Festival Report フェスティバル レポート 2024

皆さん元気な50代!? / くるくるシルク

大道芸ワールドカップに十三年ぶりにくるくるシルクさんたちが帰ってきました。

今日は雨で会場の市民文化会館は少しどんよりしていました。晴れの日の方がもちろん思い切りできていたと思います。ですが、そんな中でも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

お手本のブルーさん、それに合わせるイエローさん、マイペースなレッドさんと三人のそれぞれの性格が最初からパフォーマンスに表れていました。

ボールを取り出すにしても変なものを出したりと、少しおっちょこちょいの様なレッドさん。
ブルーさんはしっかりしていると思ったら、ボールを自分の後ろに全部投げてしまうなどその場の勢いに身を任せてしまいやすい様です。
今度はイエローさんが急にマイクを手に取り、少し毒舌のトークを始めました。その内容は毒舌というよりも自虐のようで「老体に鞭を打っている」など聞いているほうが心配になりそうでしたが、お客さん達を奮い立たせるようなトークでどんどん盛り上がっていきました。

パフォーマンスが終盤に入り、動きが激しいものになっていきました。

二人でレッドさんを肩にのせて、くるくると回り始めたかと思えば、次には着ていた上着を脱ぎ、気合十分になりました。ヘルメットも被って安全確認した後、打合せ通り(?)にお客さんを巻き込んでいきました。

動きが激しいものになったためか、イエローさんは後ろで息切れしているのが見えてしまい、レッドさんは頑張っていましたが、おっちょこちょい度が少し増したようでした。

ブルーさんはイエローさんに乗せられた様に大技を披露したりと、それぞれの面白さが更に増しているようでした。

パフォーマンス後のインタビューで、「いつまで続けたいですか」という質問をしたところ、ブルーさんが「70歳まで続けたい」と言っていましたが、レッドさんは「誰かに止めてほしい」と言っていました。
ですが、長い間共にしてきた中だからこその信頼があるとも言っていました。

よく見ていれば、もしかしたら次はこんな行動をするのではないかと予想を立ててみると、もっとパフォーマンスにのめりこめると思います。

予想通りだったら心の中で「おっしゃ」とガッツポーズをしてみてください。もしかしたら、その予想を上回るかもしれません。また拍手と歓声があればもっと盛り上がること間違いないと思います!

くるくるシルクのショーでは、そこに集まった人全員が登場人物。

その物語に大きく関わってくるのはあなたかもしれないし、隣の人の物かもしれません。選ばれた時に変わった行動をとってみるのもありかもしれません。

どんな物語になるのか、ぜひご一緒に楽しんでいってください。



(後日、天気の良い日に撮った写真です)





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2024フェスティバルレポート / アーティスト ON部門
2024/11/02 05:46 PM
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