Festival Report フェスティバル レポート 2017

情熱の赤い絵筆/ガンジスインダスドーダス


駿府城公園に突如現れた真っ赤な男は、ポーズを決め静止したかと思えば、動き出す。



そして人々の群れの中に何かをめがけて動き出したかと思えば、静止する。



彼がいつ、どこに、どれくらい動くのかは彼自身にもわからない。理屈ではなくすべて本能、否、もしかしたら彼には確かな何かがみえているのかもしれない。
会場という名の空間キャンバスに真っ赤な絵筆が踊りだす。
彼のパフォーマンスは言葉を超越し、見た者の心にそれぞれ違う感情を残していく。
笑い、感動、恐怖、疑問…それぞれ好きなように、思ったままに、素直に受け止めてくれれば良いと断言する彼は、生粋の芸術家。
近づきがたいけど近づいちゃう、怖いけど足を止めて見続けてしまう、そんな彼のひとつの空間芸術作品に触れた人は多くいるだろう。
パフォーマンスとインタビューを通して、私は彼の芸術性に深く感動した。
魅せるのはもちろん、自分が表現したいことの軸がぶれずに情熱を持ってこの大会に挑む彼の姿や真っ直ぐな視線に釘付けにされた。
まだ触れたことのない人には是非触れてほしいと思う。(natsuki)



2017フェスティバルレポート
2017/11/05 02:18 PM
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