Festival Report フェスティバル レポート 2010
パントマイム……新ネタで迫る/山本光洋
安心して大道芸を見るならやはりこの人。大道芸ワールドカップの顔。さぁ、「青空パントマイム劇場」の開幕です。ほのぼのとした暖かさが懐かしさを、旺盛なサービス精神が中年の哀愁を感じさせる。今年も元気な大道芸を披露してくれました。
さて、お目当ての新作はというと、、、ジャーン「アシカちゃん」である。参加した観客と鼻キャッチボールで負け、チョッと様にならない? チャーリー山本、ビーちゃん、、、最後はキューピー飛行、おなじみのネタで観客は拍手大喝采!
◇ 光洋さんからの貴重な話
【 新ネタを楽しみにしていますが……】
実は、大道芸ワールドカップで新作を発表するんですよ。静岡は、やりやすいですし、4日間あるので工夫もできます。そして反応がよくわかるのでここで受けなきゃ他でもダメだということですから……
【 落研に入っていたのですか? 】
高校時代は落研、大学では芝居、アメリカで2年半パントマイムを勉強しました。実はチャーリの喋りで落語は役立っているんですよ。(ちなみにチャーリーの出だしのイントロは落語の囃子である。)
【 静岡でのお好きなものは? 】
丸天(海鮮料理店)はいいですね。昨日はタイ料理を食べました。美味しかったです。
【 これからについて 】
役者として舞台での仕事も増えてきました。オペラなどにも出演しています。
★ 言葉を発するということでは「パントマイム」から「芝居」へと間逆なことやり始めた山本光洋さん。いったいどのように光洋ワールドが進化していくのか、これからが見逃せません。
(MIZ)
2010/11/07 02:51 PM
静岡のジョニー・デップ
紺屋町商店街にある、チュロスの出店。そこの店主は、なんとジョニー・デップ!?
実は、この方は商店街のコーヒー店の方。数年前から毎年大道芸の期間に合わせて出店しているのだそうです。
チュロスを始めたのは一昨年からで、今年は特に休日に良く売れているということです。
今年は皆さんで海賊をイメージして仮装されたそうです。
「歩き回って、お腹空いたな~……」
そんな時は、海賊たちのチュロス屋さんで一服してみてはいかがでしょう??
(Kana)
2010/11/07 01:24 PM
ポテの無重力ワールドへようこそ!/ポテ
アジアンチックな衣装と、パイナップルヘアー(!)の頭。
そんな出で立ちのポテが、私達を無重力の世界に案内してくれる。
透明な棒が宙に浮かび上がり、銀色のフープも彼の手により
無重力の世界へ。「武幻」と呼ばれる、ブーメランを2つ組み合わせた
ような道具がグニャグニャと生き物のように動き出す様は
なんとも気持ちが悪い!
失礼を承知で素直にその感想を伝えたところ
「最高のほめ言葉です!」とニッコリ応えてくれた。
一番好きな道具、コンタクトボールを手のひらで操れば、
冷たく、無機質なボールたちが命を吹き込まれたように
クルクルと回りだす。
「物を投げないパフォーマンスをしたいんです」そう語るポテは
無重力の魔術師なのかも知れない。
(ミーコ)
2010/11/07 01:21 PM
静岡の空に描く恋物語/ソルソラ
ソルソラは2008年にペアを組んだ日本人とフレンチカナディアンのユニット。鮮やかに静岡の空に恋の物語「アンシャンテ」を描き出しました。二人の出会いをコミカルに描く導入部、トモコのトラピーズ(空中ブランコ)、ミシェルのチャイニーズポール、そして最後はトモコのティッシュ。静岡の地上に空に、恋の物語を描いていました。
ユニットの名前の「ソルソラ」、「ソル」はフランス語で「地上」、ソラは日本語の「空」、このパフォーマンスにふさわしいユニットの名前です。
「このショーのインピスレーションは、二人の経験からなんですよ」と語るミシェル、その表情がすごく印象的でした。
セットは二人が車で簡単に移動しやすいように設計し、コスチュームはトモコが自分で作ったということで、ただパフォーマンスをするだけではない「プロフェッショナル」の仕事をかいま見ました。
演技中には二人の呼吸をあわせた演技をするため、お互いの表情を互いにみながら進めているとのこと。確かに拝見していて「こりゃ二人の息があってないと絶対できねぇなぁ」と、ファインダーを通して見ていました。
恋は山あり、谷あり、そしてスリルあり。
二人のパフォーマンスはまさに二人が描く「恋の物語」なのかもしれません。
……で、このエントリの中の人ははって?聞かないでください(汗
(な)
2010/11/07 01:16 PM