Festival Report フェスティバル レポート 2013

巨大キャップアート現る!!



大勢の小さなお子様がいるキッズガーデン。
その中に一際目を引く鮮やかな壁面があります。
実はこの壁面は1万6,000個のペットボトルの蓋で出来ているんです!

「静岡市民の心をひとつに」という想いを込め、旧静岡市、旧清水市の合併10年目を
記念し、100名以上の児童の手によって製作されました。

静岡市の将来を担う子供たちが静岡に愛着を持ち、静岡市が将来もっともっと
輝きを放ちますように。

皆様もショーの合間にキッズガーデンに足を運んでみてはいかがでしょうか?

(円香)

2013フェスティバルレポート / 2013その他
2013/11/02 12:25 PM

「日本の観客はすばらしい!」/SOL'AIR COMPANY

妖艶な女性2人組は今回ドイツから初来日。
スタイル抜群のセクシーなお姉さま方から繰り広げられるのは
宙から吊るされた布を使ったダイナミックで神秘的なショーだ。



一人ずつ布につかまりながら円を描きながら回っているうちに
段々と脚を絡めながら体を支え高さ6mくらいのところで大開脚。
全身を細部まで美しく魅せている。
観客も目を凝らし、良いタイミングで驚きや拍手を送る。

「観客の表情がしっかりと見えて、たくさんパワーをもらった」

パフォーマンスの後、とても嬉しそうに語ってくれた。



真っ赤で統一された布と衣装。
パワーが感じられる色を探していたらたどり着いたのがこの色。
このショーをひときわ美しく見せているひとつだ。

ショーが終わったら小さい子供たちにサプライズ。
布を使って即興で作った巨大ブランコ体験。
見ているだけでなく、パフォーマンス側の体験もできて
少し恥らいながらも、とても嬉しそうな表情を浮かべていた。


2人が出会ってコンビを結成し10年。
友情は彼女らがとても大切にしていることだそうだ。

アーティストと観客が一体となって楽しんでいる。

ボランティアスタッフという第三者的な立場として、
この瞬間に立ち会うことができてとても嬉しい限りです。

(つ)  

2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト オン部門
2013/11/02 11:51 AM

棒の上に着地! / トムチュック

"ロシアンバーを超えたロシアンバー!"と紹介されているトムチュック!
そもそもロシアンバーとはロシア発祥のサーカス種目。2人の力強い「ポーター」が支える長さ5mほどの棒の上で、「フライヤー」がしなやかに舞います。

Photo by K.Ohkawa

このグループのフライヤーは、まるでバレエのプリンシパルのようなジェーニャ。涼しい顔してポーンと高飛びしたり、宙返りしたり。
その美しさにうっかりそれが棒の上であることを忘れてしまいそうですが、着地の瞬間はドキドキです。
ジェーニャを支える本日のポーターは、左がチームリーダーのイゴール、右がアレックスでした。
様々なサーカス種目を経験してきただけあって、ポーターの華麗な仕草も目が離せません。
しかもこの2人、玉乗りできるんです。玉乗りしながらポーターできるんです!
スリルを楽しみたい方は、間近で、ポーターの足の絶妙な球捌き(?)とフライヤーの舞を同時に見てください。
ハラハラしたくない方は、後ろのほうで、フライヤーの舞だけ見てください。
でも、前列のほうに陣取れば、運がよければ、3人のイケメンに支えられてロシアンバー体験もできるかも?!

Photo by UME-san

今回初来日のトムチュック、ウクライナはキエフから、人間は12時間かけて飛行機で、棒は1週間かけて船便で、はるばるいらっしゃいました。
大道芸ワールドカップに参加できてとても嬉しい!と素敵な笑顔をくださったトムチェックに、みなさんもぜひ会いに来てください!

<yyukke>

2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト ワールドカップ部門
2013/11/01 09:38 PM

世界に羽ばたくマジシャン/紙磨呂

赤いコスチュームに身を包み、エキゾチックな音楽に合わせて繰り広げられるマジックショー!
観客は彼のショーに初めから終わりまで釘付け。紙磨呂と言う名前の由来は、友人と赤坂の
忍者屋敷と言う店でショーを行う事になり、その時友人に名付けてもらったそうだ。ただし”紙は
本来の苗字”に名前の”磨呂”を付けて貰っただけ。現在は海外でも技を披露する事がある様だが、
未だ割合的には日本での時間が多い様だ。しかし名前からして珍しい、まさに世界に羽ばたくべく
楽しみなマジシャン”紙磨呂”だ。観客は彼のショーに釘付け。マジックを見破ろうと静まりかえり、
かたずを飲んで見守っている。完全にショーの虜になっている証だ。昼と夜の部では演技内容が違うと
言う幅の広いテクニックを会得している。見逃すことが出来ないマジックショー”紙磨呂”。

Yuki

2013フェスティバルレポート
2013/11/01 04:16 PM

オーディエンスと一緒に作り上げる抱腹絶倒の世界/加納真実

多くのファンたちが待ちわびる中、加納真実は大会最初のステージを、あっという間に加納ワールドに染めていった。

ウェストポーチにリコーダーそして「恋人募集中」と書かれた紙…と使う小道具はいたってシンプルなものばかり。
しかし、彼女が繰り広げるシュールな世界は奥深く、一度ハマッてしまうとどこまでも引きずり込まれてしまう!

パフォーマンスの最中、あなたが彼女とうっかり目を合わせてしまったら要注意だ。
なぜならそれは、あなたがすでに彼女の客いじりの餌食になっていることを意味するからである。
あなたはステージ上で掃除をさせられるかもしれない、あるいは一緒に怪しげな舞踊を踊らされるかもしれない。
そう、一度狙われたら最後、もう逃れることは不可能なのだ!

シャイな彼女はステージを通じて伝えてくれた。
「ショーはお客さんと一緒に作っていくものだ。」と。

Torii

2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト オン部門
2013/11/01 03:49 PM

青空の下の恋のお話/Heloise&William(エロイーズ&ウィリアム)


彼らのステージの周りだけがすこししっとり涼しい風がふくように感じた、まだ少し暑い大道芸1日目の午後。
昨年も来静し、多くの観客をとりこにしてブロンズ賞まで獲得した彼らのショーが
今年もここ静岡でさらに多くの観客を魅了するためにやってきた。


冒頭では
お互いが反発する磁石のようにそっぽを向き合っていたかと思えば
ポールの上ではお互いを信頼して難関を乗り越えるなど、まるで恋人たちの物語をみているようである。
「僕らの心から込みあがってきた感情、その感情に基づいておきたことをそのままをこのショーにしているんだ」
と、パフォーマンスは彼らの感情の変化に影響しているため、毎日少しずつ変わっているようだ。




ポールの上で女性(エロイーズ)がポールから足を離し、両手だけを男性(ウィリアム)に預け宙ぶらりんになる技。
2人そろってポールの一番上から急降下する技。どれも’経験、練習’だけでは説明ができないようなものばかりだった。
パフォーマンスの間も常にお互いの目をみている姿や、まるで彼氏が彼女をいとしく扱う手の動きはの演技からは
彼らの間にある’信頼する心、お互いを愛する心’を目に見えるように感じることができた。

選曲にもこだわりがありThe XXの"Crystalized","Infinity"を選んだ理由を
「彼らの完璧すぎないところが、私たちのショーの間の関係の不安定さをあらわしているわ」
とかたる。

視覚、聴覚と心で観るエロイーズ&ウィリアムの恋の物語に
あなたも一日目からどきどきさせられてみてはいかがだろうか。




2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト ワールドカップ部門
2013/11/01 03:11 PM
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