Festival Report フェスティバル レポート 2015
プレビューショー・レポートと今年のみどころ
「大道芸ワールドカップin静岡」は毎年開催日の前日のプレビューショーから始まります。今年は10月30日(金)夜にアーティスト、フェイスペインターなど64組が1500名の観客の前でパフォーマンスを行いました。お客様のなかにはステージの前列を求めて開場の36時間前から並んだ熱狂的な方たちもいました。各アーティストの持ち時間は60秒ととても短いにもかかわらず、どのアーティストもその最初の30秒で観客の心を掴む素晴らしいショーを見せてくれました。お客様は大道芸ワールドカップ常連のアーティストたちをフレンドリーな拍手とともに迎え、初参加のアーティストたちを期待の眼差しで包み込んでいました。
プレビューショーの特徴としていくつかのアーティストの特別なコラボレーションを見ることができました。日本のジャグリング界トップクラスのアーティスト達、矢部亮、天平、桔梗ブラザーズのコラボによるクラブジャグリングショーやウィッティー ルック、パフォーマー カナ、ダメじゃん小出とジャンルも異なるアーティスト達のこのステージだけの限定ショーを見ることができました。
一足早くショーを鑑賞してみて、今年のアーティストを楽しむポイントをまとめてみます。
ポイントその1 技と技の融合が生み出す独自の世界観
ワールドカップ部門出場アーティストから
④シャルロット ドゥ ラ ブロテク(フランス):エアリアルとアクロバットの融合により女性的な優美なショー
⑨ハイドラゴン(フランス):エアリアルと音楽の融合によりほっこりとした世界観をみせてくれます
⑬パオロ カイザー(チェコ):ローラーボードとアクロバットの融合により力強くマッチョなショー
オン部門出場アーティストから
④うつしおみ(日本):ジャグリングとエアリアルの男女ペアユニットによる情緒的なショー
⑭ザ スコビルズ(日本):男性ユニットによるブラックジョーク、アクロバティック、ジャグリングのミックス
31望月ゆうさく(日本):ジャグリングとタップを融合させたスピード感のあるショー
ポイントその2 ストーリー性のあるジャグリング
ワールドカップ部門出場アーティストから
⑧フランソワーズ ロッシェ(フランス):バトン7つのジャグリングの世界保持者。フランスの貴婦人を思わす優雅なコスチュームでバトンだけではなく日傘にリングやラケットも回します。
⑪カレン ブーレ&マイク ルクレール(フランス):男女ユニットが繰り広げるジャグリングショー。恋人の会話のようにバウンスボールを操ります。
32 モノ・ジャグリングショー タック!(日本):身近にある「モノ」を何でもジャグリングにしてしまう。生活のなかでジャグリングが身近になるショー。
ポイントその3 新しい大道芸
家康公四百年祭の記念して招待された3組のアーティストはこれまでの大道芸の枠を超えたスケールのショーを開催されます。
THEATER TOL(ベルギー/オランダ/日本/イタリア/ドイツ) 天使たちが生演奏にあわせて夜空を舞うショー。31日と1日のみの限定開催です。
ZOOMWOOZ ズームウーズ(ドイツ/スペイン) 映画を創る過程を見せるという劇場型パフォーマンス。市街地MIRAIEリアンにて配布の整理券によるで無料で鑑賞できます。
DELREVES VERTICAL DANCE CAMPANY(スペイン) ビルの壁をステージにして繰り広げられるダンスショー。札の辻にて開催。
(yuuki)
2015/10/31 11:56 AM