Festival Report フェスティバル レポート 2016

おしゃれで陽気なひとりサーカス  / アイザックアボラー 

アフリカンリズムが流れてきて、
それにつられて観客も手拍子をはじめる。
その手拍子に合わせて舞台を体操選手の様に動き回る。
見たいるだけで笑顔にしてくれる陽気で明るい彼は
ガーナ出身のアイザック アボラー。

両足を肩に掛け手だけですいすいと歩いたと思ったら今度は
、テニスラケットの中をくぐり抜ける。
すずしい笑顔で
『これでもか!』と次々と自分の柔軟な体を見せてくれるので、
「どうすればこんなに曲がるの?」
とつい声を出したくなってくる。



Photo by UME

柔軟だけでなく、バランス感覚も抜群で
回るボウル(桶?)を持ちながら、
くねくねと体をひねって1回転。
あまりの鮮やかさで驚くしかない。




Photo by UME


足に手に顎にと合計10個のボウルを回しながら
バランスを保つのはかなり集中するそうだが、
誰も出来ない事を挑戦したいと彼はいう。
意外と負けず嫌いらしい。
もし、誰かが10個回すようになれば、
その上をいけるように準備をしているそうだ。




Photo by UME

ボウルは特別に日の丸バージョンを作ってくれた。
腕には、ガーナと日本の国旗を隣り合わせにした
ビーズで編んだブレスレット。
これも特別に作ってもらったそう。
衣装もこの演目に合わせてのコーディネイトしたというお洒落ぶり。

帽子はガーナの国旗の色で、
その国旗の由来を丁寧に語ってくれた。


こんなに自分の国に誇りを持っている彼を見て
私たちは自分の国についてや国旗の由来を語れるのだろうか?


彼は2008年にもエンダックスマラックスの1人として来静し、
今回はソロで2回目の出場となる。
静岡に来るのを楽しみにしていた彼と一緒にリズムに合わせてみませんか?








(みゅげ)

2016フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2016/11/04 10:35 AM
<<次の記事 前の記事>>