛び跳ね、回転してみせます。また、ジャンプだけでなくストーリー性も高く、決めポーズのシーンでは思わず手を叩いてしまいます。
大道芸ワールドカップではあまり見られないこの「ロシアンバー」ですが、彼らの独自考案というわけではなく、ロシアでは一般的な芸能で、30年もの歴史があるそうです。演技後には、観客の中から何人かをロシアンバーに乗せていましたが、さすがに演技中でも二人乗せているので、バーを支える二人(実は兄弟)は軽々と棒を持ち上げます。持ち上げられた人も「高かった!」と驚きの声を上げていましたが、ではいったい跳んでいるときはどのくらいの高さなんでしょうか?高所恐怖症の私は創造するだけでブルッときてしまいます……。
ショウで海外に行き、いろいろな経験をするのが大きなやりがいのひとつという彼ら。気さくに話してくれるので、ショウ後に一度声をかけてみては。(Nagapong)

2009フェスティバルレポート / 2009アーティスト ワールドカップ部門
2009/11/02 05:53 PM

パワフル&セクシー/デュオイウヴィロフ

スタートからハイテンションなパフォーマンスを見せてくれたデュオイウヴィロフ。
前列のお客さんが思わず首をすくめるほどの迫力で
見るからに重そうな鉄パイプを自由自在に操ります。



中盤はガラリと雰囲気を変え、
なんとマジックショーと、ロシア民謡でのコサックダンス!
(男性の方はロシア出身だとか!)
お客さんの笑いと手拍子に合わせて踊る踊る♪

ラストは重力を感じさせない身軽さで次々とアクロバットを繰り広げ、
会場はまさに緊張と驚きの連続!!
その間も彼らが醸し出すセクシーな雰囲気にうっとり・・・★

パフォーマンス終了後は、
お客さんの大歓声と、彼らからの「アリガトウ!」の声が響いていました。

20年前に出会ってパートナーとなった彼らですが、
2人揃っての来日は今回が初めて。
お寿司が大好きな2人は、静岡を満喫してくれているようです。
(どうやら静岡おでんも気になっているようでした♪)



男性が持ち上げられる重さは、なんと100kg以上!
しかし人間を持ち上げるということは、重さにかかわらず至難の技のはず。
昨日は雨のため、スタッフがパフォーマンスの中止を相談しましたが、
雨が降りしきる中で彼らを待っているお客さんを見た2人が
危険を顧みず決行したというエピソードも・・・。

インタビューにも本当に一生懸命答えてくれる、
そんな彼らの素敵な人柄に、我々も感動しきりでした。

(ino/eriko/miya)

2009フェスティバルレポート / 2009アーティスト ワールドカップ部門
2009/11/02 04:42 PM
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