Festival Report フェスティバル レポート 2017

子供たちの憧れはいつだって宇宙飛行士/アストロノーツ

一人無重力の中を歩き続ける全身銀色の宇宙飛行士。
もしくは、地球にやってきた、宇宙人なのかも知れないが……とにかく彼は静岡に降り立った。
今日彼が来たのは新静岡セノバ前。三連休の中日で小さな子どもを連れたご家族が非常に多いロケーションだ。
そんなところに宇宙飛行士が来たら、子どもたちの注目の的となるのは想像に難くない。
宇宙飛行士と触れ合いたい子ども、そして更なる宇宙の探求のための費用を求めるアストロノーツの利益が一致したとき、暖かいフォトセッションの場が生まれるのは必然でしかなかった。
一人、また一人と子どもたちがお金を入れ、そのたびにアストロノーツは重力を無視するかのように飛び立ち、羽ばたき、にっこりと握手やハイタッチをし、そしてまた探索を進めていく。

(保護者の方のご了承を得て掲載しています)
そのひたむきさとサービス精神に、子どもだけでなく大人も心を打たれ、少しずつ投げ銭が入る感覚が短くなっていく。休みなく喜びを表現し続けるアストロノーツのエネルギーにはただただ驚くばかりだ。いったい何が彼を突き動かしているのか?

彼の胸の液晶画面にはキリンのロゴと大道芸ワールドカップのロゴが繰り返し表示されている。もしかしたら、彼は未踏の地へキリンと大道芸を広めるために旅を続けているのかもしれない。
(ながぽん)

2017フェスティバルレポート / アーティスト ウォーキングストリート部門
2017/11/04 04:24 PM
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