Festival Report フェスティバル レポート 2019

艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)/kana∞・izuma ・めりこ

大道芸2日目のプレミアムナイトショーをご覧になった方はいるだろうか。ダメじゃん小出とkana∞・izuma ・めりこの共演。美女と野獣がプレミアムナイトショーの進行を行った。このスペシャル企画からもう一つのスペシャル企画が人知れず始動していた。それが、静岡大道芸が誇る美女三人、kana∞・izuma ・めりこ夢の共演だ。



ナイトショーの内容は当日発表となるため、急な発表に驚いた方もいるかもしれないが、そもそもこの企画が決まったのも2日目のプレミアムナイトショーの後だったらしい。こんなサプライズが待っているのが大道芸がナマモノである証左であり、醍醐味だろう。ナイトショーの情報はガイドブックにすら載っていない、発表は当日の午後、ホームページで確認できるため来年はぜひ大道芸ワールドカップのホームページを見て欲しい。



3人の舞によってはじまった彼女たちのパフォーマンス。美女三人がコラボレーションをするだけでも期待が高まるが、注目すべきはその世界感である。和風マジックのizuma、八百屋お七を題材としたポールダンスで有名なめりこ、そして静岡大道芸15年目を迎えるkana∞。それぞれの強みが和というコンセプトのもと文字通り和し、大道芸最終日を締めくくるにふさわしいパフォーマンスとなった。



女性の持つ、しなやかさ、美しさ、情念。その3つを体現したような彼女たちのパフォーマンスは夜の闇と炎に照らされて、艶やかに、そして儚く舞い踊った。



Y.K.Kobayashi

2019フェスティバルレポート
2019/11/04 04:30 PM
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