Festival Report フェスティバル レポート 2007

これぞ、大道芸の原点! イエン タウン フールズ

のんびりとした、けれどどこか豊かで軽快な音楽が流れる中でパフォーマンスが始まると、人々の輪は次第に大きく、大きくなっていきました。
ダンス、サックスとドラムのパフォーマンスを経て、友情と感動のボクシングパフォーマンスでのクライマックスを迎えるころには、観客もイエン タウン フールズもテンションは最高潮に!
新静岡センターのステージは、買い物帰りの女の子たちや学校帰りの子供、帰宅途中のお父さんたちでいっぱいになっていました。

「静岡でやるのは初めてです。不思議と、『緊張』というよりは平穏な気持ちですけど(笑)」
イエン タウン フールズの びりはパフォーマンスの直前、穏やかな笑顔でこう語ってくれました。

そもそも、別々の動機でパフォーマーを目指し始めた二人。
のっぽの びりはチャップリンの影響、まぁるいブッチィーはお笑いの世界にあこがれていたそうです。
5年間一緒にパフォーマンスを共にしてきただけあって、パフォーマンスの息はぴったり、とても仲がよさそうな二人。
私生活では…?という質問に、「私生活でも家族ぐるみの付き合いですよ」と笑い合い、オフの顔をのぞかせていました。
 
「人を馬鹿にしたりコケにしたりする、誰かを傷つける笑いは苦手なんです。クラウンという形で、もっとシンプルであったかい笑いがあふれるパフォーマンスをできたら」と話す二人。
その言葉通り、わかりやすくてコミカルな笑いは特に子供たちに大人気で、大きな歓声と笑顔に包まれていました。

誰もがほっと笑いをこぼし、やさしい気持ちで会場を後にする。これぞ、大道芸の原点ではないでしょうか。

(mei)

2007会場レポート / 2007パフォーマー オン部門
2007/11/02 06:48 PM
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