Festival Report フェスティバル レポート 2009

”雨に唄えば”キノコバージョンin静岡/テアトル・デ・ラ・トゥピン

街中に突如出現した巨大キノコ。その正体は、フランスから来たTheatre De La Toupineです。
今回来日したのは、セシルとセバスティアンの2人ですが、実は総勢50名程の大きなアーティスト集団です。
1977年結成、今年で32年目を迎える老舗でもあります。
今回のキノコのパフォーマンスは日本では2度目(前回は2年前で別の男性2人が静岡に来ていました)。
普段は、主にフランス、イタリア、スイス、ドイツなどのヨーロッパで演じていますが、日本でのパフォーマンスはこの静岡だけ!とてもスペシャルなのです!
ちなみに、地元はアルプス国境近くなので、「もう向こうは雪が降っているよ。静岡にも富士山があるので、‌親近感がわいたよ、すばらしい街だね」と話していました。
初来日の感想は?と聞くと「日本人はとても親切、みんな手伝ってくれる。食べ物もおいしい」とのこと。
セシルは日本食では、寿司とレンコン(ビックリ)がお気に入りだそうです。
セバスティアンはベジタリアンなので、日本食が合うみたいです。
「でも日本人はちょっとしか食べないね(笑)」と言っていました。(藍/Eri)

そんなテアトル・デ・ラ・トゥピンのパフォーマンスが始まると、突如雨が降り出して来た。
これは良い兆候か悪い兆候か。ただそんな心配はご無用、セシルもセバスチャンも楽しそうに街に繰り出して行きました。
二人が移動するたびに人垣が出き、陽気な二人は観客をダンスに誘います。セバスチャン、セシルどちらともちゃっかり異性のダンスパートナーを選択していました。


セシルのダンスパートナーとの仲むつまじさに、セバスチャンが怒ってダンスパートナーを威嚇し、思わぬところで修羅場を見ることに。
その後も子供、パパさん、東京から日帰りで大道芸W杯を見に来た女性(遠いところありがとうございます)、そして広報スタッフ(私)までも二人の素晴らしいダンスステッ
プにリードして貰い踊らせていただきました。人に見せる文章を書く私が人に見られるなんて、思ってもみませんでした。

そんな中、遂に起きてしまいました。セシルが雨で濡れた地面に滑らせて転び、キノコの頭が取れてしまったのです。
必死にキノコの頭の部分を再びセシルの頭に乗せようとするセバスチャン。会場が二人の様子を一心に見守ります。そして、遂にセバスチャンが苦労の末にセシルの
キノコ頭を元通りに乗せると、会場には観客の歓声が。最後は二人仲良く抱きしめ合った後に帰りました。
笑いをありがとう。そして、今日一緒に踊ったことはずっと忘れません、メルシー。(トワ)

2009フェスティバルレポート / 2009アーティスト ウォーキングストリート
2009/11/01 03:46 PM

けん玉一筋23年/けん玉師・伊藤佑介

丸井・109の間に歓声とともに大きな輪が!
その中心にはギネス記録も樹立したけん玉のスペシャリスト「けん玉師・伊藤佑介」
二つのけん玉を両手で同時に操ったり、紐なしのけん玉で三つの玉のジャグリング、けん玉で音楽を奏でたり・・・

さわやかな容姿から想像できないような豪華な技の数々を見せてくれます。
場所柄普通にショッピングを楽しむ若者も多い中、買い物の足を止めて思わず見とれている人も大勢いました。
「けん玉」という誰もが一度はやったことのある遊びだからこそ技のすごさも伝わりやすいのではないでしょうか。
元気よく手を上げ、お手伝いをてくれたかずひこくん(9歳)にお話を聞きました。

客上げされたくて手をあげたことは何度かあったのですが、今回初めて選ばれラッキーだったと興奮しながら話してくれました。
静岡も4年目となる伊藤佑介。静岡のお客さんは期待感が他のフェスティバルのお客様より強く答えなきゃという気持ちになるそうです。
そんな伊藤佑介をもう一度みたいという方にスペシャルな情報です!!
11月8日(日)の「さんまのスーパーからくりTV」のけん玉コーナーに出演が決定!!!ぜひご覧ください

(a-chan)

2009フェスティバルレポート / 2009アーティスト オフ部門
2009/11/01 03:41 PM

驚きのパフォーマンス  新上海雑技団

富士山静岡空港開港記念特別招待アーティストの新上海雑技団A組の皆さんにお話を聞きました。
とってもすごい技がたくさんあって、言葉が出なくなるほどでした。
もっとびっくりするのは、なんとみんなが20歳以下でなんです。
披露してくれた技のは全部で4つです。
力技 柔術 シースーの上で茶碗蹴り ローラースケート
どれもわたしたち観客をドキドキさせる技です。
力技  女の子二人が披露してくれました。女の子だと思えないほど力強かったです。そして息もばっちりです。
    女の子がこんな技できるの?って思う技技ばかりです。
柔術  一人の女の子が披露してくれました。驚くほどの平衡感で、両足両手にワイングラスを乗せて、さらに回転する技です。
    ワイングラスは文字どうりガラスですので、もし落ちたらとても危険なので、ドキドキしながら見てました。
シースーの上で茶碗蹴り  こちらも平衡感覚抜群の男の子が披露してくれました。茶碗を足に乗せて、蹴り上げて、そして頭の上に載るのです。
             ワクワクしながら茶碗がうまく乗せられるようにと応援してました。
ローラースケート   力技を披露してくださった女の子二人組みがまたすごい技を見せてくれました。
           とてもきれいな動きでそんなに大きくない円台の上で披露してくれました。
           目が回るような早いスピーとで回って、とってもきれいでした。
どの技も驚異的なもので、わたしたち観客を魅了してくれますので、一度会場に足を運んで、ご自分の目で確かめてください。きっと感動します。(Elain)

2009フェスティバルレポート / 2009その他
2009/11/01 03:39 PM

日本伝統芸能集団ここにあり/ジャパニーズサーカスシアターうんぷてんぷ

 日本伝統芸能を広め、知って貰うために日本の伝統芸能を行う大道芸人が3年
前から集まって結成した集団です。

 構成メンバーはsubmitのヨーコとガッツと、仙丸、セ三味の萩原遼とピエール小
野の計5名。

 リーダーのヨーコさんは、「伝統芸能と聞いて、敬遠してしまう人にも興味を持っ
てほしい」と熱く語ってくれました。
 ちなみに静岡に来たからには桜海老とうなぎを食べて帰りたいとのことです(セ
三味の萩原も桜海老を食べて生きたいとのこと)。

 三味線、笛、太鼓による演奏にのせて、ハンドバランスやローラーバランスを行う
sublimitの二人。 観客はバランスを崩してアスファルトの上に叩きつけられはしな
いかとハラハラしながら見ていました。もちろん演技終了後は良い絶叫を観客の皆
さんが聞かせてくれました。

 太鼓の演奏、傘の上で枡や輪っかを回し、口で銜えた撥の上で土瓶を回す多芸
な仙丸。撥に板に茶碗、一体どこまで乗せるんだ思うほどのあごで、バランスのと
るのがうまいうまい。

 「演奏の出来はいつも満点です」と自信に満ちた答えをくれたセ三味の二人は、
三味線をフライ返しや三角定規で弾くという離れ業を披露してくれました。きっとこ
の二人は撥を忘れて演奏できないなんて心配とは無縁のことでしょう。

 海外発祥の大道芸を披露する芸人が多い中、多くの観客が日本の伝統芸能に歓声を上げてました。(トワ)

2009フェスティバルレポート / 2009アーティスト オン部門
2009/11/01 03:23 PM
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