Festival Report フェスティバルレポート 2025

緻密でヌケ感のあるフィジカルコメディにはまりそう!/ゼロコ

おそろいの黒いトレーナー&黒パンツ姿の男性2人組。ラフな格好なのにどこかかっこいい。彼らのパフォーマンスはほどよいヌケ感があって面白かっこいい。


その2人組の名前は「ゼロコ」。日常を多角的に捉えたパントマイムやクラウニング(道化師の手法)をベースに、緻密さと即興性を持ち合わせたパフォーマンスを行うフィジカルコメディーデュオだ。

ポットやマグカップ、傘などを使った遊び心たっぷりのパフォーマンスや、観客を巻き込む即興のパフォーマンスでは度々笑いの渦が沸き上がり、大技のテーブルクロス引きを成功させた瞬間には嵐のような歓声が沸き起こった。

そして最後は観客の誰もがリラックスした感じの笑顔になっていた。


「ゼロコ」は飄々(ひょうひょう)とした表情で簡単そうにパフォーマンスをしているが、よくよく見るとその体は指先まで神経を行き渡らせるような緻密な動きをしている。

それが一切のムダがないシンプルな動作を生み出し、観客には簡単そうなパフォーマンスに見えるのかもしれない。


そのことに気づいた瞬間、彼らのパフォーマンスに「ほどよいヌケ感がある面白かっこよさ」を感じた理由がわかった気がする。それこそが「ゼロコ」の最大の魅力なのだろう。

大人も子どももリラックスした笑顔にする「ゼロコ」。その緻密でヌケ感のあるフィジカルコメディにどっぷりはまりそうだ。

(chitose)

フェスティバルレポート2025 / アーティスト オンステージ
2025/11/03 15:55

最初から最後まで目が離せない!/ペン回しパフォーマーKay

今回が初出場のKayさんはさまざまなスゴワザを披露してくれました。

ボールを指の上で回し、空中にあげ、その間にペンを回すという大技を一発で成功!

大きな拍手と歓声が上がりました。

そして四角の中にペン、そこに水の入ったコップを置き、回すという技。これは成功率が低く、失敗した時は

「お客さんの座っている席まで水が飛ぶかもしれない」とおっしゃっており、見ている人はハラハラ...ですが! これも見事! 一発で成功しました!


パフォーマンスの最後には、高速ペン回し、パントマイムのような動きと取り入れたペン回し、さらに全身を使ったペン回しなど

スゴワザをたくさん取り入れたものを音楽に合わせながら披露してくれました。

二本のペンを使い、左右両方の手でペン回しをしたり、最後には特大サイズのペン回しが!

これは目が離せません!! みんなの目線が釘付けで、終わった後は大きな拍手、歓声が上がりました。


Kayさんは、「ペン回しの楽しさを広げたい!」という思いでこのパフォーマンスを始めたと話してくれました。

今は光るペンを使った演目にチャレンジしているそうです。

今日の感想を尋ねると、「今回が初出場で、大道芸ワールドカップ in 静岡 は憧れの舞台。めちゃくちゃ楽しい!」とおっしゃっていて、

パフォーマンスを見ているこっちにも楽しさがすごく伝わってきました。

写真だけでは伝わらない! すごい迫力です。ほんとに目が離せません!

みなさん、ぜひ自身の目で絶対に見てください!

(みこと)


フェスティバルレポート2025 / アーティスト オンステージ
2025/11/03 14:43

子供も大人も大爆笑。とにかく元気なパフォーマンス/サンキュー手塚

漫画ネタから始まり、可愛い被りものに子供もニコニコと笑顔からスタート。

その後は誰でも知っているCMネタ、観客を巻き込んでのパフォーマンス、映画ネタと

バラエティー豊かなパフォーマンスが続きます。

次から次へとネタが繰り出され、被りものや衣装チェンジがもの凄い速さで展開されるので、一時も目を離せません。

次は何が見れるの?とワクワクが止まりません。

スポーツやニュースなど旬ネタを取り入れていて、最近の出来事がもうパフォーマンスになっている事にも驚きます。

幅広いネタを取り入れているので、子供から大人まで楽しめ、最初から最後まで爆笑の渦に包まれる。

たくさんの元気をもらえるパフォーマンスでした。

きっと明るい人なんだろうとインタビューすると、やっぱりとても明るく元気な方!

お客様に笑ってもらえるように苦労していると思いきや、自分がやりたい事をただやっているだけとの事でした。

たまに受けない事もあるそうですが、それさえも面白くて、くすっと笑えそう。

「笑い」を取り入れたのは、コンパで受けた事がきっかけだったそうで、インタビューでも笑わせていただきました。

年間10本程度新作を作っているのでネタ作りは大変との事で、来年はまた新しいパフォーマンスが見られるそうです。

長年培った根っからのお笑い魂が、来年の大道芸でも炸裂しそう。今からサンキュー手塚の新作が楽しみです。

(寿)

フェスティバルレポート2025 / アーティスト オンステージ
2025/11/03 14:42

笑いのマジシャン、静岡に降臨!/idio2

フィナーレに相応しい晴天の中迎えた大道芸ワールドカップの最終日、駿府城南口のシズガスポイントはパフォーマンス開始前から多くの人でにぎわっていた。そのお目当ては…idio2!

思わず笑いがこみ上げるパフォーマンスが人気のidio2。そんな彼らのステージは老若男女問わずすべての人を笑いと驚きに包み、それはまさに「マジック」という言葉がぴったりだ。

コミカルな音楽とともに繰り広げられるのは、私たちの身近にあるものを使った驚きの技の数々。それには思わず歓声や拍手が沸き上がった。


取材を通して、見えてきたのは彼らのパフォーマンスへのこだわり。自身のパフォーマンスの強みを「技だけじゃないコミュニケーション」とし、表情や声の表現は出来るだけ噓をつかずに、大きく見せる工夫をしていると語った。それもそのはず、彼らの表情や声は、パフォーマンス自体に様々な表情を加えて、観客の大きな笑いを生み出していた。

しかし、彼らのパフォーマンスはただ面白いだけではない。彼らのパフォーマンスは、笑いと驚きのグラデーションだ。はじめのコミカルでポップな二人の掛け合いからだんだんと、彼らは驚きと華麗な技で観客を魅せていく。30分間の彼らのマジックは、観客の目線をつかんで離さない強烈な魅力があり、それは到底ありきたりな言葉で表せられるものではない。

2025年大道芸ワールドカップ最終日、観客の心を笑いと感動で震わせたidio2。大道芸ワールドカップを含むイベントはもちろん、ソロ公演にも今後力を入れていきたいという。


今後の大道芸ワールドカップでも、彼らが静岡に笑いのマジックをもたらしてくれるのを期待しよう。

(ai)

フェスティバルレポート2025 / アーティスト オンステージ
2025/11/03 14:16

劇団ポールダンサー。路上を舞う一輪の火花/めりこ

ストリートパフォーマンスとポールダンス。それは本来、交わることはなかった二つの芸術。

しかし、その芸術は偉大なるポールダンサー。『めりこ』の手によって一つの舞いへと昇華される。


彼女の舞いは、さながら演劇の一幕。

蜘蛛糸のような鉄扇。剣先からは火の粉が上がり、舞台の上を駆け回る姿は、猟奇的ながらも美しい。歌舞伎のように一挙手一投手がしなやかに、妖艶に動く。

しかし、舞台での演劇はあくまで一幕に過ぎない。彼女の真の武器は、舞台の中央にそびえたってる細長い円柱である。

彼女は火のついた松明をその手に掲げて、円柱を回る。ひとたび円柱を登れば、彼女は天女のように舞い踊るのだ。


正直、彼女の全てをここで語るほどの文章を書ける気がしない。

ひと月前に足を負傷し、1週間前までは歩くことができなかった彼女だが、そのブランクを全く感じさせない姿に、観客は息をのむことすら忘れてしまっていた。私もその一人だ。

観客を圧倒させる彼女の舞いは、一体どの領域にまで届くのだろう。

最後に。天女は円柱の頂点にて花を掲げ、余韻には、本来冬に舞うはずのない花吹雪が散っていったと語らせてもらう。

(タイちゃん)


フェスティバルレポート2025 / アーティスト オンステージ
2025/11/03 13:44

言葉がなくとも、伝える物語/紙磨呂

赤い衣装に身を包み、美しい物語を見せてくれる――それがマジシャンの紙磨呂だ。

「駿河屋スゴワザポイント」は屋内の会場だったのでより身近にパフォーマンスを感じられた。

スタートと記されたプレートが掲げられるとともに、彼のパフォーマンスは始まる。

彼のマジックは様々な道具を駆使して作られる。

ゴムやコイン、飲み物の缶、リング、トランプ…。

マジックらしいものからそれらしくない意外なものまで。

そして、それらを利用したどれもが個性的なパフォーマンスだった。

終盤で行われたのは「小さな命の物語」というパフォーマンスだ。

これは、紙を扱ったパフォーマンスで、美しくも儚い、まるで物語を見ているよう。

すべての観客がその物語に引き込まれてしまっていた。

彼はパフォーマンスの中で、積極的に観客と触れ合っていた。

空っぽだと思われていた飲料缶から飲み物が出てきたと思えば、それを観客にプレゼントしたり、観客の髪からコインを取り出すようなマジックをしたりなど、物語に入り込めるよういくつもの工夫が施されていた。

「中性的な印象を与えたい」と彼はその姿について語った。

さらに「無言であっても観客に伝わるように意識している」とも語る。

これらの工夫のおかげで、観客は紙磨呂の物語を堪能できるのだ。

紙磨呂は学芸員と美術検定2級の資格を持っている。

「空間的なデザインなどの面で役に立っている」と彼は語った。

美しいパフォーマンスの中には彼の美的センスも込められている。

今回は屋内でのパフォーマンスだったが、屋外でもぜひ見てみたいと思えるパフォーマンスを、紙磨呂は届けてくれた。

興味がある方はぜひ、大道芸ワールドカップin静岡で紙磨呂の物語を体感してみてほしい。

(Yuzuru)


フェスティバルレポート2025 / アーティスト オンステージ
2025/11/02 17:34

世界に誇る美しい和の手品/izuma

和装でしっとりと幕を開けたパフォーマンスに、会場が思わず静まり返りました。

歓声ではなく、ただ息を吞み、美しい手品の数々に思わず見入ってしまう――そんな空気に酔いしれます。

次々と繰り出される技は本当に美しく、指先の動き、所作のひとつひとつに目が離せません。

音楽、小物、そして手品。

すべてが「和」の世界観で調和し、伝統的でありながら日本の美しさを表現する幻想的なショーを創り出しています。

静と和――そしてしっとりと艶やかさがあり、美と驚きが交差する独創性の高い手品パフォーマンス。

もともと“秋”をテーマにした手品だそうですが、ちょうど「大道芸ワールドカップin静岡」の開催時期とも重なり、景色と相まって日本の美を楽しめます。

また、声の表情、衣装、舞の美しさに注目していただきたい。

海外でもほぼ同じ内容でパフォーマンスをしているが、どこの国でも観客の心を掴んで離さないそう。

世界でも「ビューティフル!」の声が飛び交う事間違いなしの、感動のパフォーマンスでした。

(寿)


フェスティバルレポート2025 / アーティスト オンステージ
2025/11/02 17:05

巧みな引き込みトークとノリノリのディアボロ高速技をご覧あれ!/George Tsai

空中独楽、輪鼓、中国ゴマなどとも呼ばれる「ディアボロ」を巧みに操るジョージは、生粋のストリートパフォーマーだ。

彼はスーパーテクニックを誇示するタイプのアーティストとしてではなく、通りを行き交う人々を軽妙なトークで引き込み、自らの世界観へと招き入れることを信条としている。

観客とのコミュニケーションを何より大切にしており、その姿勢は、今回が初めての来日にもかかわらず、日常会話ができるほどの流暢な日本語にも表れている。

パフォーマンスの導入部では、お客さんとのやり取りにたっぷり時間をかけ、会場の空気を温めてから、ビートの効いたアップデンポな曲でノリノリの良い雰囲気を作り出す。

観客は音楽に合わせて手拍子を打ち、会場は一体感に包まれる。


この“手拍子ノリ”は、日本ではおなじみの光景だが、、彼の母国・台湾ではあまり見られないという。

その盛り上がりに刺激されたディアボロは、いつも以上にダイナミックに舞い、空中高く跳ね上がるその姿は、まるで歓喜が弾けているかのよう。

後半では、ブルー、ピンク、イエローの3色のディアボロが登場し、ステージは一気に華やかさを増す。

そしてエンディングでは、カラフルな細長い吹き流しが登場。

あいにくの強風にもかかわらず、それをものともせず、ディアボロを中心に勢いよく回転するその様子は、まさに“空を舞う竜”のようであった。

(ヒロ)


フェスティバルレポート2025 / アーティスト オンステージ
2025/11/02 16:19

「椅子倒立芸」は張海輸雑技団の真骨頂!/張海輸雑技団

ほかの雑技団系のグループも取り入れている「椅子倒立芸」は、「変面」と並ぶ中国の伝統芸のひとつです。

この「椅子倒立芸」では、一番下には4本のビンを置き、その上に次々と椅子を積み重ねていきます。

そして最上段で繰り広げられるのは、華麗でスリリングなアクロバット。

まさに、タネも仕掛けもない究極のバランス芸です。

一歩間違えば大きな危険を伴うため、幼いころから安全を第一に、少しずつ練習を重ねてきた成果がこの伝統芸として花開いているそう。

ぜひ一度、生でその迫力を体感してみてください。

(SF)


フェスティバルレポート2025 / アーティスト オンステージ
2025/11/02 15:47

王道のオールスター/Performer SYO!

Performer SYO! のパフォーマンスは、ジャグリング、ディアボロ、そして火を使ったパフォーマンスなど実に多彩な内容。

何よりもテンポの良いトークと「これぞ大道芸!」と思わせる見どころを次々と披露してくれます。


特にチェーンソーを使用したジャグリングは、危険なだけでなく、チェーンソーが非常に重いため、日本でもこれを行えるのは彼だけだそう。

しかも、チェーンソーが前日に壊れてしまい、急遽買い足したものだとか。

それでも難なく使いこなす姿には、観客から大きな拍手が送られました。


6歳のころ、横浜で見た大道芸に感動してパフォーマンスの練習を始めたというSYOさん。

「感覚は若いうちに身につくので早くから練習していてよかった」と話していました。

そんな彼は、すでに来年に向けて新しいパフォーマンスを構想中とのこと。

今からとても楽しみですね!

(h.s.)


フェスティバルレポート2025 / アーティスト オンステージ
2025/11/02 15:25