Festival Report フェスティバル レポート 2009
静岡のために、カナダから(自費で)参上! / 矢部 亮
大道芸ワールドカップに毎年欠かさず参加している矢部亮。
今年ももちろん例外ではなく、カナダの公演の間を縫って静岡に戻ってきてくれました!
懸念されていた雨こそ降らなかったもののジャグリングの大敵たる強風にあおられ、いったんは「いつも通りのパフォーマンスはできない」との言葉も出ましたが、そこは世界チャンピオンの矢部亮、案ずることなかれ。華麗なボールジャグリングに始まり、三つものディアボロを自在に操るトリックで観客を魅了、「この天候なら十分の出来」とのことですが、十分過ぎるほどカッコいいパフォーマンスでした。
当然ながら投げ銭タイムの後もサインと写真撮影を求めて長蛇の列ができたのですが、その中にちらほらとディアボロにサインをねだる子供たちがいることに気づきます。実は今回のワールドカップでは彼のパフォーマンスとは別に、矢部亮プロデュースのディアボロショップ、体験ブースが設置されており、そちらも子供たちで大盛況。矢部亮は自身の夢として「日本のショービジネスはまだまだレベルが低いし、自分も含めジャグリングの知名度も高くはない。少しずつ裾野を広げて、日本のジャグリングを盛り上げていきたい」と語っています。彼自身も子供のころは八時間以上も練習していたそうですが、もしかしたらあのブースで熱心にディアボロをまわす少年たちの中から「第二の矢部亮」が生まれるのかも!?ぜひそちらの方にも足をお運びください(場所は駿府公園内パフォーマンスポイント7のすぐ脇です)。(Nagapong)
2009/11/01 03:51 PM
日本伝統芸能集団ここにあり/ジャパニーズサーカスシアターうんぷてんぷ
日本伝統芸能を広め、知って貰うために日本の伝統芸能を行う大道芸人が3年
前から集まって結成した集団です。
構成メンバーはsubmitのヨーコとガッツと、仙丸、セ三味の萩原遼とピエール小
野の計5名。
リーダーのヨーコさんは、「伝統芸能と聞いて、敬遠してしまう人にも興味を持っ
てほしい」と熱く語ってくれました。
ちなみに静岡に来たからには桜海老とうなぎを食べて帰りたいとのことです(セ
三味の萩原も桜海老を食べて生きたいとのこと)。
三味線、笛、太鼓による演奏にのせて、ハンドバランスやローラーバランスを行う
sublimitの二人。 観客はバランスを崩してアスファルトの上に叩きつけられはしな
いかとハラハラしながら見ていました。もちろん演技終了後は良い絶叫を観客の皆
さんが聞かせてくれました。
太鼓の演奏、傘の上で枡や輪っかを回し、口で銜えた撥の上で土瓶を回す多芸
な仙丸。撥に板に茶碗、一体どこまで乗せるんだ思うほどのあごで、バランスのと
るのがうまいうまい。
「演奏の出来はいつも満点です」と自信に満ちた答えをくれたセ三味の二人は、
三味線をフライ返しや三角定規で弾くという離れ業を披露してくれました。きっとこ
の二人は撥を忘れて演奏できないなんて心配とは無縁のことでしょう。
海外発祥の大道芸を披露する芸人が多い中、多くの観客が日本の伝統芸能に歓声を上げてました。(トワ)
2009/11/01 03:23 PM
新ネタ到着!!!見逃すな!!! / サンキュー手塚
偶然か、はたまた必然か。パンフレット39ページのサンキュー手塚は今年で参加39回目!?
・・・なんて、そんなことはないですが(笑)
パントマイムで独特な世界観を表現し、静岡を魅了し続けてきた彼は、毎年新しいネタを用意してやってきます。
「新しいネタを期待してきてくださるお客さんもいれば、過去のお気に入りのネタを見たいとおっしゃるかたもいる。
兼ね合いが難しいけど、今は新作3、旧作1くらいの割合でやらせてもらってます。」
そう語る彼が今年用意した新作は、
食料自給率が低下している日本のために立ち上がったスーパースターのお話と、
犬を思い続ける飼い主のお話。
で、極めつけは、大好きな野球のボールに感情移入しすぎたために出来上がったお話。
実はこのボールの話、まだまだ未完成だとか。
「お客さんに育ててもらってます。」
の言葉どおり、お客さんの反応を見て、日々改良しているそうです。
お客さんの反応次第では、最終日にこのお話が見れなくなる可能性も・・・。
向上心の塊のような彼のパフォーマンスは、回を重ねるごとに進化していきます。
今日見に行ったからといって、明日見なくていいとは限らない!!!
さぁ今すぐ手塚ワールドへ!!!
(saori/shige)
2009/11/01 02:39 PM
マジシャン?ダンサー?それともアクター?/Mag Lari
オープニングの音楽とともに
タキシード姿になぜか紫の靴を履いたマグラリが登場。
キラキラと反射するリングをみるみるうちにつなぎ
あっという間に観客の心をひきつけたと思いきや、
いきなりパントマイムに早変わり・笑。
音楽に合わせて気持ちよさそうに踊るマグラリの姿に
観客もみるみるうちに笑顔に!
その間次々と繰り広げられるマジックもミラクル☆
後半は男の子に生卵入りの帽子をかぶせたり(!?)
お父さんを巻き込んでみたりと
会場全体で大盛り上がり!
屋外でパフォーマンスすることについて
「360度オープンだから難しい場所ではあるけれど、
良いアーティストは、どんな場所でも最高のパフォーマンスをするものだから。」
と笑顔で答えてくれたマグラリ。
マジシャン?ダンサー?アクター?
いろんな顔を持つ彼に、ファンへのメッセージをお願いしました。
「たくさんのアーティストの中から、ぜひ僕のパフォーマンスを選んで見に来てほしい!」
見に行きますとも!
いちファンとして!!
(ino)
2009/11/01 02:19 PM