Festival Report フェスティバル レポート 2024

大道芸のみんなへVielen Dank! / Cia. JoCa

プレミアムステージ。
通常とは違う特別なショーが見られるこの会場で、今日もアーティスト達がパフォーマンスを催していく。

三日目となった今日は、ドイツ出身の二人組パフォーマー、Cia. JoCa(コンパニア・ジョカ)がトップバッターとなった。



彼らの相棒は巨大リングと鉄のポール。
あの手この手でリングを駆使し、観客を魅了していく。
そんなリングの動きは、もはや一種の乗り物、もしくは生き物にさえも見えてくる。

そしてそれを操る二人は、ポールを使って回転したりして、お客さんの驚きをさらに強くする。
全身を余すことなく活用した大胆なアクロバットを魅せてくれると思いきや、たまにうまくいかなくてふてくされるおちゃめな一面も。
この達人が目の前に現れた時、皆驚きの表情を隠すことはできないだろう。



そんな二人は時折、陶器でできたポットでお茶を淹れている。彼らのおちゃめさを象徴するこのティータイムは、どこか懐かしさ、安らぎを感じるものである。

今回が大道芸初参加となったコンパニア・ジョカの二人。
普段とは違う日本での舞台公演に緊張したものの、ていねいに歓迎してくれる観客から元気と勇気をもらったという。

「この経験をきっかけに今の技術を改良し、将来は世界中の国で公演していきたい。大道芸を支えてくれたみんなにVielen Dank(ドイツ語で「どうもありがとう」)を送りたいよ。」

観客からの拍手や反応は、二人に届いていること間違いなしだ。



(つーさん)

2024フェスティバルレポート
2024/11/03 05:34 PM
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