Festival Report フェスティバル レポート 2017
ジャグリングで紡ぐ壮大な歴史絵巻/望月ゆうさく
今年も望月ゆうさくが帰ってきた。今回のステージでは歴史をテーマとした新作を披露する。
最初は古代日本のシャーマニズムをほうふつとさせる白い衣装で登場。軽快なタップダンスとともに繰り出される目にも留まらぬ速さのジャグリングで観客の心をつかむ。
複数回行う衣装替えで時代の変遷を表現しながら繰り広げられる超絶技巧のジャグリングは圧巻。その技術と表現力の高さはさすが世界トップレベル。期待を裏切らない。
構想3年、製作6ヶ月。原始時代から現代まで時代をさかのぼるこの作品では、日本の文化や宗教をバックとした壮大な歴史絵巻が展開される。
また時代の変化を感じさせる衣装の早着替えも見どころの一つである。
しかし彼の演技は実際に見て、聴いて、場の雰囲気を感じながら堪能しないとつまらない。これ以上の説明は蛇足になるのでここでおしまいにしよう。
静岡市が生んだ稀有なアーティスト・望月ゆうさく。大道芸ワールドカップin静岡は、ここで生まれ育った彼にとって特別なステージであるはずだ。
そんな彼の凱旋公演といえる珠玉のステージを、ぜひご自分の目でしかとごらんあれ。
Written by 富士山なすび
今後の予定
11月4日(土)
13 静岡市民文化会館 11:30 14:00 16:30
11月5日(日)
24 静岡市役所 11:00 13:00 15:00
2017フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2017/11/03 04:18 PM
2017/11/03 04:18 PM