Festival Report フェスティバル レポート 2017
壁で繰り広げられる世界/インセンソ
インセンソはフランスから来た男女2人組です。
ワイヤーで体をつるして壁を舞台に演技をします。
演技が始まる前、既に大勢の人が今か今かと待ちながらにぎわっていました。
音楽がかかり始め、演技が始まると辺りは不思議な雰囲気に包まれます。
ゆったりと落ち着いた雰囲気の音楽が演技と結びつき、観客を魅了します。
ついつい彼らの世界に引き込まれてしまいます。
1人はタンゴダンス、もう1人はクライミングをしていた経験を混ぜ合わせ、他のアーティストには真似できないパフォーマンスを見せてくれます。
2人は2005年にワークショップで出会い、それから一緒に活動をし始め、様々な場所で活躍をしてきました。
今回の舞台、静岡はとても暖かく天気も快晴でとてもやりやすいですと言っていました。
パフォーマンスをするときに、雨が降っていて壁がガラスや鉄でできていると足が滑ってやりずらい、ですが、今回はもともと小学校として利用されていた施設だったので、全く滑らずにいい演技ができたそうです。
また、見に来てくれたお客さんも温かい拍手で迎えてくれてとてもやりやすかっと言っていました。
毎回パフォーマンスをする壁が異なるため、パフォーマンスごとに異なる楽しみがあるそうです。
いつもどのような気持ちで練習しているのかと聞くと、「strong desire(強い欲望)を持っている。」と答えて下さいました。
常に上を目指して努力している2人は、パフォーマンスには、「Yes,we can!(私たちは出来る!)」という気持ちで望んでいるそうです。
パフォーマンス中は幻想的な雰囲気の2人だが、話を伺うと気さくで楽しく話をしてくださいました。
観客の方々のサインや写真にも丁寧に対応してくださる素敵なアーティストでした。
高いところでのパフォーマンスなので多くの方が楽しめると思います。
幻想的な世界に連れて行ってくれる2人のパフォーマンスを、ぜひご覧ください!
(Ryon)
2017/11/03 06:09 PM