Festival Report フェスティバルレポート 2025

レジェンドの帰還 / タカパーチ

静岡のお客さんにはお馴染みの方も多いであろう、人間ジュークボックスのタカパーチさん。

最終日 (11/3) は、青葉キリンポイントのさらに先、アイワビルの前に青と赤のボックスが設置されていました。

※「人間ジュークボックス」とは?

1曲につき200円のコインを投入口に入れて曲のリクエストをすると、ボックスの中に入っているタカパーチさんがトランペットでその曲を演奏してくださいます。

通常のジュークボックスは機械が自動でレコードをかけますが、人間ジュークボックスは生演奏が聴けてしまうのです!


一度リクエストが入ると、次々とコインを握って順番を待つ人が続きます。

1993年に初めて大道芸ワールドカップin静岡に出演した時は、2時間近くお客さんが途切れなかったこともあるそう。

取材中、あるお客さんがリクエストされた曲は「大道芸人」というタイトル。

初めて聴く曲でしたが、優雅で少し物憂げな、とても美しいメロディでした。

後からうかがうと、なんとオリジナル曲とのこと!

神奈川県横浜市の歴史ある大道芸フェスティバルである野毛大道芸の初代プロデューサーであるIKUO三橋さんが書いた詩に、タカパーチさんが曲をつけたのだそうです。

詩の内容は、三橋さんがフランスでパフォーマンスやスタチューをされていた時の様子を表現されているとのことです。

レパートリーは他にも、往年の名曲から最近の曲まで盛りだくさん。取材時には、「ちびまる子ちゃん」や「コーヒー・ルンバ」などが聴けました。

テレビの取材で「宇宙戦艦ヤマト」を演奏したら、今年はヤマトのリクエストが多かったそうです。

ジュークボックスにかけられたメニューから、お好みの曲を探してみてくださいね。

パフォーマンス後にも関わらず、たくさんお話を聞かせてくださったタカパーチさん。これからもずっと、秋の静岡の街をトランペットで彩ってほしいです。

(みすず)


フェスティバルレポート2025 / アーティスト ウォーキングストリート
2025/11/03 14:56