Festival Report フェスティバル レポート 2014
不思議すぎて目が離せない/キン ヒロン
突如、鶏のマスクをかぶった男があらわれる。
その奇妙な男が鶏の人形で遊びはじめ、でも気づくと彼の動きひとつひとつに引き込まれていることに気づく。
彼のショウをはじめて見たときの衝撃をどうあらわせばいいのかわからない。
彼のショウには多くの動物が現れる。動物とアクロバットの融合。
いくつかのサーカス学校でアクロダンスを学んだあとキン ヒロンは彼のショウに動物の動きを取り入れることを思いつく。
それは単なる芸を超えて彼のショウに物語を生み出すことに成功する。
彼のショウにはジェンダー、動物、肉体、フェミニン多くのメッセージが隠されている。
しかし、彼のパフォーマンスから何を受け取るかはあなたしだい。
ぜひ、キン・ヒロンのパフォーマンスをみて何を受け取るか考えてほしい。
彼のパフォーマンスを見ると多くの疑問が頭をよぎる。
パフォーマンスというよりは何か儀式を見た気にもなるのは気のせいだろうか。
(YUKI)
2014/11/01 08:39 PM
みんなで楽しく踊りましょ
どこからか楽しい音楽が聞こえてきます。
なにかな?
その正体は、赤はなーず。
この音楽が聞こえたら、可愛いクラウン達と一緒になって
みんなで輪になって、楽しく踊りましょう。
こんな体験初めて、って言う人も
恥ずかしいよ、って言う人も
最後は『みんな』笑顔になりますよ。
(きんちゃん)
2014/11/01 07:27 PM
クールで熱い騎士/アレクシス レヴィロン
雨の中、黒騎士が一人、取り出したのは、剣ではなくディアボロだった。
ディアボロを意のまま自由自在に操り演技するのは、
フランスからやって来たアレクシス レヴィロン。
今回、初参加の、彼のディアボロは何かが違う。
華やかな技というより、技術が細かく、目を凝らして見ていないと見逃してしまう。
ディアボロの2個の向きが違うぞー!そんなこと出来るの?見たことない!!
新しい技を取り入れた心惹かれたショーだった。
インタビューでの彼は、クールなイケメンぶりから想像出来ない位に、熱くその事を語ってくれた。
「こんなこと出来る訳無い!」と言われたら、
「そんなことない!ほらできているよ。」と言えるような技を練習して、
それを動画でアップしてみんなで共有してそれを超える技を作ってもらいたい。
どんどんレベルアップしていきたいんだ。
そんな思いが、ドーンと伝わってくる。
でも、雨の中で手から滑ったディアボロを拾う時に、観客に見せた変顔は、
とても可愛くて子供の様。何をしてもサマになる。
ディアボロの向きに注目して、この素敵なナイトの演技に魅了されてください!!
(みゅげ)
2014/11/01 07:12 PM
天も味方するシュールアーティスト/加納真実
青いジャージに、白い顔、一気に観客を自分の世界に引き込む。その人こそ加納真実である。
彼女のシュールなパントマイムこそ、独特の世界観を作り出し、見る人の目を離さない。これが加納真実。
「つきあって」、「交際して」、「友達から」、、そんな彼女の切実な願いとともに流れる「恋人よ」の音楽。
そして強くなる静岡の雨。まるで天すら彼女の味方をしたかのようなシュールさ。さすが加納真実。
今年で大道芸ワールドカップ in 静岡も10回目となる彼女。懐かしい気持ちで見る観客も少なくない。
この大道芸ワールドカップで最も雨が似合うパントマイムアーティストとして、
最後までその小道具が持つかが心配される。加納真実自身が心配してる。
各回ごとにさまざまな演目をみせてくれる彼女のシュールさに今後も目が離せない。
(うるし、tsun)
2014/11/01 06:52 PM
幸せの雨が降る/パフォーマー カナ
大道芸ワールドカップのアイドル、パフォーマー カナ。
そのアイドルぶりは毎年伝え聞いておりましたが、ようやくお会いすることができました。
そして、会ってみて1秒でわかりました。アイドルたる所以が。
か…かわいい…
日常生活の中で摘み集めた小さな幸せを、
パフォーマンスでお客様に提供するというのが彼女のポリシー。
とにかくポジティブ、とにかく笑顔、雨だってへっちゃら、幸せが降ってくるのよ
…上向いたら目薬や~
フラフープやハットの技はもちろんのこと、しなやかかつはじけるダンス、
次々と移り変わってゆくお手製の衣装、そして時々出てくる大阪弁トークにも注目です。
(注:しゃべりが売りではありません)
15才でこのパフォーマンスを始めたとのこと、
私たちがカナのパフォーマンスを見ると幸せになるのは、
彼女が意識して集めてきた幸せだけでなく、
無意識のうちに滲み出る15才当時からの純真でまっすぐな想いを
感じられるからかもしれません。
オフ部門での初出場から10年連続出場、今回はジャパンカップにもエントリー、
おめでとうございます!
最近ではフラフープの本場サンフランシスコ始め、世界各国で活躍中。
これからも毎年静岡に戻ってきてくださいね。
次は20年連続出場、期待しています!
(yyukke)
2014/11/01 06:42 PM
The 日本の技/けん玉師 しげきひろし
みなさんは大道芸というとジャグリングやパントマイムを思い浮かべるのではないだろうか。
そんな中で意外にもけん玉を使ってパフォーマンスをするけん玉師 しげきひろしがいる。
小学校5年生の時の先生の影響がきっかけでけん玉をはじめた彼、
小学校の卒業文集の夢はプロけん玉師と書くほどけん玉にのめり込みます。
そんな職業あるのかわからないのに。。。でもなければ作ればいい!
というわけで今では立派にけん玉で生計を立てるプロけん玉師です。
先生の影響って偉大ですね。
けん玉を使ってのジャグリング、ひもがないけん玉をあたかもひもがあるように扱うテクニック。
けん玉って奥が深いんだな~と考えさせられます。
彼の最大の見せ場は6個のけんだま! 成功するかはご自分の目で確認してください。
そして、成功したら大きな拍手を!
でも、成功してもすぐ帰らずその後の自己紹介まで聞いてくださいね。
自己紹介を聞いてもらえずにお客さんが帰ってしまうとけっこう傷つくそうですよ。
(YUKI)
2014/11/01 06:00 PM
からだで語るマイムアーティスト/バーバラ村田
雨がしとしとと降る中、「かたわれ」のパフォーマンスが始まる。
道行く人の足を止め、ひとときロマンチックな世界に誘っていく。
雨が降り注ぐステージには、黒いドレスに黒い布で目を隠し、
白いマスクを被ったバーバラ村田一人。
すぐ近くにあるのに、実はよく知らない自分。
本当の自分って一体何なんだろう?
自分の中のもう一人の自分?
自分の中にいる誰か?
誰かの中にいる自分?
そんな葛藤をマスクを使って表現していく。
一見普通の仮面だが、バーバラが持った途端に
表情がどんどん変化していく。
最初に一つの存在であったものから大きな苦しみを経て
もう一つの人格が分離し、二つの存在として対峙し、
激しく争い、求め合ったあげく、最期にまた一つに戻っていく。。。。
まるで一本の映画を見ているように。
この独特な世界観はどのように作り上げられたのか?
10年前に友人に自分の顔面をかたどった仮面を作ってもらう機会があり、
それから仮面を使ったパフォーマンスを始めたという。
舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』、漫画『半神』などの作品に触れ、
自分の中のもう一人の自分、コンプレックスについて深く考え始める。
それからいろんな影響が積み重なって今のパフォーマンススタイルに至る。
今回は雨でもできるパフォーマンスだったが、天候によって演目が変わる。
「かたわれ」とは違った彼女の一面が見れるかもしれない。
是非、この異世界に迷い込んでみては?
(ゆっか)
2014/11/01 05:12 PM
チャンピオン来静!/スケーティング ピラー
「みんなが僕たちのショーを見ているときに驚いた顔、少し怖がっている顔、感動して泣きそうな顔、そして幸せそうな顔を見ていると本当に、ここに戻って来れたことを改めて幸せを感じるよ。」
「そうね。ショーをしていても、お客さんの感情をこんなにも感じるのは世界でも静岡だけなのよ。」
と本当に幸せそうに話してくれるのは、2年前に私たちを魅了したスケーティング ピラーの2人だ。
1日目には雨天のためにほぼすべての日程をやむなく中止したが、
ついに2日目の今日、静岡市役所の入り口付近の屋根の下でパフォーマンスを行った。
取材チーム滞在時の天気は小雨。
誰もが彼らのパフォーマンスの中止のことが頭によぎっただろう。
しかしジャージに着替えて準備万端で市役所前に現れた彼らを見て
お客さん・スタッフたちの安堵の声がいまだに忘れられない。
彼ら自身も「やっとパフォーマンスができる」
とでも言いたいような笑顔からは、非常に興奮していることが見て取れた。
直径2mほどのステージの上で、ローラースケートを履いた男女が激しく美しく踊る。
スピードをつけて男性の頭の上に女性を乗せて、回りながら手を離してバランスを保つ技や
男性は首に、女性は頭にストラップをそれぞれ装着し、そのあとに手を離して
女性自身もさらに回転をする技には、いつ・何度見ても人々を圧倒する力がある。
会場の関係でお客さんとの距離がいつもよりさらに近かったため
ある方に感想を聞くと「近すぎて飛んでくるかと思った。だがそれに逆に感動した。人間ってこんなこともできるんだと
驚いた。」と話してくれた。
今はフランスのムーランルージュで働いているという彼らのショーが
こんなに近くで見ることができるのはあと2日間。
ぜひとも彼らが日本でパフォーマンスを楽しんでいるということを、
2人の笑顔から読み取っていただきたい。
実は彼らは5世代も続くサーカスファミリー出身である。
彼らの両親もまた、スケートでパフォーマンスを行う
サーカスアーティストだ。
次に来静するときはぜひ家族4人でしたいとのこと。
4人があのステージでさらにレベルが上のパフォーマンスを見せてくれることを願いたい。
(No15)
2014/11/01 05:05 PM
謙虚な死神/フェイスペインター☆ミホウ
呉服町通りを歩いていると、「怖ーい!」「なにあれ?!」と声がする。
その先にいるのは、黒い羽飾り、黒マントという死神をイメージした衣装に
身を包んだフェイスペインター☆ミホウがいた。
声をかけるのも勇気がいる。
怖いもの知らずの人がフェイスペイントをお願いすると意外や意外、快く誰でも引き受ける優しい死神だ。
そして、これも意外フェイスぺイントも可愛いらしいデザイン。ギャップがありすぎるではないか!
ミホウは今回初めて大道芸ワールドカップにオン部門で参加。
運試しで応募したのが、幸運にも選ばれてしまった!
死神なのに...。
もともとは漫画やイラストを描いていたが、「一人で描くのはさみしいなあ」と
思っていたところに大道芸と出会った。
たまたま、イラストが描けるからとフェイスペイントをやってみないかと言われ今日に至っている。
死神を選んだのは、珍しいからと老いても出来るからと、現実的な理由だそうだ。
衣装も手作り。某大手の既製品も利用していたり、見た目の姿との違いが多い。
静岡のイメージは、TVも街もすべてが大道芸一色になっている。そんな街は珍しいし、お客さんも
好意的だし、試したいことがたくさん出来ると。
「今日で終わりなので、雨が降る中に来て下さった人に一人でも多くフェイスペイントを楽しんで欲しい!」
と謙虚に語ってくれる死神は、また静岡に来ます!!と約束してくれました。
来年も、静岡でたくさんの人を怖がらせることを期待したい!
(みゅげ)
2014/11/01 04:31 PM
オンリーワンパフォーマンス/Mr.アパッチ
雨が降る中、時間通り始まりました!
たくさんのお客様が今か今かと待っていました。
「Mr.アパッチ」登場!!
最初のパフォーマンスは、半年かけて自分で作ったライトスーツ!
音楽とダンスに合わせてライトが動きます♪
次は、ディアボロ!
この辺りから雨が強くなってきましたが、そのまま続行!
難しい技も、雨にも負けず決めます!
自然に手拍子が生まれてきます(^^)
お次は、ジャグリング!
お客様の中から、パートナーを発見!
笑いと拍手で盛り上がりました。
続いて、ファイヤージャグリング!さすが、Mr.ジャグリング!
「あ、あつくないんですか...?」
締めは、日本でオンリーワンのパフォーマンス!
はしごの上で立つだけでも難しいことなのに、
その上でバランスを取りながらけん玉!
さらに、雨で滑りやすいので、難易度アップ...!!
バシッと玉を刺して決めてくれました。
「最後までやり切る大人の姿を見せたい」と、
雨が降る中、最後まで面白いトークとパフォーマンスで楽しませてくれました!
(なつ)
2014/11/01 04:26 PM