Festival Report フェスティバル レポート 2013

青空の下の恋のお話/Heloise&William(エロイーズ&ウィリアム)


彼らのステージの周りだけがすこししっとり涼しい風がふくように感じた、まだ少し暑い大道芸1日目の午後。
昨年も来静し、多くの観客をとりこにしてブロンズ賞まで獲得した彼らのショーが
今年もここ静岡でさらに多くの観客を魅了するためにやってきた。


冒頭では
お互いが反発する磁石のようにそっぽを向き合っていたかと思えば
ポールの上ではお互いを信頼して難関を乗り越えるなど、まるで恋人たちの物語をみているようである。
「僕らの心から込みあがってきた感情、その感情に基づいておきたことをそのままをこのショーにしているんだ」
と、パフォーマンスは彼らの感情の変化に影響しているため、毎日少しずつ変わっているようだ。




ポールの上で女性(エロイーズ)がポールから足を離し、両手だけを男性(ウィリアム)に預け宙ぶらりんになる技。
2人そろってポールの一番上から急降下する技。どれも’経験、練習’だけでは説明ができないようなものばかりだった。
パフォーマンスの間も常にお互いの目をみている姿や、まるで彼氏が彼女をいとしく扱う手の動きはの演技からは
彼らの間にある’信頼する心、お互いを愛する心’を目に見えるように感じることができた。

選曲にもこだわりがありThe XXの"Crystalized","Infinity"を選んだ理由を
「彼らの完璧すぎないところが、私たちのショーの間の関係の不安定さをあらわしているわ」
とかたる。

視覚、聴覚と心で観るエロイーズ&ウィリアムの恋の物語に
あなたも一日目からどきどきさせられてみてはいかがだろうか。




2013フェスティバルレポート / 2013アーティスト ワールドカップ部門
2013/11/01 03:11 PM
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