Festival Report ワクワクがMIXされた玉手箱/PLE- フェスティバル レポート 2013

ワクワクがMIXされた玉手箱/PLE-MIX

「3人ともね、すごいんだよ!」
客席の子ども達が、パフォーマンスが始まる前から見所を教えてくれる。

前夜から朝方にかけての雨で路上は湿っていたものの、PLE-MIXを見るのを楽しみにきたという観客が続々と席を埋めていく。

PLE-MIXはアクロバットやコメディなど様々な要素を取り入れたクラウンチーム。
黒と黄色の3人組がステージをあちこちに飛び回り、観客の視線も表情も、彼らに合わせてめまぐるしく変わっていく。
Chang、Lonto、Toppoの3人が合わさってのPLE-MIX。
1人でもない、2人でもない、3人でしかできないパフォーマンスがそこにはあった。

子どもから大人まで、みんなが楽しめるようなパフォーマンスを常に心がけているというPLE-MIX。
パフォーマンスの内容を考えるときは誰かが1人で考えるのではなく、3人でアイディアを出し合うという。
個性の違う3人が揃うことで、1人だけではできないような楽しいパフォーマンスになる。
そこにお客さんが加われば、さらに相乗効果が生まれて素敵な空間が出来上がる。

自ら観客の笑顔の輪に入ってみると、3人の信頼関係に、そして観客とPLE-MIXの一体感に驚かされる。
幼稚園児もお母さんも、みんなが声を合わせての「がんばれー!!!」。
みんなで迎えるフィナーレは、心地よいワクワク感を心に残してくれた。

(松下未奈)
photo by A.Suenaga

2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト オン部門
2013/11/04 03:07 PM
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