Festival Report フェスティバル レポート 2008
四方の鉄棒で繰り広げられる台詞のない物語/ロカシュコフ トゥループ
四方で囲まれた鉄棒(280cm)でパフォーマンスする「ロカシュコフ トゥループ」。
男女4人でパフォーマンスをやるはずだったが、1人が足を怪我したため3人でのパフォーマンスとなった。
音楽にあわせて、台詞の代わりに鉄棒を使い、物語は繰り広げられる。
この物語のテーマは「FriendShip」といっている。
鉄棒を使って、飛んだり、その上に立ったり……
どれもお客さんを驚かせるパフォーマンスだった。
このパフォーマンスで難しいものは?と訊いてみると、
「全部」とリーダーは答えてくれた。
確かに、何分も鉄棒でパフォーマンスをすることは難しいことだろう。
普通の人なら1分もしないでこの鉄棒から落ちてしまうだろう。
しかし、彼らは普通の人ができないようなことをお客さんの前でやっている。
そんな彼らのパフォーマンスは見る価値があるだろう。
驚くこと間違いなしの「ロカシュコフ トゥループ」のパフォーマンス。
ぜひ、足を運んでみては?
(静流)
2008/11/02 05:47 PM
機械のような動き&お客さんと一体/デュオ フラッシュ
ワールド部門のウクライナ出身の2人組み「デュオ フラッシュ」。
一番初めはお客さんを1人呼び、3人で腕立てなどの準備体操。
そして、2人がかりでお客さんを宙返りさせた!!
お客さんは怪我ひとつなく、2人の手をかりて、宙返りができた。
後半は2人が音楽にあわせて狂いのないダンス。
まるで、機械のように2人とも息の合った動きでお客さんを驚かせ、感動を与えていた。
音楽の選びかたは、なるべく速いテンポのいい曲を選んでいるという。
そして、お客さんからの拍手をエネルギーにし、2人のダンスはできているという。
1人は5歳から体操をやっており、もう一人も5歳からサーカスをやっていたという。
2人の出会いはサーカスの学校で同じクラスになり、先生がこの2人を組ませたという。
2人のパフォーマンスをお客さんたちはどう見ているかというと…
「すごくよかった。遠くから来た甲斐があった」とうれしそうにいっていた。
これからもこの2人のパフォーマンスはお客さんに驚きと感動を与えるだろう。
2人のダンスを楽しめるだけでなく、あなたもこの2人と一緒にダンスなどを楽しむことができるだろう。
(静流)
2008/11/02 04:38 PM
国も性別も超えて、伝えたい♪/ローラ ハーツ
「私、全てを超えて伝えたいの!」そうビッグスマイルで伝えてくれたローラ!
「私はフランスに居る女性だけれども、国境も性別も宗教も全てを超えた
とってもニュートラル(中立)な立場でパフォーマンスをしている」と本人は語る。
確かに彼女のコミカルでエネルギッシュなパントマイム劇は様々な表情を持ち、
劇中も絶えず演技のカラーが変化していった。
男性的な力強さ、子供のような無邪気さ、女性的な艶のあるポージング、
表情はくるくる変わり、常に観客を巻き込んでいく元気なパフォーマンススタイルに
思わずこちらもビッグスマイル!!
チャーミングな仕草とキュートで高音な声が、女性クラウンであるローラの個性を創り、
彼女の世界観を確立!さながら不思議の国のローラといった感じだろうか…!??
最後にローラから大道芸人を目指す子供達へ、
「自分の中の心の声を聞いて欲しいわ。そしてそれを信じて受け止めるべきよ。
あなたの想像と夢を体現してちょうだい!♪」
“ローラ in ワンダーランド”はこうやって創られた!
(記事:kana)
2008/11/02 02:51 PM
現れたのは…/アンドレイ&ルスラン フォーメンコ
現れたのは、シルクハットの黒伯爵と下僕らしきふたりの男! あれあれ、と思ううちに下僕のほうは短パンだけに脱がされてしまった。油断もスキもないきょうだいが、互いに入れ替わりながら見せてくれるトリック。いつのまに? 伯爵(兄)の手にしていた紐は、気合とともに結び目だらけになった。いつしか、両はじにボールのついた紐で弟のジャグリングがはじまる。頭上に100円カサをのせて高速ジャグリング!県庁をのぞむ駿府公園の秋空に、華のように舞うボールたちが、みなさんのまぶたに焼きついたはず。公演後も息をはずませながら、インタビューに応じていただいた。「兄弟だからね、協力して練習しているよ」「ぼくの想像なんだけど、落ち着いて、お父さんお母さんの言う事をちゃんと聞いている子なんじゃないかな、いいパフォーマーになれるのはね」。ありがとう、アンドレイ!おつかれさまルスラン!
(TransAm)
2008/11/01 06:23 PM