Festival Report フェスティバル レポート 2024

大道芸ワールドカップ in 静岡2024 2日目の会場の様子

大道芸ワールドカップ in 静岡2024 11月2日(土)、2日目の会場の様子です。

















2024フェスティバルレポート / 会場の様子
2024/11/02 06:19 PM

皆さん元気な50代!? / くるくるシルク

大道芸ワールドカップに十三年ぶりにくるくるシルクさんたちが帰ってきました。

今日は雨で会場の市民文化会館は少しどんよりしていました。晴れの日の方がもちろん思い切りできていたと思います。ですが、そんな中でも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

お手本のブルーさん、それに合わせるイエローさん、マイペースなレッドさんと三人のそれぞれの性格が最初からパフォーマンスに表れていました。

ボールを取り出すにしても変なものを出したりと、少しおっちょこちょいの様なレッドさん。
ブルーさんはしっかりしていると思ったら、ボールを自分の後ろに全部投げてしまうなどその場の勢いに身を任せてしまいやすい様です。
今度はイエローさんが急にマイクを手に取り、少し毒舌のトークを始めました。その内容は毒舌というよりも自虐のようで「老体に鞭を打っている」など聞いているほうが心配になりそうでしたが、お客さん達を奮い立たせるようなトークでどんどん盛り上がっていきました。

パフォーマンスが終盤に入り、動きが激しいものになっていきました。

二人でレッドさんを肩にのせて、くるくると回り始めたかと思えば、次には着ていた上着を脱ぎ、気合十分になりました。ヘルメットも被って安全確認した後、打合せ通り(?)にお客さんを巻き込んでいきました。

動きが激しいものになったためか、イエローさんは後ろで息切れしているのが見えてしまい、レッドさんは頑張っていましたが、おっちょこちょい度が少し増したようでした。

ブルーさんはイエローさんに乗せられた様に大技を披露したりと、それぞれの面白さが更に増しているようでした。

パフォーマンス後のインタビューで、「いつまで続けたいですか」という質問をしたところ、ブルーさんが「70歳まで続けたい」と言っていましたが、レッドさんは「誰かに止めてほしい」と言っていました。
ですが、長い間共にしてきた中だからこその信頼があるとも言っていました。

よく見ていれば、もしかしたら次はこんな行動をするのではないかと予想を立ててみると、もっとパフォーマンスにのめりこめると思います。

予想通りだったら心の中で「おっしゃ」とガッツポーズをしてみてください。もしかしたら、その予想を上回るかもしれません。また拍手と歓声があればもっと盛り上がること間違いないと思います!

くるくるシルクのショーでは、そこに集まった人全員が登場人物。

その物語に大きく関わってくるのはあなたかもしれないし、隣の人の物かもしれません。選ばれた時に変わった行動をとってみるのもありかもしれません。

どんな物語になるのか、ぜひご一緒に楽しんでいってください。



(後日、天気の良い日に撮った写真です)





(チョッキ)

2024フェスティバルレポート / アーティスト ON部門
2024/11/02 05:46 PM

不可能を可能にする喜び、それがマジックだ。/ Juan Colás

『不可能を可能にする喜び』

そんな熱い信念を語ってくれた、スペインからの魔術師を紹介しよう。
その名もJuan Colás(フアン・コラース)。

ユーモアに富み、たまにセクシーさも魅せてしまう彼のパフォーマンスにあなたはきっと虜になるだろう。



舞台に立ち、最初にポケットから取り出したのは水晶だ。
手のひらや指先で器用に転がしながら、落ちそうで落ちないドキドキを演出してくれる。

彼の手にかかれば、まるで意思を持っているかのような動きを見せていく。
たまに水晶にキスをしてしまうような、道具への愛にも魅了されてしまう。
もしかしてあの水晶は、彼のペットなのか、それとも…?

次に登場するのは、3つの金属の輪だ。
きっとあなたは、「どうせどこかに切れ目があるのでは?」とトリックを見破ろうとするだろう。
しかし、見破る余裕もないどころか、なんと見えない輪っかの音さえも聞こえる…?

さらに彼の魔法にかけられたのは、ネックレスのように首にかけられた紐だ。
この紐は、何回引っ張っても彼の服の中から顔を出すのである。
彼は紐の行方をたどるため、シャツをはだけさせてしまった。
たまに紐が急所に当たってしまい痛がるようなそぶりを見せ、会場は大きな笑いに包まれる。

最後に、トランプを使った技も出てくるが、なんと先ほどの紐が活躍するのである。
あとは見てのお楽しみとして、詳しくは伏せておこう。

本日は雨天だったが、テントが埋まるほどに集まり、皆は彼の魔法の様子を食い入るように見つめていた。

演技後には、「とにかく楽しませる、ということを大切にしている」というコメントをくれた。
確かに、言葉や文化の差異には関係なく、拍手に満ち溢れた空間を創っていた。

来年以降もぜひ、ここ静岡に来て驚きと感動と笑いを届けてほしいものだ。

(りゅりゅ)

2024フェスティバルレポート / アーティスト ON部門
2024/11/02 05:36 PM

Show must go on! ~ Even on rainy day ~ / Show店パレード(The parade on the shoppin street)

Second day of the event was held in rain. Many performers, audiences and staffs were bothered from the weather.
The situation wasn't good, especially the event held outside. Even on the rain "The parade on the shopping street "was decided to be conducted.
This parade was cooperated with shopping street and audiences who funded the event and shopping street.

Before it started, the members of the parade had to wait at underpass, but they were pleased to attend it.
Performers were so kind that they try to make audiences fun while waiting.

The parade started from famous wasabi store Tamaruya and ended at MIRAIE hall.
There were many performers attended the parade and introduced some stores. They sometimes performed with their merchandise;
Like juggling with fruits at the fruits store. Store owners were frankly cooperative with performers.

At the end of the parade school Blass band met up with perfumers. The show got highest excitement with all attendees.
We were able to see the cooperation between performers!

The Blass band supposed to play instruments outside, but it was impossible because they wanted to protect instruments from rain. Instead, music performers played background music during parade.

One of the performer Rhythm rice said, "We never imagined playing drums covered with plastic wraps! They sound better without them!"
We might be able to see performers’ best on sunny day, but seeing their efforts to conduct the event was attractive, too.

(dekapurin)

2024 Festival Report in English / Etc
2024/11/02 05:36 PM

11月2日(土) パフォーマンス変更情報

「4 アイワポイント」「8 富士テクノロジーポイント」は小雨であればパフォーマンスの実施が可能となりました。
アーティストと調整してパフォーマンスを行います。

「4 アイワポイント」にて下記のパフォーマンスを開催いたします。
 ※屋根がないポイントですが、豪雨にならない限りは開催予定です。

 13:45〜 06GABEZ
 14時台 26ヒノカグヤ
 14時台 09工藤正景
 18時台 24火付盗賊→雨が激しくなってきたため中止となりました。

「8 富士テクノロジーポイント」にて下記のパフォーマンスを開催いたします。
 ※屋根がないポイントですが、豪雨にならない限りは開催予定です。

 13:15〜 16 ゼロコ

「1 キリンポイント」にて開催予定だった下記のパフォーマンスは中止となりました。
 18:30〜 26 ヒノカグヤ

2024 当日変更情報
2024/11/02 05:30 PM

スペインと髭とKISSER / KISSER

ありきたりで申し訳ないですが、「スゴイ!」です。
何がスゴイかって?
とにかく見てください!

怪しげな占い師のように座ったままで「あと○○分で、マジック始まります。」とKISSER自らが呼びかけ。




「何回見ても不思議なんだよね。今日は後ろから見るね~!」と常連さんの声。

タネはあるはずですが、
前からも、横からも、後ろからも、見えません。



観客に囲まれた目の前で手の中で、トランプが一瞬にして変化(詳細は伏せますが…)。



このトランプは、形状記憶なのか?
もしかすると時空が曲がっている?

「魔法ですか?」そんな感想しか言えないです、ごめんなさい。

いつもこのようなマジックを行っているのか尋ねたところ、
今回の大道芸のようなスタイルでのマジックは、年に1度くらいの貴重なものだそうです。

また別の常連さんから、「ヒゲ切りました?すっきりしましたね。」と聞かれ、
先週までスペインに行っていて、スペインで切ってもらったとの返答。

近所の街角の一場面のような、ありきたりの空間で、
スペインで整えた自慢のヒゲとキレッキレのマジックが、あなたを待っています。
お見逃しなく!

(みゅげ)

2024フェスティバルレポート / アーティスト ウォーキングストリート
2024/11/02 05:29 PM

日本の伝統芸能をストリートで… / めりこ

黒緑橙の垂れ幕、鐘のついた金属のポール、美しい着物に身を包んだ美女…。
彼女が演じるのは、歌舞伎や文楽でおなじみの演目「八百屋お七」。

当大会で八百屋お七を演じて今年で10周年になるという彼女は、「毎年グレードアップした姿を観客に届けたい」と解釈を練り固め、衣装や表現にこだわり続けている。



日本初のストリート・ポールダンサーとして活躍する彼女だが、実は大道芸人としての始まりは新体操だったという。

大道芸が好き!ポールダンスが好き!という情熱から、まだ誰もやっていなかったストリート・ポールダンスを始めたらしい。

演技のポイントである表情管理は、自身の人生経験から拾い上げて感情を載せているとか。

「死ぬときは天に上るだけ。だからこそ今と向き合って信念を貫くだけ。」と、演目の内容と絡めて自身のポリシーを語る彼女は、私の眼にとても強く、美しく映った。

「見る者すべてのハートに火をともす」パフォーマンスを彼女はこれからも魅せ続ける。



(のーす)

2024フェスティバルレポート / アーティスト ON部門
2024/11/02 05:18 PM

エンディングまであっという間! / GABEZ


初っ端から二人の言葉の絡み合いに独特な興奮の世界に引き込まれて行く。



小刀を使ったスピード感あるコミカルなパフォーマンスに息を呑む。
シチュエーションが変わる度に、次は何かと大きな期待を持って見守る観客。

子供を舞台上に招き、観客参加の場面も演出。
笛を使ってリズムを取る体育会系の行進パフォーマンスに手拍子で応える観客。

各所にコミカルなしくじりを織り交ぜながら観客を楽しませる。
メガフォンを使っての指導とボケ。

ピッピーピーが正しいか、ピッピピッピピッピが正しいか、観客に拍子で答えさせる。
軽妙な音楽をバックに絡み合いパフォーマンスに息を呑み、じっと見つめる。



武器を使った戦いのエアーパフォーマンスに、観客はフェスのノリの掛け声で盛り上げる。
次から次に展開される彼らの世界に観客は引き込まれ、あっという間にエンディング。

このグループは16ヵ国で演じた経験があり、2024年8月にスコットランドで行われたエディンバラ・フェスティバル・フリンジ(3,000組以上が参加)では「アジアン・アーツ・アワード」の優秀男性パフォーマー賞、韓国では第11回釜山コメディアン・フェスティバルで日本人初の「2023年オーシャン・オブ・ラフターアワード」を受賞した。



(ヒロ)

2024フェスティバルレポート / アーティスト ON部門
2024/11/02 04:42 PM

二人の世界感に心がジワリ温まる♪ / シルヴプレ


たくさんの観客に囲まれた白い服の二人は、「愛と笑い」と「男と女」をテーマに活動するパントマイム夫婦。

ボンボンボンボン♪×2のリズムは二人の和やかで愛のある空気感を会場中に広げる。

二人の世界感に心がジワリ温まる。



そんな思いを二人に話すと、「もっとブラックなネタをやるときもあります」と教えてくれた。



今年で結成24年になるシルブプレだが、実は大道芸人としての活動が始まりではなかったらしい…。

舞台上のパントマイムが二人の始まり、路上でもパフォーマンスしてみたいという気持ちから大道芸もするようになったとか。

ネタはたくさんあるが、今回は最新のネタも披露してくれるようだ…。

大会では4日間、昔からのネタから最新のネタまで少しづつ内容を変えながら違う姿が見られるそうなので、シルヴプレを追いかけてみるのも楽しいかも♪

(のーす)

2024フェスティバルレポート / アーティスト ON部門
2024/11/02 04:38 PM

どうして、こんなことができるの?天才? / 油井ジョージ ワンマンバンド

会場につめかけた聴衆、特に子供たちの眼が大きく輝き、大人達はあっけにとられてしまう。

体中に括り付けられた様々な楽器を手や足や口、そしてその向きや動きの速さなどで一人で操る。
元々はプロのドラマーだからだろう、信じられないような演奏を、ジョークや笑いを交えながら行う。

楽器の数は10、重さは10kgとのこと。

2017年からこのスタイルをはじめて、2018年から大道芸ワールドカップに参加、2019年には芸王グランプリのチャンピオンに。今年はフジロックフェスにも参加している。

今回は、即興で大道芸ワールドカップのテーソングを歌い、演奏してくれた。

きっと定着していくだろう(と信じたい)。

主な活動場所は、イベントやTV、フェスティバルなどである。

ぜひとも生の油井ジョージを体験していただきたい。
リアルな驚きとともに、彼のセンスと才能を理解できるはずだ。
さわやかな笑顔のイケメン演奏家である。

(フミさん) 

2024フェスティバルレポート / アーティスト ON部門
2024/11/02 04:30 PM
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