Festival Report フェスティバル レポート 2025

チョークが紡ぐ世界/松本かなこ

彼女の指先から生み出されるのは、ただのチョーク画ではない。どんな時でも誰が見ても美しく、心動かされるチョーク画を描く。

それが、松本かなこ というアーティストだ。

一日目のテーマは「つばめ」。

秋という季節、日本から旅立つ鳥に「私たちの新たなスタート地点」というメッセージを込めているそう。

その日の天気、街のざわめき、世界情勢までも日常にあふれる出来事すべてが彼女の絵へと静かにつながっていく。

残り三日、一日目とのつながりを持った絵を描くというので楽しみだ。

「描いているときは、作品を見てきれいだと笑ってくれる人の顔や、絵に関わるニュースの情景が自然と浮かぶんです」と語る彼女の目は輝かしいほどに晴れていた。

明日は晴れ、ぜひ彼女の美しい絵を見に行ってほしい。

きっと、あなたの心も晴れるはずだ。

(のーす)

雨天のため中央体育館ワークショップスペースで板に絵を描く松本かなこさん

2025フェスティバルレポート / アーティスト ウォーキングストリート
2025/10/31 16:50