Festival Report フェスティバル レポート 2018

友情と幸せの空中ブランコ/Megan&Lauren(メーガン&ローレン)

富士見芝生広場に現れたクレーン車2台と
そこから吊り下げられた空中ブランコ。
スケールの大きなパフォーマンスで観客を魅了したのは
二人のアメリカ女性である。



メーガン(写真;ピンクの服)とローラン(青い服)は
明るくフレンドリーな女性。
エアリアル(空中ブランコ)を使用した演目を
愉快で楽しい雰囲気で演じている。
この手のパフォーマンスには珍しいが
悲しげなロマンスとはまた違った魅力を楽しめる。
「私たち二人の間の友情と平和を
お客さんと分かち合いたかったの」と二人は語る。

元々サーカス学校の生徒だった二人は
2014年にチームを結成。
それからたった4年とは思えないほど
息の合ったパフォーマンスは
「とにかく練習、あと一緒に楽しく
時間を過ごすこと、それから
演技中のアイコンタクト」だという。

インスタ使用者である彼女らは日本を気に入ってくれたようで
静岡の象徴「富士山」を含め
日本のさまざまな写真を投稿してくれたようだ。

ぜひ一度、会場で陽気なメーガンとローランによる
ダイナミックかつ複雑な抜群の
コンビネーション技を見てほしい。
目が釘付けになることまちがいなしである。(Yayoi)

2018フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2018/11/03 06:37 PM

チェーンソーをぶん回し、口から火を吹くクレージーな男 /Performer SYO!

初っ端から、火のついた松明5本でジャグリングをし、小さなディアボロを天高く打ち上げる男。
この人は、そこらへんの大道芸人と一味違う!素人の筆者もそのように感じた。

それもそのはず。この男、2015年にバンコクで行われた大道芸の世界大会でチャンピオンに輝いた実力派。

8歳の時に、ジャグリングに目覚め、大道芸ワールドカップin静岡には14歳の時に初参加。

演技終盤、筆者が衝撃を受けたのが、口に灯油を含み、松明に向かって吹きかけたことだ。炎は大きく燃え盛る。

危険を顧みない、クレージーな男。彼には、こんな言葉がよく似合う。
(だが実際は、日々の鍛錬で慣れているとか、いないとか・・・)

さらに、ユーモアに富んだその話術が、観客をひきつける。お笑い芸人のみや○んを想起させる。
今後の目標は、ワールドカップ部門で出場すること。若い彼の活躍に、今後も目が離せない。

彼の魅力は、言葉だけで表せるものではない。ぜひ一度、迫真の生演技をご覧あれ!!

ちなみに、イベントに行くたびに髪型が変わっており、観客から「写真と違うじゃねーかー。」と言われるそう。
お茶目な彼の髪型にも注目あれ!
(ピーキノ)

2018フェスティバルレポート
2018/11/03 06:28 PM

With the Audiences and for Pleasure/Kerol

Kerol, a 37 years old Spanish male performer. One of the best in the world. He mostly perform juggling and beatboxing, but it does not end there. He even puts humor in it too. He entertains people by converting humor with both beatboxing and juggling and also making the audience a part of his show. In his beatboxing, Kerol first shows his own spectacular skills and then starts to make all of the audiences get involved to that show. While doing that he even makes jokes to entertain them of cource, but also to soften the atmosphere to let the people participating, feel easy to perform with Kerol. Later on, he juggles, where he shows off his great techniques; slowmotion juggling, reverse juggling and other amzaing tricks. His jokes are really good and unique, he even makes people from other countries laugh.





Kerol starts perofming becasue it was fun and he learned all of the tricks by himself on the streets. After few years, he joined a circus in France that teached him how to act and how to make a show.
He is so active and a very truthful man. People can know it just by looking at his performance. This proves how amazing his performance is. Kerol said "Pleasure and Fun is the most important thing for my performance". He said those two are the reason why he has performed for over 10 years, the reson why he can make people laugh and himelf too at the same time, and lastly, the reason why he can have fun with also giving fun to people.
A great quote made by one of the greatest performer in the world.

(Quali)

2018 Festival Report in English / Artist
2018/11/03 06:21 PM

空高く舞うディアボロ/チーハンチャオ

こちらはディアボロを巧みに扱う台湾から来日したチーハンチャオ!ディアボロとは、こまを回転させるジャグリングの一種です。大道芸ワールドカップin静岡では体験・購入も出来るので、静岡県民には馴染み深いものではないでしょうか?しかし、何度も大道芸を見てきた静岡人の私でも、彼ほどディアボロを巧みに使いこなす人を見るのは初めてです。まず、動きが速すぎて扱っている縄が見えない…まるでディアボロがずっと空中を浮いているかのよう。大技では2つのディアボロと縄を体の一部のように使いこなす見事なパフォーマンス。それもそのはず、7歳の頃からディアボロを始め、1日6時間の練習をこなし、披露の機会に備えているのだとか。音楽と合わせたその動きは、観客の歓声によって場に一体感を与えます。

ぜひ皆さんもチーハンチャオのパフォーマンスを見て、一緒に盛り上がる感覚を楽しみましょう!
(まな)

画像回転のためアップしなおし

2018フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2018/11/03 06:17 PM

観客と一緒に、そして栄光のために/ケロル

ジャグリングとコメディ、そしてビートボックスをまぜた他にはないパフォーマンス。ビートボックスをしながらのリコーダーは、独創性がありとても面白いものだと感じました。
スペイン・バルセロナ出身のケロルは、静岡に来たのは今回が2回目。昨年初めて静岡に来て、シルバーメダリストになっただけあって彼のプログラムはメダリストらしいものでした。




ビートボックスに観客を取り込み、観客全員でひとつの演技を行ったり、合間にマジックを混ぜ、ビートボックスを行いながらのパフォーマンスをしたり。約15分間の演技時間にたくさんのパフォーマンスが詰め込まれていて、とても魅力的で、充実した演技ですので、ぜひ会場に足を運んでみてください。あえて詳細は記載しませんが、絶対に感動を味わえます。

今までとは違ったパフォーマンスを見たい方におすすめです!!!

(大道芸太郎)


2018フェスティバルレポート
2018/11/03 06:09 PM

"Hippo in the City?" Teatro Pavana

Do you remember a giraffe suddenly appeared on the street of Shizuoka during Daidogei World Cup a few years ago? Twice with the giraffe, once with the ostrich, and this fourth time, Teatro Pavana is back to Shizuoka with a lovely hippo, Nellie! Teatro Pavana is a street theater company which was founded in 1993. Judith, Giulia, and Alkisti are participating in Daidogei World Cup this year.

Nellie the Hippo catches people's eyes just by walking on the street with the zoo keeper Alkisti, and there were always crowds of people around Nellie. Why they chose a hippo? They answered, "through performing various acts, we really enjoyed making animal masks and costumes." "Also", they added, "we make other animals such as a giraffe and an ostrich, but hippo is a very theatrical animal with a big mouth." Adding to the physical appearance, Nellie has lovely, silly, and sometimes a bit naughty character that everyone loves.



Both today, November 3rd, and tomorrow, November 4th, Teatro Pavana will be performing on Walking Street 2 in Down Town Area. Please look forward to the random encounter with Nellie the Hippo!



Teatro Pavana
http://teatropavana.com/

(Nana)

2018 Festival Report in English / Artist
2018/11/03 06:03 PM

そのパフォーマンス、夢かまぼろしか/izuma

手のひらからこぼれる、無数の花びら。
何度あふれても、つねに水で満ちた杯。

虚空からモノを生み出すかのようなizumaのパフォーマンスに、観客は息を呑むばかりだ。



"和風手品師"を称するizumaは、世界大会日本代表としても活躍する実力派マジシャン。
しかし、ただいくつものマジックを披露するだけでなく、花や灯篭などを用いた独自のパフォーマンスを組み合わせて"大道芸"を完成させている。

「技術や正確性を競うのも大切です。でも、そのときの空気を味わいながら演じられる大道芸も大好きなんです」と話すizumaさん。
特に静岡の観客は「楽しもう」という意識が高く、大きなやりがいを感じるという。



また、izumaさんのパフォーマンスは和風テイストであることも特徴だが、「切なくはかない、情緒にあふれた世界観が好きで、それで和にたどり着いたんです」と打ち明けてくれた。



高度なマジックと美しい所作が紡ぐ約25分間は、まるで夢まぼろしであるかのようにすり抜けていく。




(yoko)

2018フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2018/11/03 05:45 PM

かぐや姫が静岡に下りてきた!/めぐみ梨華

「きれいなお姉さんがやってるパフォーマンスが見たい!」
そう思い向かったペガサートビル前。十二単のような衣装を身にまとっためぐみ梨華さんがそこにいた。ステージが始まる前からなぜか神秘的な雰囲気に包まれ、お客さん全員が静かにパフォーマンスの開始を待っていた。



かぐや姫が地球にやってきてから月に帰るまでを描いた今作品。小道具や衣装が変わることなど、一つ一つに意味がこめられている。
ディアボロ=投げたり、複数個操ったり…。そんなイメージだったが、彼女のパフォーマンスを見てイメージががらりと変わった。
まるでディアボロと戯れているようなとても美しい演技で、拍手するのも忘れて見入ってしまった。



パフォーマンスの印象から、とても静かな方かと思ったが、いざインタビューしてみるととても気さくで笑顔の素敵な方だった。
今年は二回目の参加で、本大会を「私にとって特別なフェスです。」と語ってくれた。

美しい演技からダイナミックな演技まで幅広い顔を見せてくれるめぐみ梨華!(呼び捨てでごめんなさい!)
演技の印象と実際の印象のギャップにメロメロになってしまう人が多発するだろう!!!!!




(味)

2018フェスティバルレポート
2018/11/03 05:37 PM

親子で描く美しい高速ジャグリング

空中を超高速で飛び交う銀色の物体。そう、ジャグリングのクラブである。
そんな超高速ジャグリングを繰り広げるのが、マリオ&シャロン ベロウセクの二人。実はこの二人、父と娘のデュオジャグラー。2013年の本大会では審査員特別賞を受賞した、参加二回目の注目すべき親子である。
速さ自慢の父、マリオはジャグリング暦35年。彼の投げるクラブはまるで一つ一つが意思を持っているかのように、マリオの体の回りを目に追えないスピードで複雑に踊りまわる。



しなやかな体を使った、美しいジャグリングを繰り広げる娘、シャロンはジャグリング暦10年。彼女の投げるクラブは父のように速くはないが、全身を使い美しいクラブの軌道を描く。



彼らの家系は1750年代からづづくサーカスアーティスト。シャロンはなんと9代目。古くから受け継がれてきたジャグリングの技術を残す上で、今回のように親子一緒に演じるのは重要だそうだ。
ジャグリングの特徴は人それぞれの才能が作り出す。マリオのジャグリングのスピードは誰かに教わったものではないのだという。同じ高速ジャグラーである母親の血がマリオ自身の体内に受け継がれているのだそうだ。それと同様にシャロンも自身の才能が描く、特有の美しいジャグリングがある。それぞれの異なるジャグリングが息ぴったりな親子により調合され、魅力あふれるパフォーマンスが生まれる。



彼らにとってのジャグリングとは何かと聞いたところ、それは、人生の一部で、愛する子供であり、情熱を注げるものだという。
2013年とは違い、ジャグラーにとっては好条件の屋内でのパフォーマンスがプレミアムステージで行われる。彼ら二人の更に進化したパフォーマンスから目が離せない!



(たろ)

2018フェスティバルレポート
2018/11/03 05:34 PM

閃きをエンターテイメントに!/池田洋介

大道芸ワールドカップ常連の池田洋介。今回は、「自分がやりたい!こんなのが見たい!」という芸をひっさげて今年も静岡に帰ってきた。

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池田洋介はアーティストとして顔の他に数学講師としての顔を持つエンターテイナーだ。だからなのだろうか、彼の演技は何気ないものを使いながらもその『閃き』によって全く新しい世界を作っている。

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特に彼の言葉を使ったパフォーマンスは、ネガティブな意味にとらえられることも見方を変えれば全く別の意味にとらえられるという「視点を変えてみること」を見ている人に提案する。また、今回は数学講師らしく数学パズルを使ったパフォーマンスも披露してくれた。「僕が目指す面白さはfunnyではなくinterestだ。」という池田洋介。今回も静岡の観客を驚かせてくれること必至だ。

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なお、本日11/3のプレミアムナイトショーでは以前、一緒に活動していた渡辺あきらとのスペシャルコラボも見られるとのこと。まだチケットには若干の余裕があるのでぜひプレミアムナイトショーで彼らのスペシャルショーを見て欲しい。

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Y.K.Kobayashi

2018フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2018/11/03 05:31 PM
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