Festival Report フェスティバル レポート 2016

絶妙な世界観から抜け出せない!/加納真実

強い日差しの中、彼女の登場を待つ多くの人たち。
もの悲しいリコーダーの音が会場に響き渡った瞬間、雰囲気は一変。
哀しくもあり、愉しくもあり、どこか懐かしさを感じさせる不思議な世界観に、観客は引き込まれます。
今年で11回目となる大道芸ワールドカップの出場。
青ジャージがトレードマーク、シュールな加納真実のパフォーマンスは、一度観たら忘れられないほどの中毒性があります。
そんな加納ワールドに虜になってしまったファンも多く、メニューが発表されるたびに歓声が上がるほど。
観客を巻き込んで繰り広げられる加納ワールドに、会場は笑いの渦に飲み込まれます。



最後は踊り狂う仮面姿の加納真実。
彼女はステージ上にお客さんを連れ込み、仮面姿へと変貌させてしまいます。
さらに、お客さんがお客さんへと仮面を伝染させ…!?
おもしろおかしく、狂気じみた光景に、会場は大盛り上がり!





観るたび新鮮に映り、新しい発見がある彼女のパフォーマンスですが、ご本人は「私はずっと何も変わらず、年を取っていっているだけ」と言います。
最近では海外でも活動をおこなっており、その反応もなかなかとのことで、今後の活躍も期待されます。

今日を入れて残り2日。来場される方にメッセージをお願いすると、笑顔で「気が向いたら来てください」と、ここでも彼女らしい回答が。
最終日もシュールな笑いを提供するとのことです。
日常を彩る少しのスパイスに、彼女の笑い、いかがでしょうか?

chipico

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/05 05:23 PM
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