Festival Report フェスティバル レポート 2019
グローバルな二人組み、予想できない小道具にご注目!/「Funny Bones」
「Funny Bones」はまさにグローバルである。
一つ目に、彼らは出身国が異なっている。一人は日本人のけーぼー、もう一人はイギリス人のクリス。
誰もが気になるのではないだろうか、果たして彼らはどのように出会ったのかと。
彼らはもともと別々に活動していたそうだ。そして、何度かパフォーマンス先で顔を合わせるようになり、2002年に「Funny Bones」の結成に至ったという。
二つ目に、彼らは日々異なる国でパフォーマンスをしている。「今までにいくつの国でパフォーマンスをしてこられたのですか。」と尋ねたところ、「数え切れない。数えることにも価値がない。」と答えてくれた。日々世界を回っているとそれが特別なことではないのかもしれない。
彼らのパフォーマンスの注目ポイントは、旅を象徴するキャリーバッグから次から次に出てくる小道具の数々だ。
また、その活用方法も多彩だ。ガムテープだけでも振り子や杖、シートベルト、ゴールテープにもしてしまう。
また、小道具はキャリーバッグ以外からも登場する。それは、観客の持ち物なのである。
それらをその場ですべてを顔で支えてしまうのである。
気づくと、いつの間にかメンバーが増え、3人になっている。その正体は、会場にいた観客の一人なのだ。
その彼は、二人のダンスをがんばって真似する。
急にステージに上がったとは思えないような良い動きをしており、会場も笑いに包まれた。
後半には、先端に顔、顔から下は黒い布につつまれた大道具が登場。
また、少し聞き取れるような聞き取れないような変わった声で会話もするのだ。
また、胴は伸縮自由で観客の方へ反るなど、読めない動きに観客も驚いていた。
世界中で通用する彼らの腕前、多様な小道具を活用し会場を笑いに包み込む彼らのパフォーマンスは、もっとみていたくなるばかりであった。
T.T
2019/11/04 03:53 PM