Festival Report フェスティバル レポート 2016

けん玉の秘めたる可能性を引き出す!/ けん玉師 伊藤佑介

誰もが一度は遊んだことのあるけん玉。
シンプルなつくりをしたけん玉も、彼の手にかかればその魅力は最大限まで引き出されます。




通算10度のけん玉日本一、2つのギネス記録を樹立した「けん玉師 伊藤佑介」。
まるで生きているかのような玉の動き、洗練された剣さばき、“木”ならではのけん玉の小気味良い音とリズムは爽快!
心地良さも感じられます。
リフティングやジャグリングなど、他ジャンルのさまざまな技を研究し融合させたパフォーマンスは、そのほとんどがオリジナル。
静と動が合わさった動き、けん玉の魅力を最大限まで引き出した演技は、一瞬足りとも目が離せません!

大道芸ワールドカップは11年目とのことで、今年も静岡の皆さんによいパフォーマンスを見せたいという強い気持ちで臨まれたそうです。
大道芸だからこそ、生まれるコミュニケーションもあります。
演技の中でもお客さまとのコミュニケーションを大切にされていて、小さな女の子との掛け合いでは会場は和やかな笑いにつつまれました。




彼のけん玉師としての原点に、彼のお母さまの存在があります。
好きなことをやって輝いている母の姿を見て、けん玉師としての道を歩み始めたとのことです。
ここまで登りつめるにはたくさんの苦労があったそうですが、好きだからこそ、ここまでけん玉を続けられたとおっしゃっていました。
進路に悩む私に優しい言葉をくださり、夢に向かって生きることの素晴らしさを改めて感じました。
そんな伊藤佑介さんですが、30年続けていても、けん玉には底の見えない可能性を感じるとのことです。これからもぜひ、けん玉の限界を超えたパフォーマンスを続けて、世界にけん玉を広めてほしいと思います。
鍛練の末に完成された技術、けん玉が持つあたたかさ、そしてご本人のあたたかな人柄を感じられるパフォーマンスを、ぜひ会場でお楽しみください!



そして…、けん玉ブームなのでしょうか!?
会場にはけん玉を持つ少年たちがたくさんいました!
その中でも、けん玉教室に通っているという小学生3人組。段位を持っているそうで、けん玉の腕前を披露してくれました。
これからもずっと、けん玉を好きでいつづけてほしいですね。

(chipico)

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/03 04:47 PM
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