Festival Report フェスティバル レポート 2012
和菓子と大道芸の素敵なコラボレーション/クルム彦一団子
青葉通りにおかれたちゃぶ台。立てかけられた「準備中」の看板がくるりと回され「商い中」に変わると、クルム彦一団子のパフォーマンスの始まり始まり~♪
お団子の形をしたデビルスティックを自在に操ったり、いくつも茶缶を積み重ねた上でバランスを取ったり、和菓子屋さんでもある彼のパフォーマンスは道具にまでこだわっている。ちなみに、道具は全て自作だそう。和菓子を取り入れているのは道具だけではない。パフォーマンスの中でも、観客の目の前で練りきりを作ったり、はしごの上でバランスをとりながら包餡したり、和菓子と大道芸が見事に調和している。
もともとは大道芸をしていたそうで、5年間和菓子の修行に打ち込み、今年6年ぶりに帰ってきた。和菓子のデザインを道具に取り入れたのは「お団子が好きだったから」という。和菓子屋を営みながら、部屋や近所の公園、体育館などで練習を積み重ねているそう。「これからも静岡をお茶と大道芸と和菓子の街として一緒に盛り上げて行きたい」と話すクルム彦一団子。きっと、和菓子のよさを大道芸とともに世界へ、宇宙へと広げてくれるに違いない。(Kana)
2012フェスティバルレポート / 2012アーティスト オフ部門
2012/11/04 01:32 PM
2012/11/04 01:32 PM